こんにちは。「gusare」編集部です。
新任教員として働き始めたばかりの方の中には、「新任教員として働いているけれど、なかなかうまくいかない……!」と感じている方もいらっしゃるかと思います。
今回の記事では、実際に教員として様々な仕事をしてきた経験を元に、新任教員で仕事がうまくいかない場合の原因と対策方法について具体的に解説させていただきます。
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新任教員で仕事がうまくいかない……!
私は小学校教員として約5年働いていましたが、新任教員の頃は毎日のように「仕事がうまくいかない」と感じていました。
私は大学を卒業したばかりでしたが、いきなり学級担任を任され、30人学級を受け持つことになりました。
副担任もいなかったため、トラブルが起きた時は一人で対応しなければなりません。
周りの教員に頼りたくても、みんな忙しそうで助けを求められる雰囲気ではなく、毎日何かしらのミスをしていました。
また、私は社会人として働くことにそもそも慣れておらず、毎日早起きしたり周りに気を使ったりすることもストレスでした。
そのせいか、目の前にある業務に集中できずミスが増え「うまくいかない」と思うこともありました。
教職経験のない新任教員が、新しい環境に慣れながら日々の仕事をこなしていくのは大変なことです。
また、周りに頼りにくい職場環境だとミスが増えて「仕事がうまくいかない」と感じてしまうかもしれません。
新任教員で仕事がうまくいかないと感じる原因は?
新任教員として働いている方は、どのような原因から「仕事がうまくいかない」と感じるのでしょうか。
ここからは、新任教員で仕事がうまくいかないと感じる原因を3つ紹介します。
・スキルや経験が不足している
・仕事の優先順位がつけられない
・職場に慣れていない
なぜ「仕事がうまくいかない」と感じるのか、原因を探る時の参考にしてください。
また、新任教員の仕事がうまくいかず泣いてしまうという方は、↓こちらの記事も合わせてどうぞ。
スキルや経験が不足している
新任教員で仕事がうまくいかないと感じる原因の1つ目は、スキルや経験が不足していることです。
新任教員の多くは大学を卒業したばかりで、教職経験がない場合がほとんどです。
私も実際に教員として働き始めるまで、教職経験といえるものは約1ヶ月間の教育実習しかありませんでした。
教育実習での経験を生かせる場面もありますが、それだけではカバーしきれないほど教員の仕事は忙しく、対応の難しい業務も多々あります。
また、教員は先輩や上司がつきっきりで仕事を教えてくれる機会が少ないため、困った時も基本的には自分で解決する必要があります。
自分でスキルを身につけようと思っても、教員の仕事は多忙なため勉強時間を確保するのが大変です。
その結果ミスが重なり「仕事がうまくいかない」と感じる場面は多いかもしれません。
学級経営がうまくいかないとお悩みの方は↓こちらの記事もどうぞ。
仕事の優先順位がつけられない
新任教員で仕事がうまくいかないと感じる原因の2つ目は、仕事の優先順位がつけられないことです。
教員は毎日の授業だけでなく、生徒指導や学級経営、校務分掌などさまざまな業務を抱えています。
大量にある業務を時間内に終えるためには、仕事の優先順位をつけて効率的に取り組むことが重要です。
しかし多くの新任教員は、どの仕事から取り組むべきかわからず、なかなか仕事を終えられないこともあります。
私が新任教員だった頃は、宿題やテストの丸付けに時間をかけすぎたせいで他の業務に手が回らず、毎日残業をしていました。
このように、新任教員は仕事の優先順位をつけられないために、小さな仕事に追われて大事な業務を後回しにしてしまう場合があります。
そのため、仕事を時間内に終えられず、残業や休日出勤が増えて「仕事がうまくいかない」と感じてしまう方は多いかもしれません。
職場に慣れていない
新任教員で仕事がうまくいかないと感じる原因の3つ目は、職場に慣れていないことです。
新任教員は仕事で覚えることが大量にあります。
しかし、職場に慣れていないと、新しい環境に適応しながら仕事を覚えなければならないため、余計なストレスがかかりミスが増えやすくなるかもしれません。
私の場合は人見知りな性格もあり、最初の頃は周りの教員となかなか打ち解けられず、仕事とは違う疲れを毎日感じていました。
困ったことがあっても、質問したり助けを求めたりすることができなかったため、仕事がうまくいかず頻繁に落ち込んでいた記憶があります。
