こんにちは。「gusare」編集部です。
教員からの転職を検討している方の中には、「教員からの転職でもハローワークは使えるのかな……?」と疑問に思っている方もいらっしゃるかと思います。
今回の記事では、実際に教員の仕事から転職した経験を元に、教員の転職にハローワークは使えるのかどうか、どういったメリット・デメリットがあるのかについて具体的に解説させていただきます。
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教員の転職にハローワークは使える?
私は小学校教員として勤務した後に転職しましたが、ハローワークは使っていません。
周りにも転職時にハローワークを利用する人はほとんどいませんでしたが、教員の転職にハローワークを使うことは可能です。
ハローワークは厚生労働省が運営している就労支援サービス機関で、年齢や経験を問わず誰でも使えます。
ハローワークでは、主に次のサービスを利用できます。
・求人情報の検索、閲覧
・カウセリング
・就職につながる各種セミナーの受講
・職業訓練
・雇用保険に関する手続き
・面接対策や職務経歴書の添削
・紹介状の発行
ハローワークでは転職に関する相談ができるほか、職業訓練も受けられるのが特徴です。
厚生労働省が提供しているサービスなので、教員の方が転職する際もハローワークを使うことができます。
今は民間の転職サービスが充実しているため、ハローワークより転職サービスを使う教員が多いかもしれません。
しかし、ハローワークを使うことで転職活動が有利に働く可能性もあります。
教員がハローワークを使うメリットやデメリットを理解し、自分に合った方法で円滑に転職活動を進めましょう。
↓こちらの記事では20代教員が転職をした体験談を紹介しています。教員ならではの転職の流れについても具体的に解説していますので、合わせて参考にしてみてください。
教員が転職でハローワークを使うメリット
私を含め、周りで転職をするときにハローワークを使っている人はほとんどいませんでしたが、教員がハローワークを使うメリットはあるのでしょうか。
教員が転職でハローワークを使うメリットは、具体的に次の2点が挙げられます。
・地元の求人数が多い
・自分のペースで転職活動を進められる
メリットを生かして転職活動を進められると、成功する可能性が高まります。
地元の求人数が多い
教員が転職でハローワークを使うメリットの1つ目は、地元の求人数が多いことです。
「教員は辞めるけど引越しの予定はない」「なるべく近場で転職先を見つけたい」という方にとっては、ハローワークを使うことが大きなメリットとなります。
ハローワークは全国に拠点があるほか、各企業が無料で求人情報を掲載できるため、幅広い求人情報を探せます。
大手の転職サイトには載らないような地元の企業も、ハローワークでは簡単に見つけられるかもしれません。
また、職業安定法では「公共職業安定所は求職者に対してできる限り就職の際に住居の変更を必要としない職業を紹介する」と定められています。
そのため、ハローワークでは地元の求人数が多く、近場の転職先を見つけやすい傾向にあります。
自分のペースで転職活動を進められる
教員が転職でハローワークを使うメリットの2つ目は、自分のペースで転職活動を進められることです。
ハローワークは公的機関であるため、民間の転職サービスに比べると、報酬を目的とした求人紹介が行われることはありません。
もちろん、民間の転職サービスでも利用者の意思を最大限に尊重し、最適な企業を紹介してくれます。
ただ、企業である以上は報酬を得るために、利用者の転職活動を催促しなければならない場面もあります。
人によっては、転職サービスからの催促を圧力に感じ、転職活動が嫌になってしまうかもしれません。
一方、ハローワークは利用者の転職が成功することで報酬が発生することもないため、圧力をかけられることはほとんどありません。
心理的な負担を軽くし、自分のペースで転職活動を進められる点もハローワークのメリットといえます。
教員が転職でハローワークを使うデメリット
教員が転職でハローワークを使うのはメリットがある一方、いくつかデメリットも存在します。
教員が転職でハローワークを使うデメリットは、次の2つです。
・求人情報にブラック企業が含まれている可能性がある
・在職中には利用できないサービスがある
教員の方が転職でハローワークを使う際は、上記のデメリットに気をつけましょう。
求人情報にブラック企業が含まれている可能性がある
教員が転職でハローワークを使うデメリットの1つ目は、求人情報にブラック企業が含まれている可能性があることです。
民間の転職サービスであれば、ブラック企業を紹介すると会社としての評判が下がるため、掲載する企業の審査は慎重に行います。
企業側も、求人情報の掲載料や採用時の成果報酬を転職サービスに支払う必要があることから、比較的業績のある会社でなければ簡単に募集をかけられません。
しかし、ハローワークは民間の転職サービスに比べると、求人情報を載せるハードルが低いため、ブラック企業が含まれている可能性も高まります。
特に教員は一般企業に関する知識があまりない場合が多く、紹介された会社がブラック企業かどうかを見極めるのが難しいかもしれません。
教員が転職でハローワークを使う際は、求人情報や会社のホームページなどからしっかりと情報収集した上で、応募するか決めましょう。
在職中には利用できないサービスがある
教員が転職でハローワークを使うデメリットの2つ目は、在職中に利用できないサービスがあることです。
