こんにちは。「gusare」編集部です。
転職や就活で塾の教室長に興味がある方の中には、「塾の教室長の志望動機はどういう内容にしたらいいのかなぁ。」と不安に感じている方もいらっしゃるかと思います。
今回の記事では、塾の教室長の志望動機の考え方や例文について、実際に塾の教室長として働いていた経験を元に解説させていただきます。
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塾の教室長の志望動機ってどうしたらいいの?
まずは、記事を書いている私の経歴を紹介させていただきます。
私は新卒で個別指導塾の教室長候補として採用され、約4カ月の研修後に約2年間教室長として勤めていました。また、在職中は人事として転職者を採用する面接官としての役割も担っていました。
その時の体験を交えながら、「塾の教室長の志望動機はどのような内容にしたらいいのか」というテーマについて説明していきたいと思います。
実際、私も就活時に志望動機の書き方について悩みました。というのも、教室長という職種を志望している友人や先輩が周りにほとんどおらず、ネットの情報等から志望理由を書く必要があったからです。他業種から転職してきた同僚が、「強い思いはあったけどそれをそのまま志望動機に書いていいか悩んだ」と話しているのを聞いたこともあります。
今回は同じようなお悩みを持っている方へ、少しでも参考になればと思い、記事を書かせていただきます。
また、「塾の教室長に興味があるけれど、志望動機に悩むし、自分の強みが生かせるのか不安……!」という方は、キャリアコーチングでプロからの客観的な意見を貰ってみるのもオススメです。転職サービスではないので、現職を続けたり、教室長以外の仕事に転職する選択肢も含めてキャリアの相談が可能です。
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塾の教室長の志望動機を考えるポイント
まず、塾の教室長の志望動機を考えるポイントを3つお伝えしていきたいと思います。
これまでの実績や経験を伝える
もし、皆さんが既に学習塾や家庭教師などで勤務した経験がある場合は、そこでの実績や経験をしっかりと伝えていくことが大切です。特に、志望している学習塾が進学実績に力を入れている学習塾であれば、教室長の学歴や実績が問われる場合が多いです。
アピールポイントとしては、
・指導生徒の進学実績
・指導した生徒数
・指導可能科目
・取得資格(英検、漢検、数検、TOEICなど)
など、学歴やスキル、実績を打ち出して志望動機を書くことをおすすめします。
一方で、進学実績というよりは生徒の学習意欲を上げたり、学習習慣をつけたりすることを目指している学習塾を志望している場合は、
・学習塾で何を学んだか
・どのように工夫して仕事に取り組んできたか
・生徒を指導してきた中で印象に残っていること
・生徒を指導する上で大切にしたいこと
・教室長を志したきっかけ
など、教室長自身の価値観や人間性をアピールすることが効果的だと思います。
塾や家庭教師の経験がない就活生は、大学時代に注力した活動の中で教育に関わってきた部分をアピールすると良いと思います。
例えば、
・教育実習
・学習ボランティア
・部活動で後輩を育成した
・兄弟や親戚の子どもを教えたことがある
などが挙げられます。
また、他業種からの転職希望者であれば、
・前職で培ったスキルや価値観
・前職の中で学んだ教育に生かせそうな知識や経験
などを踏まえて志望動機を記載すると良いと思います。
仕事への意欲や向上心を伝える
また、スキルや実績だけではなく、就職・転職を志望する学習塾でどのように頑張りたいか、意欲や向上心を前面に押し出すことが大切だと考えます。
・教育業界で成し遂げたいこと
・今後勉強していきたいこと
・生徒や保護者にどのような価値やサービスを与えられるのか
・教室長になったらやりたいことやビジョン
などを出来るだけ具体的に、志望している学習塾の事業に合わせて書くことが重要です。
私も一時期学習塾の人事の仕事をしており、多くの志願者の志望動機を読みました。また、上長とも採用基準の話をしたことがあります。
スキルや実績はあるに越したことはないですが、体感的には年齢問わず「素直な方」が内定しやすいように思います。
会社の理念や独自の事業内容に惹かれたことを伝える
最後に、競合他社がある中でなぜその学習塾を志望するのかを伝えることが大切です。
これは教室長を志望する場合だけでなく、就活や転職の際の志望動機の基本だと思いますが、改めて意識しておくと良いと思います。
例えば、
・他社にはないAI学習サービスを提供している
・学習塾だけではなく幅広い事業展開を行っている
・勉強だけでない価値を与えている(例:人間力の育成など)
・学習機会の均等に向けた取り組みを行っている
など、志望する学習塾の強みや良いところをピックアップしその部分に惹かれたということを記述出来るとより良い志望動機になると思います。
転職時の志望動機の例文
ここからは、転職で塾の教室長を志望する際の志望動機について、先ほど解説したポイントを踏まえて例文を紹介します。就活で塾の教室長を志望する場合は、記事の後半をチェックしてみてください。
①これまでの実績や経験をアピールする例文
私は、前職の集団塾で講師として勤務しておりました。約100名ほどの生徒を受け持ち、毎日数学の授業を行っておりました。私は3年間の講師経験を経て、生徒の成績が伸び悩む裏には、学校や家庭での悩みがあることを実感しました。そこで、講師という職種にとどまらず、教室長として生徒や保護者の悩みを解決し、生徒が全力で勉強に打ち込めるような環境作りに携わりたいという思いが湧いてきました。貴社では、生徒との関わりを大切にするアットホームな塾作りを目指されていると知りました。貴社に入社し、私がこれまで講師として培ったスキルを生かすとともに、温かく居心地の良い教室作りのノウハウを学び、生徒のために力を発揮したいと考えています。
