こんにちは。「gusare」編集部です。
教育実習を経験した方や、これから教育実習を控えている方の中には、「今のところは教員にならないことを考えている」という方もいらっしゃるかと思います。
教員以外の仕事に興味を持つこともありますし、教育実習を経て「教員になりたくない!」と考える方もきっといらっしゃるでしょう。
今回の記事では、教育実習と就活をそれぞれ経験した実体験を元に、教育実習を経て教員にならないのはアリなのかどうか、教員にならない場合は注意点はあるのかどうかについて解説させていただきます。
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教育実習を経て教員にならないのはアリ?
まずは簡単に私の自己紹介をさせていただきたいと思います。
私は、大学では歴史を専門に勉強していたため、高校の地歴・公民、中学校の社会の教員免許を取得しました。大学4年生の9月に母校の中学校で3週間実習をしました。
でも、結局私は地元の新聞社に就職しました。今はまた別の会社で働いています。
私の自己紹介から結論を申し上げますと、教育実習をしても教員にならないのはアリです。全く気にする必要は無いと思います。
私の同期で教育実習に行ったのは14人ですが、実際に教員になったのは2人だけです。
教員採用試験に落ちてしまったなどの理由がある人もいますが、ほとんどが、実習を経て免許を取得しても一般企業や県庁など別の職に就きました。
教員にならなかった同期の中には、最初から資格だけほしいと言っていた人もいました。
途中で就職活動をしてみて、志望が変わったという人もいました。
私も資格は欲しいけど、できれば教員以外の道がいいと思っていました。
教員免許は保険ということです。
新聞社で採用担当をしていた先輩に聞いたところ、教員免許を持っている人を見ると、「一生懸命勉強したんだな」とか、「まじめな性格なんだな」と思うそうです。
このように、一般企業でも持っていて損はない資格だと言えると思います。
また、教員採用試験があるため、実習を受けた全員が教員になれるわけではありません。
講師という道もありますが、大変なことを考えると、別の道に進むことを決める人も多いと思います。
そのため、教育実習を受けたから、絶対に教員にならなくてはいけないと決めつける必要はありません。
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教育実習中は嘘をつくべき?
教員にはならないと決めた場合、教育実習の最中、実習先の学校には正直に言ってもいいのか、嘘をつくべきなのか悩む人もいるかもしれません。
私は正直に言うのがいいと思います。
もちろん、実習は真剣に取り組むことが前提です。
生徒にとっては、実習生も先生です。
その生徒たち、準備してくれた先生方に失礼にならないよう、実習には一生懸命取り組むのが礼儀だと思います。
私は教育実習の最初から、「教員にはならない」と思っていました。
そして正直に「他に第一志望の会社がある」と言いました。
実は実習と最終面接の日程が重なってしまったため、早退させてもらいたい日があったのです。
先生方はとても親身になって面接の対策も手伝ってくれました。
面接の日には、午後から早退すると伝えてありましたが、午前中も模擬授業などのような緊張する実習ではなく、見学をメインにしてくれました。
内定が決まったときには、お祝いの食事会も開いてくれました。
それでも、教育実習には一生懸命取り組みました。
「やっぱり教員もいいな」と思うくらいには頑張りました。
だからこそ、最終的に就職した会社でも実習の経験を生かした仕事をすることができました。
ただ、どうしても「教員になるつもりはありません」と言いにくい場合もあると思います。
また、最初からなるつもりのない人は受け付けないという学校もあると聞きました。
そこでは、教員採用試験の申込書のコピーなどを提出していたそうです。
そんな時には嘘をつくのも仕方がないことかもしれません。
それでも、一番大切にしてほしいのはやはり、生徒のことを大切に思い、実習を受け入れてくれた先生方に感謝して実習に取り組むことです。
注意してほしいのは「教員になりたくない」というのは言わないほうがいいということです。
実習を経て、「やっぱり教員は無理だ」、「こんな仕事やりたくない」と思う方もいるかもしれません。
でも、「教員にはならないことにしました」と伝えるのと、「教員にはなりたくないと思いました」と伝えるのでは、印象が違いますよね。
例え、嫌な思いをして、教員にはならないと決めたとしても、それは言葉や態度には出さないほうがいいと思います。
先生方は生徒を見るプロです。
嫌々していたのではそれが伝わってしまいます。
教員はとても忙しい仕事です。そんな中で、実習生の教育までするのはとても大変な事だと思います。
それでも、後進のためと教えてくださる先生方への感謝を忘れてはいけません。
嘘をついてもつかなくても、一生懸命実習に取り組むことが大切だと思います。
教員にならない場合、お礼状はどうする?
実習後のお礼状はとても大切なものです。
私は校長先生、教科担当の先生、クラス担当の先生、担当したクラスの生徒宛ての4通を出しました。
教員にならない場合でも、教育実習をさせていただいたお礼はきっちりとする必要があると思います。
そんなに何通も用意できないという場合には、校長先生など1人だけでもよいので、みなさんへの感謝の気持ちを書いてみるとよいと思います。
私は実習中、高校で書道部だった話で盛り上がったので、筆ペンで書いて送ったところ、とても喜んでいただきました。
後日、文化祭の日に遊びに行くと、掲示板に貼られていたくらいです。
クラスの生徒用には、少しかわいい封筒を準備しました。
3年生のクラスだったので、「受験頑張ってね」という内容の手紙にしました。
これも後日、地域のイベントで会った生徒に「うれしかった」と言ってもらえました。
もし、実習中は教員にならないと言えなかった方も、お礼の手紙では、正直に本当に目指している道を書くのもよいかと思います。
その上で、実習中に学んだことで今後の人生に生かせそうなことがあったら、書くのはどうでしょうか。
私は実習中に、新聞社への内定が決まったので、教育分野への知識を実践をもって学べたことや、教員の職場の実態を体感することができてよかったと書きました。
実際、いろいろな体験をしたことは記者として役に立ちましたし、その後、学校に取材に行くことがあった時も簡単にアポイントを取ることができました。
例え教員にならなかったとしても、教育実習の経験を生かすことはできると思います。
実習後のお礼の手紙は、実習での感謝を伝えるものです。
教員になるかならないかは関係なく、素直なお礼の気持ちを伝えるためにも書くのが大切だと思います。
【まとめ】
教育実習を受けたからといって、必ず教員にならないといけないわけではありません。
しかし、実習中は生徒や先生方への感謝の気持ちを忘れず、誠意をもって取り組むことが大切だと思います。
そして、実習後には忘れずに感謝の気持ちをお礼状にして送ることをお勧めします。
教員になっても、ならなくても、教育実習は貴重な体験になると思います。
一生懸命取り組むことで、その後の人生の役に立つことを学べるのではないでしょうか。
↓こちらの記事では、教員採用試験と就活は並行してできるのかについて解説していますので、ぜひ合わせてチェックしてみてください。
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