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生徒から悪口や暴言を言われた……!どう対応するべき?経験者が解説!

生徒から悪口や暴言を言われた……!どう対応するべき?経験者が解説!

こんにちは。「gusare」編集部です。

教員や塾講師、家庭教師など、生徒と関わる仕事をしている方の中には、生徒から悪口や暴言を言われてしまった経験がある方も多いのではないかと思います。

年の離れた生徒からの悪口や暴言であっても、やはり傷ついてしまう方はいらっしゃるでしょう。

今回の記事では、実際に多くの生徒と関わる塾講師や塾の教室長として働いてきた経験を元に、生徒から悪口や暴言を言われてしまう原因や、その対応方法について具体的に解説させていただきます。

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目次

生徒から悪口や暴言を言われた……!

生徒から悪口や暴言を言われた……!

まずはじめに、私の自己紹介をさせていただきます。

私は新卒5年目になる社会人です。大学では教育学部に所属し、教員免許取得を目指す傍ら、塾講師と家庭教師のアルバイトをしておりました。その後、新卒で個別指導塾の教室長として約2年勤務し、現在は教育関係の一般企業でのんびりと働いております。

教育実習、塾講師、家庭教師、塾の教室長を経験する中で、生徒から悪口や暴言を言われたことが何度もあります。

教育実習中は男子生徒からなめられてしまい、授業中に大声で暴言を吐かれたこともありました。また、塾時代には思春期真っ盛りの生徒に「うっせえよ!」「クソババア!」と言われたこともあります(笑)

特に、一番こたえたのは、感情に任せた暴言というよりはボソッと言われた「前の先生が良かった」という言葉だったと思います。

私は暴言を吐かれると逆にどうにか攻略してやろうと燃え上がるタイプ(笑)なので、そこまで苦には感じませんでしたが、疲れている時や精神的に参っている時期はそのような性格を持っていても、辛く感じる時もありました。

この記事を読んでいる皆さんも同じような経験をされたことがあるのではないかと思います。

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生徒から悪口や暴言を言われてしまう原因は?

では、ここからは生徒から悪口や暴言を言われてしまう原因について、解説していきたいと思います。

かまってほしいから

まずは、生徒が「かまってほしいから」という理由が挙げられると思います。悪口や暴言を言うのは、一種の「試し行動」と言い換えてみてもいいかもしれません。

幼少期や家庭で上手な人との関わりを学んでこなかったり、愛情不足だったりする生徒は、暴言や悪口を言うことで大人との関係性を構築しようとします。「この人はどれくらい自分にかまってくれるかな」「これ(悪口)を言っても自分に対して真剣に向き合ってくれるかな」など、自分の承認欲求を満たすために悪口や暴言を言っている可能性があります。

なぜかというと、問題行動を起こせば注目してもらえたり、面と向かって対話してしてもらえたりするからです。先生に原因があるというよりは、生徒を取り巻く環境やこれまでの経験から悪口や暴言を言ってしまうということもあるかもしれません。

「悪口や暴言を言ってもいい大人だ」とみなされているから

次に、生徒が「この人(先生)は悪口や暴言を言ってもいい大人だ」とみなしている可能性が考えられます。これは、先生と生徒間での関係性が歪んだまま構築されてしまった場合が多いです。

例えば、

・何をしてもとにかく怒られる
・何をしても許してくれる
・はっきりした態度を示さない

など、悪口や暴言を言った後の先生側のアクションが適切でない状態が長く続いた場合に起こりがちです。

生徒が「この人なら何言っても大丈夫だな(どうせ怒られるなら反抗しよう)」という気持ちになり、悪口や暴言が常態化してしまうこともあります。

ストレスの発散方法の種類が少ないから

最後に、生徒たちが抱えるストレスの発散方法が少ないことが原因として考えられます。

社会人の私たちであれば、ストレスを解消するために、夜通し友達に愚痴を言ったり、カラオケで熱唱したり、休みを取って旅行に行ったり、居酒屋でビールを流し込んだり、、、

