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学級経営がうまくいかない!担任のよくある悩みやクラスをまとめるコツについて解説!

こんにちは。「gusare」編集部です。

現在教員として働いている方の中には、「学級経営がうまくいかない……。」「学級経営が難しい……。」と悩んでいる方もいらっしゃるかと思います。小学校・中学校・高校とそれぞれに学級経営の難しさはありますよね。

今回の記事では、実際に教員として働いてきた経験を元に、学級経営のよくある悩みについて解説した後、うまく学級経営をするためのコツについても具体的に解説させていただきます。

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目次

学級経営がうまくいかない……!

学級経営がうまくいかない!

私は、小学校教員として約5年勤務した経験があります。その時は、自分が担任したクラスの学級経営がうまくいかず、何度も悩んだり落ち込んだりしていました。

特に「学級経営がうまくいかない……!」と頻繁に感じた場面は、次の3つです。

・授業中に何度注意してもクラス全体の落ち着きがなく、怒鳴ってしまった
・生徒同士のトラブルが多く、指導するたびに授業開始が大幅に遅れた
・掃除中に問題行動を起こす生徒が多く、決められた時間通りに終わらなかった

私の場合、学級経営がうまくいかない時は「全て自分が悪い」といつも考えていました。

しかし、学級経営がうまくいかない原因には、教員の指導力だけでなく、学校の対応や生徒同士の人間関係など様々なものが考えられます。

そのため、学級経営がうまくいかなくても自分を過剰に責める必要はありません。

ただ、学級経営の問題をそのままにしておくと、ストレスが増えて、仕事のやる気が出なかったり心身に不調が出たりする可能性があります。

学級経営がうまくいかない時は、学級のルールを見直したり生徒との関わり方を振り返ったりして、少しずつ行動を改善することが大切です。生き生きと仕事をするためにも、生徒にとって居心地が良く、規律が整った学級経営を目指しましょう。

また、「学級経営がうまくいかなくて、このまま教員を続けるべきか悩む……。」という方は、キャリアコーチングでプロと相談してみるのもオススメです。転職サービスではないので、教員を続けることも含めてキャリアの相談が可能です。

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学級経営でよくある悩みとは?

小学校・中学校・高校問わず、学級経営の難しさに悩む教員の方は多いかもしれません。

具体的には、以下の3つが学級経営のよくある悩みとして挙げられます。

・授業中や学級活動中の私語が多く落ち着きがない
・注意しても言うことを聞かずクラスがまとまらない
・生徒同士のトラブルが多く雰囲気が悪い

他クラスの学級経営がうまくいっているのを見ると「どうして自分だけ……。」と、つい落ち込んでしまいます。

しかし、学級経営では40人近くの生徒を相手に、一人ひとりの性格や生徒同士の人間関係に合わせた指導をする必要があるため、難しいと感じるのは自然なことです。

悩み別の解決方法についても紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

授業中や学級活動中の私語が多く落ち着きがない

学級経営でよくある悩みとして、授業中や学級活動中の私語が多く、落ち着きがないことが挙げられます。私が教員として働いていた時も、生徒の私語に何度も悩んでいました。

生徒の私語は、教員と生徒の信頼関係が十分に築けていない場合に見られます。また、生徒が授業や学級活動に飽きて、注意力散漫になっている可能性も考えられます。

私語をしている生徒が1〜2人だと、つい「これくらいなら大丈夫かな」と思ってしまいますが、ここで早めに対策しておかないと、行動がエスカレートするかもしれません。

たとえば、授業中に立ち歩いたり妨害行為をしたりする生徒が増え、教員だけではコントロールできなくなる可能性があります。

生徒の私語を減らすためには、その場で注意するだけでなく「なぜ勝手に話してはいけないのか」を納得させることが大切です。授業や学級活動に一生懸命取り組む生徒のためにも、学習規律をつくり、クラス全体で徹底しましょう。

また、生徒が授業や学級活動に飽きている場合は、指導方法を工夫する必要があります。生徒が体を動かす活動を取り入れたり、グループワークを増やしたりして楽しく取り組めるようにしましょう。

注意しても言うことを聞かずクラスがまとまらない

生徒に注意をしても言うことを聞かず、クラスがまとまらない状況も、学級経営のよくある悩みの一つです。言うことを聞かない生徒が複数人いる場合は、さらに難しさを感じるかもしれません。

生徒が教員の言うことを聞かなくなってしまうのは、以下の理由が考えられます。

・担任と相性が合わない
・大人を信用できない
・思春期による反抗心から素直に言うことを聞けない

この時、言うことを聞かない生徒に長々と説教したり、怒鳴ったりするのは逆効果です。生徒との溝が深まり、ますます指導が入りにくくなってしまいます。

また、言うことを聞かない生徒を放置すると、他の生徒が「言うことを聞かなくてもいいんだ」と学習し、真似をする可能性もあります。言うことを聞かない生徒が増えると収拾がつかなくなり、いわゆる「学級崩壊」になってしまうかもしれません。

生徒が言うことを聞かない場合は、一方的に注意するよりも「なぜ言うことを聞かないのか」「なぜ問題行動を起こすのか」を考えましょう。その後、生徒と関係を築きながら「なぜ駄目なのか」「どう改善すると良いのか」を丁寧に説明することが大切です。

生徒同士のトラブルが多く雰囲気が悪い

生徒同士のトラブルが多く、クラスの雰囲気が悪くなってしまうことも学級経営の悩みとして挙げられます。

小学生に限らず、中学生や高校生も大人に比べると精神的に未熟なため、人間関係のトラブルはつきものです。しかし、トラブルの数が多すぎると担任一人では抱えきれず、悩みが大きくなってしまうかもしれません。