教員の転職活動は退職後のリスクを軽減するために、できる限り在職中に行うのがおすすめです。
しかし、在職中に利用できないサービスがあると、思うように転職先が決まらず、なかなか退職できなくなる可能性があります。
ハローワークで在職中に利用できないサービスのひとつが「紹介状の発行」です。
紹介状とは「ハローワークを通して応募した人物である」と証明する書類のことで、紹介状がないと応募できない企業もあります。
ハローワークが紹介状を発行するためには「離職票」が必要ですが、在職中の方は離職票がないため、紹介状を発行できません。
教員で在職中に転職活動を進めたい方にとっては、ハローワークを使うことで転職活動が遅れる可能性があるため、注意が必要です。
教員の転職でハローワークを使うかどうか決めるポイント
教員の転職でハローワークを使うかどうかは、どのように決めたらよいのでしょうか。
ハローワークを使うかどうか決めるポイントは次の2点です。
・自分のペースで転職活動を進めたいか
自分のペースで転職活動をしたい方であれば、ハローワークを使うと転職活動を進めやすいかもしれません。
ハローワークでは転職活動を催促されることが少ないため、圧力や焦りを感じずに転職活動を進められます。
自分のペースで進められる一方、のんびりしすぎると時間がかかり、なかなか転職先が決まらなくなる可能性があります。
早い段階で転職に成功するためにも、自分から積極的に情報収集したり、企業に応募したりしましょう。
「自分のペースで転職活動を進めたいけど、やり方がわからなくて不安」という方は、転職エージェントを利用するのも一つの方法です。
民間の転職サービスではありますが、エージェントに希望を伝えると、できる限り自分のペースで転職活動を進められるようサポートしてくれます。
・転職活動がうまくいっているか
民間の転職サービスで転職活動を進めているものの、なかなかうまくいかない場合もハローワークを使ってみましょう。
転職サービスでの転職活動がうまくいかないのは、自分に合った求人を見つけていないからかもしれません。
ハローワークは求人数が多く、幅広いジャンルから応募する企業を選べるため、転職に成功する可能性も上げられます。
ただし求人情報が豊富な分、ブラック企業が含まれている可能性を考慮し、十分な下調べを行いましょう。
求人サイトの情報だけで転職活動を進めている方は、求人紹介だけでなく応募書類の添削や面接対策も行ってくれる転職エージェントの利用も検討してみてください。
教員にオススメな転職エージェント
ここからは、教員にオススメな転職エージェントについても具体的に紹介させていただきます。
転職エージェントを使うことで、自分の経歴や希望を踏まえた転職を無料でサポートしてもらうことが可能です。
第二新卒エージェントneoは、20代や第二新卒の転職に特化した転職エージェントです。
転職サイトとは違い、個別面談をした上で求人を紹介してくれたり、書類・面接対策などのサポートが充実しているのが特徴です。就職活動や転職活動の経験がない教員の方でも丁寧にサポートをしてくれるのが魅力ですね。転職を少しでも考えている方や、効率よく転職活動をしたい方にはオススメです。
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自分の経歴や希望する業界などに合わせて最適な転職エージェントを紹介してくれるため、より親身に自分に合った転職活動をサポートしてくれるのが魅力です。
そもそも教員から転職するべきかどうか悩んだら?
「ハローワークや転職エージェントでの転職に興味はあるけれど、そもそも教員を転職するべきなのか悩む……!」という方もいらっしゃるかと思います。
そんな方は、キャリアコーチングを試してみて、教員を続けるべきか辞めるべきか客観的なアドバイスを貰ってみるのがオススメです。キャリアコーチングは転職サービスではないので、現職を続けるという選択肢も含めてキャリアについてのアドバイスが貰えます。
ポジウィルキャリアは、20代~30代に人気のキャリアコーチングサービスです。
転職サービスとは違い、現職でのキャリアアップや転職・副業など様々な選択肢の中から理想のキャリアの相談ができるのが魅力です。
オンラインでの無料カウンセリングができるようになっており、漠然としたお悩みでも相談可能なので、現在のキャリアに悩みがある方はまずはお気軽に相談をしてみてください。
まとめ
教員の転職にハローワークは使えますが、メリットやデメリットを理解した上で利用する必要があります。
教員が転職でハローワークを使うメリットは「求人数が多い」「自分のペースで転職活動を進められる」の2点です。
一方デメリットとしては「ブラック企業が含まれている可能性がある」「在職中には利用できないサービスがある」が挙げられます。
自分のペースで転職活動を進めたい人は、ハローワークを使うことで自分に合った企業をじっくりと探せます。
「自分のペースで転職活動を進めたいけど、一人で求人情報を探したり応募したりするのが不安……。」という方は、転職エージェントに相談してみましょう。
また、民間の転職サービスによる転職活動がうまくいっていない方も、ハローワークを使うことで、転職活動をスムーズに進められるかもしれません。
本記事を参考に、さまざまな転職サービスの中から自分に合ったものを選び、教員からの転職成功に向けて行動してみてください。
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