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教員採用試験でその県を志望する理由はどう書く?例文付きで解説!

こんにちは。「gusare」編集部です。

教員採用試験を控えている方の中には、「教員採用試験でその県を志望する理由はどうやって答えたらいいのかな……?」と不安に思っている方もいらっしゃるかと思います。

今回の記事では、実際に教員採用試験に合格した経験を元に、教員採用試験でその県を志望する理由はどのように書くのが良いのか、例文を踏まえて具体的に解説させていただきます。

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目次

教員採用試験でその県を志望する理由とは?

教員採用試験でその県を志望する理由はどう書く?

教員採用試験は自治体ごとに行われるのが一般的です。受験の際に提出する書類にはその県を志望する理由を書く欄があります。教員採用試験を控えた方の中には「その県を志望する理由ってどうやって書いたらいいの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

多くの人は出身県であるとか、地元から出たいとか、漠然とした理由で受験する自治体を決めています。あるいは過去の試験の倍率を見て受験を決めている場合もあるでしょう。もちろんそういった理由がタブーなわけではありませんが、志望動機として書くにはあまりよい印象とは言えません。

今回の記事では「教員採用試験でその県を志望する理由はどうやって書けばいい?」と悩んでいる方向けに、志望動機の書き方を解説していきます。例文もあわせて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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また、↓こちらの記事では教員採用試験と就活の平行について解説しています。就活にも興味があるという方は、ぜひ合わせてチェックしてみてください。

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志望する県は地元以外でも大丈夫?地元の方が有利?

そもそも、教員採用試験で志望する県は地元以外でも大丈夫なのでしょうか。「地元ではない県に出願したいけど、問題はない?」と不安に感じている方もいるでしょう。しかし、教員採用試験の出願は出身県である必要はありません。つまり、地元でなくても出願自体は可能であるということです。

「地元以外でも出願できるとはいえ、やっぱり地元のほうが有利なの?」と考える方もいるでしょう。たしかに教員採用試験の受験は地元のほうが有利である、という話はまことしやかに囁かれています。

実際のところ、地元のほうが有利かどうかについて確証のあるデータはありません。しかし自分の生まれた場所であるという切っても切れない縁の存在が、「この地域で長く働いてほしい」と考える自治体にとってプラスの要素になることは充分考えられるケースです。

また、その県を志望する動機の記述も地元であるというだけで一気に書きやすくなります。そのため、教員採用試験を受験する多くの人が自分の地元を受験地の候補に挙げています。

上記のように、「教員採用試験は地元のほうが有利である」と思われがちな理由は存在します。しかし実際は地元かどうかにこだわらず受験可能ですし、地元の自治体を受験したからといって特別有利になることもありません。

実際、私の友人は採用試験の倍率も考慮に入れた上で滞在経験のない県に出願し、今はその県で先生として活躍しています。また、東京都で教員をしている人の中にも「就職と同時に上京したい」という気持ちで東京で受験をし、見事合格を勝ち取った人もいます。

これらのケースを見ても、地元であるかどうかよりもその人自身の教員適性を見られていることがわかります。

教員採用試験に受かるかどうかが凄く心配だという方は、↓こちらの記事も合わせてチェックしてみてください。

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その県を志望する理由の例文

では、教員採用試験でその県を志望する理由はどうやって書けばよいのでしょうか。ここからは「その県を志望する理由の書き方がわからない!」という方向けに、教員採用試験における自治体の志望理由を例文付きで解説していきます。

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その県を志望する理由を書く時のポイント

教員採用試験において、その県を志望する理由を書く時のポイントは3つあります。

・自治体の教育のあり方を調べて盛り込む
・アピールポイントを絞り、具体的に書く
・嘘はつかない

ひとつ目は自治体の教育のあり方を調べて盛り込むことです。その県の教育委員会のホームページには、教育方針や求める教員像などの記述がある場合が多いです。これらのページには必ず目を通し、理解しておきましょう。その自治体の教育についてきちんと理解をし、共感していることをアピールすることは、試験官によい印象を与えます。ほかに決め手となる志望動機がある場合を除いては盛り込んでおくほうが無難です。

ふたつ目はアピールポイントを絞って具体的に書くことです。具体性のある記述は説得力があります。そのため、自分が体験したエピソードや考えたことをできるだけ具体的な記述として入れるのがポイントです。記述量には限りがありますので、なにかひとつ自分の中でポイントを絞って組み込むとよいでしょう。