また、トラブルが続くことでクラスの雰囲気が悪くなると、生徒の問題行動や不登校につながる可能性もあります。

生徒同士のトラブルが発生する原因には、お互いの相性が悪かったり、嫌なことがあってイライラしていたりと様々なものが考えられます。生徒同士のトラブルについても、早急に対処して問題の深刻化を防ぎましょう。

生徒同士のトラブルを防ぐためには、日頃から生徒を観察してコミュニケーションを取ったり悩みを聞いたりすることが大切です。また、一人でトラブルを抱え込まないよう副担任や周りの教員に相談することも意識しましょう。

うまくクラスをまとめて学級経営をするためのコツは?

それでは、学級経営の悩みを解消してクラスをまとめるには、どうしたら良いのでしょうか。

ここでは、うまくクラスをまとめて学級経営をするためのコツを3つ紹介します。

・学級のルールをつくり生徒に伝える
・生徒を褒める機会をたくさん作る
・生徒と積極的にコミュニケーションを取る

それぞれ詳しく見ていきましょう。

学級のルールをつくり生徒に伝える

うまくクラスをまとめるには、学級全体で守るルールをつくり「なぜそのルールが必要なのか」を生徒に伝えましょう。学級のルールを提示することで、生徒の行動基準がはっきりして指導しやすくなります。

たとえば「先生や生徒の話は最後まで聞く」「発言する時は挙手する」などのルールをつくったとします。そうすると、授業中や学級活動中に生徒の私語があった場合も「なぜ駄目なのか」「どうすると良いのか」という指導が可能です。

学級のルールをつくり、生徒に伝える時は以下の2点に気をつけましょう。

・細かい・厳しいルールを設定しない
・ルールをつくった理由について生徒が納得するように伝える

あまりにもルールが細かったり、厳しかったりすると生徒が息苦しく感じてしまいます。生徒が行動に移しやすいルールを2〜3つほど設定しましょう。

また、ルールをつくった理由について、生徒が納得するように伝えることも大切です。生徒が納得しない様子であれば、学級全体で話し合いながら修正を加えて柔軟に対応しましょう。

生徒を褒める機会をたくさん作る

学級経営がうまくいかないと、どうしても生徒の問題行動ばかりに目がいってしまいます。しかし、クラスをまとめるには、ルールを守ったり授業や学級活動に前向きに取り組んだりしている生徒を見つけ、積極的に褒めることが大切です。

たとえば、学級のルール通りに教員や友達の話を最後まで聞く生徒がいれば「最後まで静かに話を聞いてくれてありがとう」と全体の場で褒めるようにしましょう。

また、生徒を褒める際はルールだけにとらわれず、一人ひとりの行動に着目することも重要です。普段はあまりルールを守れない生徒でも、以下のように生徒自身の成長が見られた場合は、意識的に褒めることで教員への信頼につながります。

・授業中の私語が減ってきた
・いつも掃除をサボっている生徒が今日は参加している

どれだけ反抗的な生徒でも、担任が自分を見守り褒めてくれると嬉しい気持ちになります。

もちろん、学級のルールから大きく逸脱したり、危険な行為をしたりした場合は指導が必要です。ただ、良いところを見つけた時は積極的に褒めるようにして、メリハリのある指導を心がけましょう。

生徒を褒める機会をたくさん作ると、徐々に信頼関係ができてクラスがまとまるようになります。

生徒と積極的にコミュニケーションを取る

学級経営の問題を解消し、うまくクラスをまとめるためには、積極的なコミュニケーションも心がけましょう。コミュニケーションを通して生徒との信頼関係ができると、生徒にとってクラスが居心地の良い場所になり、問題行動が減っていきます。

コミュニケーションを取る時は、以下のタイミングを活用して色々な生徒に話しかけてみましょう。

・授業や学級活動
・休み時間
・部活動
・委員会活動
・始業前や放課後

信頼関係を築けていないうちは、挨拶をしたり授業に関する話題を振ってみたりするのがおすすめです。会話の時間が短かったとしても、教員から積極的にコミュニケーションを取ることで、生徒は少しずつ心を開いてくれるようになります。

また、生徒と関わる回数が増えると些細な変化にも気付けるようになるため、生徒が抱える問題や悩みを早急に解決し、トラブルを防げるかもしれません。

このように、教員が生徒とコミュニケーションを取ると、信頼関係ができて学級経営もうまくいくようになります。生徒が安心できる学級づくりをするためにも、日頃から積極的にコミュニケーションを取るようにしましょう。

【まとめ】

学級経営では、40人近くの生徒をまとめる必要があるため、難しさを感じて悩みを抱える教員の方は多いと思われます。

学級経営でよくある悩みは、生徒の問題行動やトラブルが続き、指導が入りにくいことです。ただ、問題をそのままにしておくと事態が悪化したりストレスが大きくなったりする可能性があるため、早急に対処しなければなりません。

うまくクラスをまとめるためには、まず学級のルールをつくり、その必要性について生徒に伝えることが大切です。また、ルールを守れている生徒はもちろん、生徒自身の成長が見られた場合も積極的に褒めましょう。

生徒とのコミュニケーションも、学級経営を円滑に進めるためには重要なポイントです。

本記事を参考に、居心地の良い学級づくりに向けて様々な方法を取り入れてみてください。

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