こんにちは。「gusare」編集部です。
これから教員採用試験を受ける予定がある方の中には、「教員採用試験を受ける際に髪色や髪型はどういう風にしておくのが良いんだろう……?」と悩まれている方もいらっしゃるかと思います。
今回の記事では、実際に教員採用試験を受けた経験を元に、教員採用試験での髪色や髪形に決まりはあるのか、男女それぞれどういった部分に注意するべきなのか等について解説をさせていただきます。
教員採用試験で髪色や髪形に決まりはある?
教員採用試験の受験にあたり、当日の服装や髪形、髪色で悩んでいる受験生の方は多いのではないでしょうか。服装はスーツで行けば間違いないとはいえ、髪形や髪色に関してはどこまでが許容範囲なのかがわかりづらいですよね。
教員採用試験を受験した当時、たまたま私は黒髪でパーマもかけていなかったのでそこまで悩むことはありませんでした。しかしパーマをかけたり髪を染めていたりした友人たちは、採用試験が近づくにつれて徐々におとなしい髪型になっていった印象があります。中には教育実習の時に黒髪にして以降、「どうせ採用試験でも黒髪にするから」と教員採用試験が終わるまで黒髪のままだった友人もいました。
教員採用試験には、基本的に服装や髪型に関する規定はありません。特に筆記試験の場合は指定されない場合がほとんどです。面接を実施する自治体によっては服装に関する規定が定められている可能性があるので、受験案内をよく確認するようにしましょう。
とはいえ、いつ何が合否に影響するかわからない状況では、できるかぎり万全を期しておきたいものですよね。
今回は教員採用試験に向けて「どんな髪型で受験に臨んだらいいの?」と悩まれている方向けに、教員採用試験受験時の髪型について、男女それぞれの注意点を解説していきます。
同時に悩みやすい証明写真についても触れていますので、教員採用試験を控えている方はぜひ最後までご覧ください。
男性が教員採用試験を受ける際の髪色・髪型は?
まずは男性が教員採用試験を受ける際に望ましい髪型について解説していきます。
これは男女ともに共通していることですが、教員採用試験を受験する際の髪型で一番重要なのは清潔感です。男性の場合、長すぎる前髪や襟足は面接官からの印象があまりよくないといえるでしょう。
無難なのは、耳・眉・シャツの襟にかからない程度の長さにセットすることです。これくらいの長さであれば、お辞儀をした時やふとした拍子に髪が目にかかることはありません。顔周りがすっきりするので、明るくはつらつとした印象を与えることができます。
男性の髪型で悩みやすいのはツーブロックの扱いです。学校の校則でも賛否の分かれるツーブロックですが、近年の風潮を見ているとツーブロックでの受験は特別TPOに反しているというわけではありません。ただし、過度な刈り込みや遊び心のあるセットは避けた方がよいでしょう。
カラーについては、黒髪〜暗めの茶髪あたりにしておくことをおすすめします。もちろん地毛である場合はわざわざ黒染めする必要はありませんが、ほんの少し髪色を明るくしているだけでもある程度カジュアルな印象になります。
先程述べたように厳密な規定があるわけではありませんが、よほどのことがない限りは地毛に近い色で望むのが無難だといえます。
女性が教員採用試験を受ける際の髪色・髪型は?
続いて、女性が教員採用試験を受ける際に望ましい髪型について解説していきます。
女性の場合、前髪や横髪が顔にかかる場合はピンで留めるか、後ろで結ぶようにしましょう。特に長髪の方は顔に影が落ちやすくなり暗い印象を持たれてしまう恐れがあるため、ひとつ結びにすることをおすすめします。
ハーフアップにする場合はおろしている髪が長すぎないかどうか確認しましょう。鏡を見た時に首元がすっきりして見えるような髪型がベストです。清潔感があり、全体的に明るくさわやかな印象を与えられる髪型がよいでしょう。
カラーについては男性と同じく黒髪〜暗めの茶髪に留め、華美な色は避けましょう。場合によっては黒染めが必要になることも考えられますが、あまりにも試験直前に黒染めすると髪だけが浮いてしまいます。黒染めする場合は試験日程に余裕を持って行いましょう。
教員採用試験の髪色・髪型に関するよくあるQ&A
ここまででご紹介した通り、教員採用試験に際しての髪型のポイントは以下の通りです。
・清潔感を重視する
・顔に髪がかかるスタイルは避ける
・髪色は黒髪や暗めの茶髪など、地毛に近い色にするのがベター
「こういう髪型にしなければならない」という明確な規定はありませんが、最低限のマナーというものが存在します。教員採用試験は一般企業に就職する際の試験と同じ位置付けになりますので、就活で求められるマナーや身だしなみを反映させておくとよいでしょう。
ここからは教員採用試験の髪型で判断が難しい点について、一問一答形式でご紹介します。
「この髪型で試験に臨んでもいいのかな?」と迷った際にはぜひ参考にしてみてください。
一次試験で髪色は染めてもいい?
