こんにちは。「gusare」編集部です。
営業の仕事をしている方の中には、企業や個人宅に飛び込み(アポなし)で営業をしている方も少なくないかと思います。
ただ、飛び込み営業は他の営業手法に比べて疲弊しやすく、営業をしていくことに罪悪感を感じてしまうこともあるでしょう。
今回の記事では、実際に新卒で営業職として就職し、飛び込み営業をしてきた経験を元に、罪悪感を感じてしまう原因や対処方法について解説していきます。
【営業からの転職にオススメな転職サイト・転職エージェント】
マイナビジョブ20’sスカウト:待つだけで企業からスカウトが届く!自分の市場価値を知りたい方にオススメ。
第二新卒エージェントneo:個別面談や書類・面接対策などサポート充実!転職を少しでも考えている方にオススメ。
飛び込み営業の仕事で罪悪感を感じる…。
飛び込み営業の仕事は、罪悪感を感じてしまいやすい仕事だと思います。
私は新卒で営業職になったのですが、新規開拓で飛び込み営業をすることになり、毎日様々な企業にアポなしでの訪問を続けていました。
ですが、訪問先の企業ではそもそも担当者が出てくれなかったり、担当者が出ても雑に扱われたり怒られてしまったりと、なかなかしんどい思いをしてきました。「飛び込み営業の仕事は迷惑だし、うまくいかないし、辞めたいな…。」と毎日のように思っていました。
しかし、様々な試行錯誤をする中で、飛び込み営業でも少しずつ成果が出てくるようになりました。そして、営業の仕事も悪くないなと感じたのですが、営業よりもマーケティングの仕事の方が自分に合っているのではと思い、転職や異動を重ねてマーケティングの仕事を現在は行っています。
飛び込み営業の仕事で罪悪感を感じてしまう方は、まずは「なぜ飛び込み営業の仕事で罪悪感を感じるのか」をしっかりと言語化しましょう。
この言語化が上手くできていないと、社内で異動をしたり、別の企業に転職をしたりしても、仕事が嫌な原因が排除できずうまくいかない可能性が高まります。
なぜ飛び込み営業の仕事で罪悪感を感じるのか?
では、なぜ飛び込み営業の仕事で罪悪感を感じてしまうのでしょうか?
ここからは、飛び込み営業の仕事で罪悪感を感じてしまう原因について解説いたします。
飛び込み先の迷惑になっているから
まずやはり考えられる原因は、飛び込み営業先の企業に迷惑をかけてしまっており、そのことに罪悪感を感じているケースです。
飛び込み営業は、今まで接点がなかったような企業に対していきなりアプローチをして、アポを取るという営業手法です。
そのため、訪問先の企業の担当者が忙しかったり、営業や提案を求めていなかったりする場合は、飛び込み営業をすることで相手の時間を奪い、迷惑をかけてしまうことになってしまいます。場合によっては、怒られてしまうこともあるでしょう。
私も新卒で営業職になった後は数多くの企業に飛び込み営業をしてきたのですが、担当者と会えても雑に扱われてしまったり、営業は必要ないと怒られてしまったりすることが度々ありました。仕事だから仕方がないと思いつつも、初対面の方に嫌な態度をされてしまうのはかなり凹みました。
このようなことが続くと、「飛び込み営業をしてても相手の迷惑になるだけだし…。」と罪悪感を感じ、モチベーションが下がってしまうのも自然かと思います。
営業で顧客から怒られるという方はこちらの記事もどうぞ。
飛び込み営業で成果が出ていないから
次に、飛び込み営業で成果が出ていないという場合も罪悪感を感じてしまいがちです。
飛び込み営業で企業の担当者に怒られたり嫌な態度をされたりしても、営業活動で成果が出て、社内で褒められたりしていれば仕事を頑張ることができる人も多いでしょう。私も飛び込み営業で初めて仕事を獲得した時は、今までの苦労やしんどさを忘れるくらい嬉しかったことを覚えています。
ですが、飛び込み営業を頑張ってみたものの成果が出ず、アポを取ろうとしても断られるような日々が続いてしまうと、「やっぱり飛び込み営業なんてやったら駄目だよな…。」と罪悪感を感じてしまうようになります。
営業自体に良いイメージを持っていないから
次に、そもそも営業という仕事自体に良いイメージを持っていない場合は、飛び込み営業をする際にも罪悪感を感じてしまいがちです。
特に新卒で営業になったばかりの方の中には、「営業は押し売りで嫌な仕事」というイメージが強い方もいらっしゃるでしょう。
私も大学生の頃や新卒で営業職になったばかりの頃は、そもそも営業職という仕事自体に抵抗感があり、飛び込み営業やテレアポ等はしたくないなと正直思っていました。(就活中や職場ではそのような発言はしませんでしたが)
営業という仕事自体に良いイメージがないと、飛び込み営業という仕事も嫌になりますし、悪い仕事をしているような罪悪感を感じてしまいます。
提案している商品やサービスに自信が無いから
最後に、自身が営業活動で提案している商品やサービスに自信がなく、飛び込み営業をすることに罪悪感を感じてしまうケースも考えられます。
飛び込み営業をする仕事の中には、商品やサービスの質があまり良くないケースも多くあります。特に個人相手に飛び込み営業をしているような商品・サービスは、価格や品質などが競合他社より劣っていることも珍しくありません。(最近は少ないかと思いますが、布団の押し売りなどが分かりやすい例です)
このような商品やサービスを扱っていると、飛び込み営業をして提案をすること自体に罪悪感を感じてしまう可能性があります。
飛び込み営業の仕事に罪悪感を感じる場合の対処方法
紹介した様々なケースの中で、自身の状況に当てはまるものはありましたでしょうか?