そして3つ目が、嘘はつかないことです。志望動機を書くのが苦しくなると、つい話を盛ってしまうという方もいるのではないでしょうか。しかし嘘をつくのは逆効果です。特にその県を志望した動機については、記述だけではなく面接時に聞かれることも多い項目です。記述の段階で嘘をついたり話を盛ったりしてしまうと、面接のときに上手く話せない原因にもなりえます。

これらのポイントを踏まえて、パターン別に志望動機の例文を見てみましょう。

例文①地元の都道府県を受験する場合

最初に地元の都道府県を受験する場合について解説します。地元の都道府県で教員採用試験を受験する場合、地元であるということを活用しない手はありません。先ほども述べた通り、長く働いてほしい自治体側にとっては生まれ育った地元であることはプラスの印象を与えます。

【例文①】

私は○○県で生まれ、高校卒業までの期間を○○県で過ごしました。小学校から高校までの教育を○○県で受けてきたので、学校の思い出というと真っ先に地元である○○県が思い浮かびます。教員として働きたいと考えたときに、自分自身が学校でたくさんの思い出や経験を得た地元の教員として勤務したいと考え、○○県を志望いたしました。

例文②これまでの人生で縁のある都道府県を受験する場合

続いて、これまでの人生で縁のある都道府県を受験する場合について解説します。これまでの人生で縁がある、とは、家族の事情や進学などで住んでいた経験がある場合や、親戚の家がある場合などを指します。

その県で過ごした期間のエピソードを交えると、気持ちが入りやすく相手に伝わりやすい志望動機になります。

【例文②】

私は小学校2年生の時、父の転勤で○○県に引っ越してきました。やっと慣れてきた小学校を転校することに抵抗感がありましたが、○○県の豊かな自然や新しい友達のおかげで楽しい学校生活を送ることができました。○○県で過ごしていたのは私の人生のほんの一部ですが、思い出深いこの場所で教員になりたいと思い、○○県を志望いたしました。

例文③これまでの人生で縁のない都道府県を受験する場合

最後に、自分にとっては縁もゆかりもない都道府県を受験する場合について解説します。先ほども述べた通り、受験する都道府県が地元であることは教員採用試験の合否には直結しません。しかし、「地元でもないのにどうしてこの県で教員採用試験を受けることにしたのか」ということは、試験官の興味を引くポイントになります。

【例文③】

私はこれまで暮らしたことのない場所で働くという夢があります。どこの都道府県で受験をするべきかと色々調べていた際、○○県の教育委員会のホームページを拝見しました。○○県ではアクティブ・ラーニングに力を入れ、様々な活動を行っているということを知り、○○県で教員として働くことに興味を持ちました。近年話題になっているアクティブ・ラーニングですが、教育実習時の指導教官にその実態はまだまだ工夫できるものであると教わり感銘を受けました。○○県で教員になることで、より楽しく、子どもたちの学びになる工夫がたくさん考えられるのではないかと思い、志望いたしました。

自治体の教育方針に具体的な共感点があった場合、共感した部分をより詳しく記載しましょう。無理やりこじつけるのではなく、試験官に面接で聞かれたときに熱意をもってアピールできる点を書いておくことが大切です。

場合によっては「教員採用試験の受験に伴いどこの自治体で受験をするか迷ったが、この県にした」という展開で書くのもインパクトがあります。また、結婚や介護などの理由でその県を志望している場合は、その旨を正直に記載してよいでしょう。

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【まとめ】

今回は「教員採用試験でその県の志望動機はどう書けばいいの?」と悩んでいる方向けに、その都道府県の志望動機の書き方を解説しました。

教員採用試験を受験する時、ひとつの大きな要素となるのが受験する自治体です。多くの人は地元や過ごしたことがある都道府県を志望する反面、ライフステージや倍率などを考えて縁もゆかりもない土地で受験を決める方もいるでしょう。

その自治体が地元であるかどうかが合否に直接影響することはありません。大切なのはどれだけ教育への熱意を自治体に伝えられるか、ということになります。そこに付随する形で「なぜこの県を志望したのか」を書いていくとよいでしょう。

自治体の志望動機を書く時のポイントは、

・自治体の教育のあり方を調べて盛り込む
・アピールポイントを絞り、具体的に書く
・嘘はつかない

この3つです。

その県の志望動機は面接で聞かれることも多い項目ですので、自分の言葉で思いを伝えられるように書きましょう。

本記事ではパターン別に志望動機の例文も紹介しています。「その県の志望動機をどうやって書いたらいいかわからない!」という方は、ぜひ参考にしてください。

既に教員として働いていて、他県で受け直しをするという方は↓こちらの記事も合わせて参考にしてみてください。

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