いろいろな対処法を知っていて、それが出来るだけの経済的自由や時間的自由を持っている場合もあります。

ですが、生徒たちは未成年で何かをするにしても保護者の同意が必要で、経済的自由を持っている生徒はほとんどいません。

また、一部の学校を除いては時間割や登校日数が細かく決められています。その中で、人間関係や学業、家庭のことなどのストレスを上手くコントロールし、前向きなエネルギーに昇華させる術をまだ彼らは知りません。

そのため、身近な存在であり、立ち向かうべき存在である教育者に向かって悪口や暴言を吐くことでストレスを発散しているとも考えられます。

生徒から悪口や暴言を言われた時の対応方法。

では、生徒から悪口や暴言を言われてしまった際にどのように対応するべきなのか、3つのポイントから解説していきたいと思います。

過剰に反応しない。

まずは、「過剰に反応しない」ということです。特に新任の先生はなかなか難しいと思いますが、悪口や暴言には冷静に対応することが鉄則です。

かく言う私も新卒1年目の時に生徒と保護者に暴言を吐かれて大クレームを受けたことがあります。その時は気が動転してしまい泣きながら土下座したのでとても冷静な判断ではありませんでした(笑)

今思えば、もう少し冷静に対応できたなと思いますが、当時は新人だったので過剰に反応してしまいました。苦い思い出です。

生徒は呼吸のように悪口や暴言を言うことがあります。その1つ1つに誠実に対応しているとこちらの身が持たないので、「また言ってるな〜」というように軽く流すスルースキルも必要かもしれません。

ただ、過激な誹謗中傷や人格否定が続く場合は周囲に相談し、適切な指導を行うことも大切です。必要だと思われる場合は悪口や暴言を言われた記録をメモなどに残しておきましょう。

一人で抱え込まない。

次に、「一人で抱え込まない」ことです。学校でも、塾でも、家庭教師でも、問題を一人で解決しようとしないことが重要です。

度を超えた悪口や暴言を言う生徒を一人で指導することは非常に難しいです。そのため、上司や周囲の先生の力も借りて複数名で指導することが望ましいと思います。

また、過度な誹謗中傷や暴力があった場合は、関係機関(警察や児童相談所、スクールカウンセラー)などとも連携をとることが必要です。

悪口や暴言を言う生徒がいた場合、早い段階で周囲に報告・連絡・相談をしておくことが、問題行動を常態化させないポイントかもしれません。

熱中できることや気を紛らわせる工夫をする。

最後に、生徒が熱中できることや気を紛らわせることを一緒に探すことです。いつもは適切なコミュニケーションを取れる生徒が、突然悪口や暴言を吐いた場合は、この方法も効果的だと思います。

普段は落ち着いている生徒が悪口や暴言を吐くときは、身体と心の不調和を起こしている時だとも考えられます。

冷静に話ができる場合、悪口をいう代わりに別の手段でストレスを解消するように促してみてもいいかもしれません。

例えば、

・全力で走ってみる
・全力で叫んでみる(悪口や暴言ではない言葉)
・昼寝をしてみる
・泣ける映画やドラマを見てみる

などです。生徒の性格や属性に合わせて選んであげるといいかもしれません。

【まとめ】

教員や塾講師、家庭教師など、生徒と関わる仕事をしている方の中には、生徒から悪口や暴言を言われてしまった経験がある方も多いのではないかと思います。

頭では年の離れた生徒からの暴言だと分かっていても、心が傷ついてしまう方は多くいらっしゃることと思います。

生徒から悪口や暴言を言われたら、「客観的に、冷静に、一人で戦わないこと」を意識して、生徒と向かい合ってほしいと思います。ただ、お伝えしたいのは、生徒に悪口や暴言を吐かれて苦しいと感じる方は、皆さん生徒思いで優しい先生であるということです。「先生に向いてないのではないか」と悩み苦しむこともあると思いますが、まずは生徒のことを一生懸命考えている自分のことを褒めてあげてほしいと思います。

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