飛び込み営業の仕事に罪悪感を感じてしまう状態が続いてしまうと、当然営業の仕事でも成果は出にくくなり、社内での評価も下がってしまいます。もちろん、仕事が嫌に感じストレスも増えてしまいます。この状態が続くと、会社にとっても自分にとっても良くないでしょう。
では、飛び込み営業の仕事に罪悪感を感じてしまう場合は、どのように対処すればよいのでしょうか?
ここからは、具体的な対処方法について解説いたします。
飛び込み営業の手法を工夫する。
まず考えられるのは、飛び込み営業の手法を工夫するという方法です。
皆さんは普段、どのような方法で飛び込み営業をしているでしょうか?
私は営業職になりたての頃は、どうにか自分の話を聞いてもらおうと、いきなり飛び込み営業をして、商品やサービスの説明をしようとしていました。ですがこの方法だと、日頃忙しい担当者の方は迷惑に感じてしまいやすいですし、場合によってはイライラされて怒られてしまうこともあるでしょう。同じような営業方法をして罪悪感を感じ疲弊している方も少なくないはずです。
そこで私は、初回の訪問では無理に話をしようとせず、次回以降のアポに繋げるという飛び込み営業の手法に変えていきました。
具体的には、初回は簡単な資料だけを担当者の方に渡し、後日電話でアポを取るというような方法に変更しました。訪問時は無理に担当者の方と会おうとはせず、「よければ資料を担当者の方にお渡しいただいてもよろしいでしょうか?」とだけ受付の方に言うようにするのです。
このような方法に変更してからは、営業をしても罪悪感を感じてしまうようなことは減りました。そして、この方法で商談や受注に繋がった案件もあり、飛び込み営業だからといって無理にその場で担当者の方と会ったり商談したりしようとしなくていいのだなと分かりました。
企業によっては飛び込み営業の手法が固まっており工夫ができない場合もあるかと思いますが、自身で試行錯誤できそうな場合は今回紹介したような方法も試してみてください。
飛び込み営業以外の営業やマーケティングの方法を検討する。
次に、飛び込み営業以外の営業やマーケティングの方法を検討してみるのも一つの手です。
例えばですが、下記のような営業手法が考えられます。
・テレアポ
・問い合わせフォーム営業
・交流会などへの参加
・SNSでのDM(XやInstaglam、Linkedin等)
・紹介営業
また、マーケティング手法にまで視野を広げると、下記のような方法も考えられます。
・セミナー開催
・WEB広告(リスティング広告やFacebook広告など)
・メルマガ
・チラシ
・DM
・FAXDM
また、営業職として自社の売上や利益を上げていくためには、新規顧客の開拓のみではなく、既存顧客への追加提案や、失注顧客へのフォロー等も大切です。営業活動全体を俯瞰して考えていくと、「今やるべき施策は飛び込み営業ではない」ということもあるでしょう。
会社によっては上から言われた営業手法しか試せないという場合もあるかと思いますが、自身で試行錯誤ができたり社内に提案ができたりする場合は飛び込み営業以外の営業やマーケティング手法にチャレンジしてみるのも良いでしょう。
飛び込み営業をしない営業職に転職する。
「営業の仕事は好きだけれど、飛び込み営業だけは罪悪感を感じて苦手…。」という場合で、社内的に他の営業手法ができなさそうな場合は、飛び込み営業をしない営業職に転職するのも一つの手です。
最近は、飛び込み営業をせずに、情報発信や広告などで反響のあった顧客に対してだけアプローチをする営業職の募集も多くあります。例えば「インサイドセールス」と呼ばれるような営業職の仕事では、基本的に問い合わせや資料請求等のあった企業に対してだけ電話やメールでアプローチを行い、アポイント獲得、商談を行います。
このような営業手法であれば、知らない企業の担当者にいきなり連絡をするわけではないため、嫌な対応をされてしまうことも少なく、罪悪感も感じにくいでしょう。
