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講師で採用試験に受からない!採用率は?原因と対策方法は?元講師・教員が解説!

こんにちは。「gusare」編集部です。

小学校や中学校、高校の教員を志望しているもののなかなか採用試験に受からずに悩んでいる講師の方も少なくないかと思います。

今回の記事では、実際に講師として働いてきた経験や学校現場で教員採用試験を受け続けていた同僚の経験などを元に、講師の採用試験に受からない場合の原因や対策方法、講師の採用率などについて解説いたします。

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目次

【講師で採用試験に受からない!】

記事の内容に入る前に、筆者の経歴を紹介します。

社会人一年目…小学校の正規教員として就業
社会人四年目…正規教員を退職
社会人五年目…中学校で常勤講師を経験
その後小学校の時短講師も経験
社会人六年目…一般企業に就職
私は大学卒業後、正規教員として働き始めました。

常勤講師や時短講師の経験もありますが、講師をしていた時は教員採用試験を受けていません。

しかし、私が経験した四校すべての学校に講師が在籍しており、そのうち8割の講師が夏に教員採用試験を控えていました。

教員採用試験を控えている講師の年齢層は様々で、若手からベテランまで多くの講師が教員採用試験を受けていました。

(例)

「次で試験を受けるのは10回目」という方

「長年講師をしていたけど来年初めて教員採用試験を受けます。」という方

10回目の試験を控えていた先生は「いつも二次試験で必ず落ちてしまう。」と、長年合格できない苦しさを感じていました。

また、試験を控えた講師の先生が口を揃えて言っていたことは「日々の業務に追われて試験対策をする時間がない。」ということです。

常勤講師の先生は、正規教員と変わらず担任を持つことが多いです。

そのため、日々の忙しさから模擬授業の練習や面接対策が十分にできないとのことでした。

今回の記事では、周りの講師から聞いた体験談や自分が学校で働いたときの経験をもとに講師の教員採用試験事情について

・採用率
・教員採用試験に受からない原因や対策方法

などを解説していきます。

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【講師の採用率はどれくらい?】

ここでは、講師の採用率について身近な人を例に解説します。

講師の採用率と言っても、受ける年代や受験地域、受験する年の倍率にもよるため一概に採用率を出すことはできません。

しかし、私が勤めている学校ではおよそ7割から8割の先生が合格していました。

(すべて小学校における採用率です。)

知人の高校では、講師10人が教員採用試験を受けたところ2人しか受からなかった年もあるそうです。

このことから、中学校や高校の講師は合格者の枠が狭く受かりにくいことが分かります。

参考として、常勤講師の知り合いで試験を受けていた人の例を記載します。

(すべて小学校で勤務していた常勤講師の例)

・23歳 常勤講師 男性

→大学4年時に就活をしていたが、進路変更をして常勤講師になる。講師1年目の夏に教員採用試験を受け、合格した。

・24歳 常勤講師 女性

→大学4年時に就活をしていたが、進路変更をして常勤講師になる。2度目の試験で合格した。

・26歳 常勤講師 女性

→4回目の教員採用試験を受け合格した。

・35歳 常勤講師 男性

→11回目の教員採用試験を受けたが、合格しなかったため教員を退職した。

・50歳 常勤講師 女性

→長年常勤講師をしていたが、学校への貢献度も高く管理職より「試験を受けてみないか」と言われ試験を受ける。1度で合格した。

【講師が採用試験に受からない原因と対策方法】

現在、小学校においては教育現場を経験している常勤講師は「採用試験に受かりやすい」と言われています。

しかし、毎年常勤講師全員が合格しているわけではありません。

ここでは、講師が採用試験に受からない原因と対策方法について解説していきます。

【試験勉強や面接対策をする時間がとれない】

講師が採用試験に受からない原因として一番に考えられるのは「試験勉強や面接対策をする時間がとれない」ということです。

採用試験は主に「一次試験」「二次試験」があります。

※自治体によって変動あり

勤続年数が一定を超えると、一次試験が免除になる自治体も多いですが2年から3年ほどは常勤講師も一次試験を受けなければならないことがあります。

日々の業務をこなしながら、一次試験(筆記試験)に向けて十分に勉強することは時間が足りずかなり難しいことでしょう。

また、一次試験が免除の常勤講師でも二次試験(模擬授業・面接)があります。

こちらも一次試験と同様に、対策をする時間が足りず不合格になることがあります。

教育現場を知っている常勤講師は即戦力ではありますが、日々の業務に追われ試験対策ができずに合格できないという例はよく聞く事例です。

この原因における対策方法としては、

  • ①土日を活用して筆記試験の勉強を少しでも行うこと
  • ②日々の授業を模擬授業に活かすこと
  • ③試験の直前に、管理職へ面接練習の依頼をすること

の3点が有効です。

時間がない中で、完璧を目指さずに少しでも試験対策を進めていくことが重要です。

隙間時間を活かして、短期集中で試験対策に取り組んでみてください。

【受ける年代の教員数が比較的足りている】

次に考えられる原因は、「受ける年代の教員数が比較的足りている」ということです。

受験する自治体では、常勤講師を全員採用するということはできません。

なぜなら、既に働いている正規教員の年代別人数に合わせながら採用人数を調整する必要があるからです。

正規教員として、県の職員や市の職員として採用することはその後も在籍することを認めることになります。

そのため、年代ごとの人数調整は必要であり、たとえ常勤講師として優秀な人であったとしても その年に決まっている採用人数を超えてしまうと採用できないこともあるようです。

この原因における対策方法としては、

受験する自治体を複数にすること

の1点です。

勤務可能な自治体を複数受験することで、合格率を上げていきましょう。

シンプルな対策ですが、一か所に固執せず視野を広げて受験地域を確認してみてくださいね。

【まとめ】

この記事では、実際に講師として働いてきた経験や学校現場で教員採用試験を受け続けていた同僚の経験などを元に、講師の採用率や採用試験に受からない場合の原因・対策方法について解説しました。

教育現場は人手不足のため、常勤講師の経験がある人は現場にとってありがたい存在です。

倍率も落ち着いており、比較的合格しやすい時期が続いています。

初めて試験を受ける人や、受けたけど落ちてしまい受けなおすか迷っている人などはこの記事を参考に、採用試験について前向きに考えてみてください。

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この記事を書いた人

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就活・仕事・転職・ビジネス等に関する情報を発信しています。
複数人での運営をしており、様々なジャンルでの記事を掲載しています。

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