また、教室の使い方や教材が置いてある場所、給食・掃除時の細かいルールなど、仕事とは別に覚えることもたくさんあり、慣れるまでは苦労しました。
新任教員は職場に慣れていないことから、本来の業務とは別のストレスがかかり、ミスが増えるため「仕事がうまくいかない」と感じやすいかもしれません。
新任教員で仕事がうまくいかない時の対策方法。
新任教員で仕事がうまくいかないと、落ち込むことが増えて自信をなくしてしまう可能性があります。
しかし、次の対策方法を実践すると、仕事でミスしたり落ち込んだりする回数を減らせるかもしれません。
・仕事の優先順位をつける
・困った時に相談できる教員を見つける
・「新任教員で仕事がうまくいかないのは当たり前」と割り切る考え方も大切
それぞれ具体的に解説していきます。
仕事の優先順位をつける
「仕事がうまくいかない」と感じた時は、まず仕事の優先順位をつけてみましょう。
業務量が多い教員の仕事を効率的に進めるためには「何から取り組むべきか」を考えることが大切です。
仕事の優先順位をつける際は、次の3つに分けてみましょう。
・期限が迫っている仕事
・とりあえず終わらせる仕事
・まだ先の仕事
上記のように時系列で分けると、どの仕事から取り組むべきか整理しやすくなります。
期限が迫っている仕事を先に片付けておくことで、無理に残業をする必要がなくなるかもしれません。
また、自分にとって「力を入れたい仕事」と「ある程度力を抜いても良い仕事」を基準に優先順位をつける方法もおすすめです。
教員は大量に仕事を抱えているため、一つ一つ丁寧にやっていると時間がかかり、ストレスも溜まりやすくなります。
「これは力を入れて取り組みたい」と思う仕事から優先順位をつけると、メリハリをつけて業務に取り組めるようになります。
困った時に相談できる教員を見つける
「仕事がうまくいかない」と感じた時に、相談できる教員を見つけておくと、一人で悩みを抱え込まずに解決できます。
私の場合は、同じ学年を担当していた教員によく相談していました。
新任の私を気にかけてくれていたため、相談もしやすかったです。
職場で気軽に話せる教員がいない場合は、初任者研修で他校の教員と積極的に関係を作りましょう。
初任者研修であれば年齢の近い教員が集まりやすいため、関係を作りやすいかもしれません。
また、教員になった大学時代の同級生に相談する方法もおすすめです。
新任教員としての悩みを共有することで「悩んでいるのは自分だけじゃない」と安心できる可能性があります。
「新任教員で仕事がうまくいかないのは当たり前」と割り切る考え方も大切
新任教員が仕事で悩んだりミスしたりするのは当然のことです。
しかし、教員になる人の多くは責任感が強く、仕事でミスすると「自分はダメだ」と思ってしまう傾向にあります。
責任感を持って仕事に取り組むことは大切ですが、ミスするたびに落ち込んでいると自信を失い、ますます仕事がうまくいかなくなるかもしれません。
そこで「仕事がうまくいかないのは当たり前」とある程度割り切ると、ミスをしても必要以上に落ち込むことが減り、改善に向けた行動を起こせるようになります。
私も新任教員だった頃は、仕事でミスをするたびに落ち込み、放課後の教室で泣くこともありました。
しかし「新任教員がミスするのは当たり前」と割り切ることで、ミスをした時も冷静に改善点を考えられるようになりました。
自分がミスしたことばかりにとらわれず「仕方がない」とある程度割り切った上で業務に取り組むと、ストレスが減って仕事もうまくいく可能性があります。
↓こちらの記事では、教員が大きなミスをしないための考え方について解説しています。ミスをよくしてしまうという方はこちらの記事も参考にしてみてください。
【まとめ】
新任教員はスキルや経験が不足していたり、職場に慣れていなかったりすることが原因で「仕事がうまくいかない」と感じてしまいます。
仕事がうまくいかない時の対策方法としては「仕事の優先順位をつける」「相談できる教員を見つける」などがおすすめです。
また「新任教員で仕事がうまくいかないのは当たり前」と割り切った考え方を持つと、必要以上に落ち込むことが減り、仕事もスムーズに進められるかもしれません。
本記事を参考に、少しずつ仕事で自信をつけられるよう対策方法を実践してみてください。
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