特に、IT系の企業では営業活動やマーケティング活動のデジタル化が進んでおり、飛び込み営業を行っている可能性が少ないです。営業職への需要も高く、営業経験がある方であれば別業界からでも問題なく転職できる可能性があります。
マーキャリNEXT CAREERはSaaSやIT系のベンチャーへの転職に特化した転職エージェントです。
近年需要の高まっているSaaSやIT系の営業職に特化しており、「IT系の営業職に転職したい!」「今の会社より年収を上げたい!」というお悩みをもつ営業職の方には特にオススメです。
自信をもって提案できる商品・サービスを扱う会社に転職する。
次に、「今の会社で扱う商品やサービスが嫌で飛び込み営業に罪悪感を感じる…。」という場合は、自信をもって提案できる商品やサービスを扱う会社に転職することも検討してみましょう。
同じ営業の仕事でも、提案する商品やサービスが違ってくると顧客の反応や自身のモチベーションが大きく変わります。
「この商品は提案しても顧客のためにならないだろうな…。」と感じているのであれば、このままその仕事を続けていてもその状況が改善される可能性は低いです。営業職の仕事自体が嫌なのでなければ、他の商品やサービスを扱える企業への転職も検討してみてください。
営業職以外に異動もしくは転職する。
最後に、営業職以外に異動もしくは転職するというのも選択肢の一つです。
そもそも営業活動で顧客に提案をしたり、電話やメールでアポイントを獲得したりすることに罪悪感を感じてしまう場合、無理して営業職を続けるよりも、他の職種へ移動したり転職したりしたほうがストレスも少なく仕事ができる可能性があります。
私自身も飛び込み営業やテレアポなどの新規営業が苦手だったため、マーケティング職へ異動を行いました。その際の詳細については、↓こちらの記事で解説しています。
会社によっては、営業以外の仕事に異動することが難しくない会社もあるかと思いますが、多くの場合は営業から事務やマーケティング職への異動は難しいでしょう。
その場合は、転職活動をして、営業以外の職種で採用をしている別の企業に応募していくことをオススメします。ただし、営業職から営業職以外の職種にいきなり転職するのは難易度が高いのも現実です。
転職エージェントに相談しながら、自身の今までの経験を活かしつつ転職ができそうな企業や職種を探していくと良いでしょう。
第二新卒エージェントneoは、20代や第二新卒の転職に特化した転職エージェントです。
20代や第二新卒に特化しているため、まだ転職経験の少ない方でも安心して転職できるよう書類・面接対策などのサポートが充実しているのが特徴です。転職を少しでも考えている方や、効率よく転職活動をしたい方にはオススメです。
転職エージェントナビは、約300人の転職エージェントの中から自分に合った方を無料でマッチングしてくれるサービスです。
自分の経歴や希望する業界などに合わせて最適な転職エージェントを紹介してくれるため、より親身に自分に合った転職活動をサポートしてくれるのが魅力です。
まとめ
今回の記事では、飛び込み営業の仕事で罪悪感を感じてしまう原因と対処方法について解説させていただきました。
私も新卒で営業職になった後、上司に言われるがまま飛び込み営業の仕事を始めました。営業の仕事は厳しいとなんとなくイメージはしていたものの、こんなにも大変で難しいものなのかと実際に飛び込み営業を始めて感じるようになりました。
飛び込み営業をしていると迷惑がられたり怒られたりすることも多く、成果に繋げるための難易度も高いため、うまくいかずに罪悪感を感じてしまう方も多いかと思います。
ぜひ今回の記事を元に、罪悪感のない営業手法を試してみたり、飛び込み営業以外の仕事に異動や転職をしてみたりしてください。
コメント