②仕事への意欲や向上心をアピールする例文
私は、前職で外資系の営業職として約10年間勤務しておりました。前職では海外のクライアントと商談をすることも多く、コミュニケーション能力や高い提案力が身に付きました。また、仕事をする中で、高い学歴や豊富な知識そのものよりも、学んだ知識や教養を人のために使えるかどうかが非常に重要だと考えるようになり、塾の教室長に興味を持つようになりました。教室長という仕事は、多くの保護者や生徒と話す機会があり、授業内容やカリキュラムなどを提案する必要があるため、私のこれまでの経験を生かして貴社のお役に立つことが出来ると考えました。未来を担う子どもたちが、多くのことを学び、豊かな人間性を持って社会で活躍出来るよう、前職で培ったスキルを生かし、貴校で教室長として活躍したいと考えています。
③会社の理念や事業内容に共感したことをアピールする例文
「学びたい全ての人に、教育の機会を。」という企業理念に強く共感し、貴社の教室長候補を志望させていただきました。前職では福祉の仕事をしており、シングルマザーの方や病気・障害を持った方と接する機会がありました。「あの時もう少し勉強しておけば良かった」「病気のために勉強や進学ができず、就職先に困った」など、勉強面で困難を抱えた事例を多く見てきました。そのため、年齢を問わず学習の機会を提供している貴社で教室長として、問題解決に助力したいと思い、志望させていただきました。
履歴書の添削や面接対策は転職エージェントがオススメ!
「自分なりに志望動機は考えてみたけれど、本当に大丈夫が不安……!」という方は、転職エージェントに相談してみるのもオススメです。転職エージェントに相談することで、自分の経歴や希望に合わせた企業を紹介してくれますし、履歴書の添削や面接対策等のサポートもしてくれます。
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就活時の志望動機の例文
次に、就活で塾の教室長を志望する際の志望動機について、先ほど解説したポイントを踏まえて例文を紹介します。
就活生の方は、就活口コミに登録すると様々な学生のESや選考過程が無料で見られるようになるので、合わせてチェックしてみるのがオススメです。
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①これまでの実績や経験をアピールする例文
私は、大学時代にアルバイト講師として4年間勤務しました。始めは授業が上手く出来ず、涙することもありましたが、勤務を続けるうちに生徒から「先生の授業分かりやすい!」「先生次はいつ来るの?」と言われるようになりました。また、大学3年の春にはリーダー講師としてアルバイト講師のマネジメントや研修も任され、講師以外の教室業務も経験してきました。4年間、教室長に厳しく叱られることもありましたが、次第に「自分自身の良いところを認めて成長させてくれた教室長のようになりたい」と思うようになり、教室長を志しました。大学時代お世話になった貴社で今度は教室長として、生徒や講師の力を伸ばしたいと思い、志望させていただきました。
②仕事への意欲や向上心をアピールする例文
私は、大学時代に教育学部の課外活動でボランティアをしていました。無償で宿題のサポートをしたり、分からない問題を教えたりする中で、ひとり一人の個性や性格を尊重し能力を伸ばすことが出来る個別指導塾で働きたいという思いが高まってきました。塾業界は初めてですが、ボランティアで培ったコミュニケーション能力を生かして、生徒と一緒に成長していきたいと考えています。
③会社の理念や事業内容に共感したことをアピールする例文
貴社の企業理念である「高い学力と人間力を持った人財を育てる」に共感し、貴社の教室長候補を志望させていただきました。私は、学生時代に体育会弓道部で部長としてリーダーシップを発揮し部をまとめてきました。また、予備校のチューターとして生徒の成績管理や志望校合格のためのアドバイスなどに注力してきました。この2つの経験から、私は人材育成や教育の仕事に興味を持ちました。私は、どこの世界でも、スキルだけではなく高い人間力を持った人材を宝だと考えているチームは強いと考えています。学力向上に加えて、人間力の育成にも力を入れて取り組まれている貴社の企業理念に強く共感しました。
是非貴社で教室長候補として自らを磨き、自分自身が多くの人にポジティブな影響を与えられる人財になりたいと考えています。
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ESや面接などで塾の教室長の志望動機をどう伝えたらいいのか不安だという方は就活エージェントを活用してみるのもオススメです。
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【まとめ】
「塾の教室長の志望動機はどういう内容にしたらいいのかなぁ。」と不安に感じている方もいらっしゃるかもしれませんが、ポイントを押さえればそこまで難しく考えなくても大丈夫だと思います。教室長を目指す皆さんのお役に立てたら嬉しいです。
↓こちらの記事では、「教室長は一生続けられる?」というテーマで、教室長のキャリアプランについて様々な例を紹介しています。ぜひ合わせて参考にしてみてください。
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