最初にお答えするのは「一次試験で髪色は染めてもいいの?」という疑問です。
教員採用試験は、多くの自治体で一次試験が筆記、二次試験が面接を含む対人試験という構造を取っています。
前述の通り面接試験ではオフィスに出向くようなつもりで就活スタイルを採るべきですが、一次試験が筆記試験のみの場合、髪色は染めていても問題ないのでしょうか。
結論から言うと、染めていても問題はありません。
なぜなら、教員採用試験にあたって髪を染めてはいけないというルールはどこにも存在しないからです。
しかしながら、筆記試験のみとはいえ就職に向けての試験を受けているという事実は変わりません。面接の時と同様、派手な髪色は避けた方がよいでしょう。
面接の時と比べると多少明るくても悪目立ちする可能性は低いですが、一般社会のマナーや受験をするという立場を考えると、やはり地毛に近い色で受験することをおすすめします。
証明写真の髪色は黒染めした方が良い?
続いて悩む方が多いのは、提出書類に添付する証明写真についてです。
試験当日は黒染めをして行こう、と考えている方も多いと思いますが、証明写真を撮る時も黒染めをしておくべきでしょうか。
そもそも証明写真とは、受験者と出願者が同一人物であるかどうかを判断するためのものです。そのため、証明写真の髪色と実際受験するときの髪色が異なってしまうとあまり意味がありません。
証明写真を撮るときの髪色は、当日の受験スタイルに合わせておくとよいでしょう。
黒染めについては、必ずしもしなければならないものではありません。
しかし教員採用試験にあたって髪を染め直す必要がある場合は、証明写真の撮影時点で染め終わっているのが理想的です。
くれぐれも「証明写真だからいいや」と根本の色が違ったり、染めむらがあったりする状態で撮影した証明写真を使うのはやめましょう。
パーマやお団子の髪型でも大丈夫?
特に女性の方に多いのが、「髪にパーマがかかっているけれどこのままでも大丈夫?」「髪型はお団子でもいいの?」という疑問です。
パーマをかけている人は珍しくありませんし、髪が長くひとつ結びでもある程度長さが出てしまう方はお団子にする方がよりすっきり見える場合がありますよね。
まずはパーマについて解説していきます。
パーマもカラーと同様、かけてはいけないという決まりはありません。
おしゃれのイメージが強いパーマですが、中にはパーマをかけることで髪の広がりを抑えていたり、まとまりをよくしていたりする人もいます。カラーと比べてもパーマの方が寛容に受け入れてもらえる場合が多いです。
しかし、当然ながらきつすぎるパーマをかけている場合は悪目立ちしてしまう可能性があります。きちんとした印象を相手に与えるためには悪目立ちしないのが一番ですから、普段きつめにパーマをかけている人は教員採用試験の期間は少しゆるめのパーマにしておいた方がいいかもしれません。
続いてお団子ヘアについてです。
髪型をお団子にすることについてはまったく問題ないといえるでしょう。先ほども述べた通り、髪の長さや毛量によってはお団子にしてしまった方が清潔感ある身だしなみに整えられる場合があります。
お団子ヘアで教員採用試験に臨む際の注意点は、お団子を作る高さです。
あまり高い位置でお団子を作ってしまうと、清潔感よりもその場における奇抜さの方が目を引く結果になってしまいます。
お団子ヘアにするときは低めの位置で、また後れ毛の処理をきちんとしておくとよいでしょう。崩れないようにネットを使って髪をまとめるのも効果的です。
【まとめ】
教員採用試験は、教員を目指す人向けの就活です。
試験に臨む際の服装や髪型などの身だしなみは、TPOにあったものであることが求められます。
教員採用試験において、受験時の髪型は細かく定められていません。
しかし就活に準拠するものであることを考えると、派手な髪色や華美な髪型、いわゆるおしゃれ用のヘアスタイルは避けた方がよいでしょう。
最も重視すべき点は清潔感です。髪型はその人を大きく印象付けるものですから、前髪や横髪が顔に影を落とすことがないように、明るくさわやかな印象を与えられる髪型が好まれます。
また、カラーやパーマについてもできるだけ抑えた方がよいでしょう。
特に面接などの対人試験では、面接官に与える印象がとても大切です。悪目立ちしないように髪色は暗めに、パーマはゆるめにしておくのが無難です。
不安であれば美容院に行った時に「採用試験を控えている」と伝えることで、カラーリングやパーマの状態を調整してくれます。
今回は「教員採用試験で髪色や髪型はどうしたらいいの?」という方向けに、教員採用試験受験時の髪色や髪型について解説しました。
場の空気やマナーを考慮し、面接官に好印象を与える身だしなみで試験に臨みましょう。
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