こんにちは。「gusare」編集部です。
教育学部への進学を希望されている方や、大学で教育学部に入ったばかりの方の中には、「教育学部って皆がやっぱり教員になるんだろうか?教員にならない人はどれくらいの割合でいるのかな……?」と疑問に思っている方いらっしゃるのではないかと思います。
今回の記事では、実際に大学で教育学部に通い、卒業後小学校教員として働いていた経験を元に、教育学部で教員にならない人の割合はどれくらいなのか、教員以外の就職先や進路はどのようなものがあるのか等について解説していきます。
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教育学部で教員にならない割合は?
私は大学で教育学部に入り、卒業後は新卒で小学校教員になりました。
私を含め、在籍していた教育学部から教員になった人は、全体の約半数ほどいた記憶があります。
また、文部科学省が2022年に行った調査によると、2022年3月に国立大学の教員養成課程を卒業した人のうち、教員になった人は60.1%いたことが明らかになりました。
国立大学には限られますが、教育学部などの教員養成課程を卒業した人のうち、約4割が教員になっていないことがわかります。
(出典:国立の教員養成大学・学部及び国私立の教職大学院の令和4年3月卒業者及び修了者の就職状況等について:文部科学省)
教育学部なのに教員にならない理由とは。
私が通っていた教育学部には、最初から教員にならない予定の人もいましたが、途中で教員になることを諦めた人もいました。
彼らが教員になることを諦めたのは、教育実習が大きな理由かもしれません。
教員になるためには教員免許を取らなければならず、教育実習に行く必要があります。
実習期間は取得する免許によって異なりますが、大抵の場合は2〜4週間です。
教育実習は想像以上に過酷で、今まで教員の仕事に抱いていたイメージと現実の違いにショックを受けることがあります。
教育実習では、毎日深夜まで大学に残って授業を考えたり、ときには実習担当の教員から厳しく叱責されたりします。
実際、私も教育実習を通して「自分に教員の仕事は向いていない」と、教員になることを諦めた友人を見てきました。
教育学部でも教員にならない理由としてよくあるのは、教育実習が想像以上に過酷だからかもしれません。
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教員以外の進路や就職先は?
それでは、教育学部でも教員にならない人は、どのような進路や就職先を選ぶのでしょうか。
私が通っていた教育学部で教員にならなかった人の多くは、次に挙げる就職先を選んでいました。
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・塾講師
「教員はやりたくないけど、子どもに教える仕事がしたい……!」という人の多くは、塾講師として学習塾に勤務していました。
特に中学、高校の教員免許を取った人は教科の専門性を生かしやすいため、就職にも有利でした。
塾講師も大変な面はありますが、教員に比べて生徒の学力向上に貢献できるため、教員とは違ったやりがいを感じられるかもしれません。
・市役所
塾講師の他に多かった就職先は、市役所です。
教員を目指す理由の一つとして「安定した収入面」を挙げる人もいます。
しかし、収入が安定しているとはいえ、教員の仕事は多忙で給料に見合わないと感じる部分も多々あります。
実際に私の友人も、入学当初は教員を目指していましたが、卒業後は市役所の教育担当の部署に就職しました。
・臨時採用職員や非常勤講師
教員採用試験に落ちた人が、学校で臨時採用職員や非常勤講師として勤務するパターンもあります。
非常勤講師は決められた時間に授業をするだけですが、臨時採用職員は正規採用の教員と業務内容がほとんど変わりません。
臨時採用職員や非常勤講師として働きながら、再び教員採用試験に向けて準備をしている人が多かった印象です。
そのほか、私の周りでは下記の進路や就職先を選んでいます。
・児童放課後等デイサービス
・地方銀行
・広告代理店
・新聞社
・大学院進学
教育関係の企業に就職した人もいれば、全く関係のない業界へ就職した人もいました。
教育学部でも就活は不利にならない?
私は新卒で教員になったため、一般的な就活の経験はなく、教員採用試験しか受けたことがありません。
しかし、一般企業へ転職した際は、特に困ることなく採用をいただけました。
新卒で教員以外の就職先を希望する場合でも「教育学部だから不利になる」というわけではありません。
教育学部では、教員志望者向けの対策だけでなく、就活生に向けて特別講座が実施されることもあります。
また、私が通っていた教育学部には特別講座のほか、就職活動について相談できる「キャリアセンター」がありました。
学校にもよりますが、教育学部でもさまざまな職業選択ができるよう、サポートが充実している大学は存在します。
「教育学部だけど就活が不安……。」と感じる方は、就活のサポート制度が大学にあるか、一度確認してみましょう。
教員志望で就活も検討している方は↓こちらの記事も参考にしてみてください。
教員にならない場合でも教員免許は取っておいた方が良い?
教員にならない場合でも、教員免許を取っておいた方が良いと私は考えます。
教員免許は保有資格の一つとして企業に提示できるため、就職する企業によっては有利に働く可能性があります。
特に教育分野の企業に就職する場合、教員免許が強みになるかもしれません。
また、働き始めてから「教員になりたい!」と思ったときでも、教員免許があるとすぐに挑戦できることもメリットです。
教員免許を取るためには、指定された授業を受けたり教育実習に行ったりと、手間がかかります。
しかし、社会人になってから「教員免許を取りたい」と思っても、働きながら教員免許を取ることは簡単にできません。
在学中に教員免許を取っておくと、働きながら教員免許を取得する手間も省けるため、いつでも教員採用試験に挑戦できます。
就活で有利になる可能性や、教員にならなかったとしても、その後教員になれる可能性を残しておけるという点において、教員免許は取っておくことはおすすめです。
↓こちらの記事では、教育実習を経て教員にならないのはアリなのかについて解説しています。
【まとめ】
教育学部に入った人全員が教員になるとは限らず、教員にならない人も一定数存在します。
教員にならない理由として多いのは、教育実習が想像以上に過酷なためであり、最初は教員を目指していても実習を通して諦めてしまう人もいます。
教育学部で教員にならなかったとしても、大学の制度を活用して就活をスムーズに進めることは可能です。
教員以外の進路や就職先としては、塾講師や市役所、地方銀行、大学院などさまざまな選択肢が挙げられます。
「教育学部だから教員になるしかない……!」と限定せず、あらゆる視点から大学卒業後の進路を検討しましょう。
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