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教員採用試験は勉強していない人でも受かる?何から勉強するのがいい?

こんにちは。「gusare」編集部です。

これから教員採用試験を控えている方の中には、「まだ全然教員採用試験の勉強をしていない……。こんな自分でも試験に受かるのかな?」と不安に思っている方もいらっしゃるかと思います。

今回の記事では、実際に教員採用試験を受けて合格した経験を元に、教員採用試験は勉強をしていない人でも受かるのか、まだ勉強をしていない人は何から勉強をするのがいいのか、具体的に解説させていただきます。

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目次

教員採用試験は勉強していない人でも受かる?

教員採用試験に限らず、試験前に「全然勉強していない!」と焦った経験がある方は多いのではないでしょうか。たとえばこれまでの学生生活の定期テスト前や、検定試験前など、勉強しなかったことを後悔することは珍しくもありませんよね。

しかし教員採用試験は、定期試験とはわけが違います。教員採用試験の合否は、定期試験よりもはるかに直接的に自分の将来と関わってくるからです。この記事を読んでいる方の中には、「ここまで勉強せずにきたけど、なんとか教員採用試験に受かる方法はないだろうか」と模索している方もいることでしょう。

結論から言うと、勉強せずに教員採用試験に受かるのはほとんど不可能です。

まぐれや運で受かるケースがないとは言い切れませんが、真の意味で勉強せずに合格するのはごくごく一部だと考えるべきです。

厳しい現実ではありますが、教員採用試験は子どもたちに大きな影響を与える仕事に就くための試験です。勉強せずに合格できるほど甘くはありません。

しかし、だからといって諦めるのはまだ早いかもしれません。

教員採用試験の受験前、私も勉強をしていない自分に焦った経験があります。そこからなんとか巻き返し、教員採用試験に合格しました。大切なのは「全然勉強していない!」と気づいた日から、どれだけ必死になって取り組めるかではないでしょうか。

今回の記事では「教員採用試験の勉強をしていない!」と焦っている方向けに、教員採用試験までの限られた時間でどう勉強していくかを解説していきます。

勉強していない人でも教員採用試験に受かるためには?

勉強していない人でも教員採用試験に受かるためには?

先ほども述べたように、まったく勉強せずに教員採用試験に合格するのはほぼ不可能です。「全然勉強できていない!」と気づいたなら、思い立ったその日から勉強を始めて、教員採用試験の対策を始めていきましょう。

とはいえ、何の計画も立てずに片っ端から潰していくのはあまりおすすめしません。限られた時間でいかに効率よく教員採用試験の対策をしていくかが大切です。

「ここまで勉強せずにいたけど、今からでも何とかして教員採用試験に受かりたい!」という方は、まず学習計画を立てましょう。ここでは学習計画を立てる際のポイントを紹介します。

ポイント①とにかく一次試験のことだけ考える

「教員採用試験の勉強を全然していない!」という方は、とにかく一次試験のことだけ考えましょう。もしまわりにも教員採用試験を受験する人がいて、その人が二次試験対策に取り組んでいたとしても、とにかく一次試験対策が最優先事項です。

教員採用試験の一次試験は、基本的には知識を問う筆記試験です。科目数が多く、学習にはかなりの時間と労力がかかります。

ここまで勉強をしていなかった、と焦る気持ちがあればあるほど、意識は先の方へと向きがちです。しかし二次試験のことも同時並行でやろうとすると、目前に迫った一次試験のことが疎かになり、試験直前になって余計焦るという負の連鎖を生んでしまう可能性があります。

二次試験の対策は一次試験が終わってからでも充分な時間を確保することができます。まずは落ち着いて、一次試験の対策に注力しましょう。

ポイント②試験までに学習にさける時間を把握する

続いて、試験までにどれだけの時間があるのかを把握する必要があります。

いくら切羽詰まっているからといって、睡眠時間を大幅に削ったり、必要以上に勉強ばかりするスケジュールを立てるのはあまりおすすめできません。余裕のないスケジュールで学習を進めると集中力が下がり、学習効率も下がるからです。

試験までの日数と、1日あたりの学習時間を考えて学習計画を立てましょう。日常生活の中でイレギュラーが発生することもありますから、余裕を持って学習時間を設定するのがおすすめです。

たとえば月曜日から土曜日まではその日にやることを決めておき、日曜日はその中で達成できなかったことを学習する時間に充てるという計画を立てたとします。

この場合、月曜日から土曜日の間に急用が入ったり体調を崩したとしても、その週のうちに遅れを取り戻すことができます。予定通りに学習が進んだなら、日曜日は1週間の復習に充てたり、次の週の予定を前倒しにしたりしましょう。

余裕を持った計画を立てることで、必要以上に焦ることなく学習を進めることができるのです。

ポイント③学習の優先順位を決める

試験までの学習時間を把握したら、いよいよ学習内容を決めましょう。

教員採用試験は科目が多く、完璧に学習しようとするとあまりにも時間が足りません。どの優先順位でどの科目を学習していくべきかを見極める必要があります。

そのためにも、一度教員採用試験の模擬試験を解いてみましょう。

どんな科目がどんな出題のされ方をするのか、試験中の時間感覚はどんなものか、現時点での自分の知識定着の度合いなど、模擬試験を解くことで見えてくるものはたくさんあります。模擬試験を解いたら必ず答え合わせとなおしをして、自分の苦手な傾向を把握していきましょう。

詳しい学習の優先度や方法については後述しますので、そちらを参考にしてみてください。

まだ教員採用試験の勉強をしていない人は何から勉強するのが良い?

ここまでは、限られた時間で教員採用試験の対策をするための学習計画について解説してきました。

ここからは「教員採用試験の勉強って何から始めたらいいの?」という方向けに、教員採用試験の勉強の優先順位について解説します。

先ほども解説したように、まずやるべきことは教員採用試験の模擬試験を解くことです。

「できた科目とできない科目があった」という方は、できなかった科目から学習していきましょう。残された学習期間の前半は苦手分野を少しでも克服できるように反復練習を行うことで、現状の底上げを図ることができます。

しかし「すべての科目がよくできなかった」「模擬試験を解こうとしてみたけどさっぱりわからなかった」という方もいるのではないでしょうか。どこから手をつけていいか八方塞がりな方は、これから解説する優先順位や勉強法を参考に教員採用試験の対策を始めてみてください。

優先順位①受験科目全体を軽く把握する

まずは教員採用試験の受験科目の全体像を把握しましょう。

ここで一度に知識を入れる必要はありません。参考書を読書感覚でさらっと一周読んでみましょう。それだけでもある程度の知識は頭に入ります。

可能であれば繰り返し読んで、短期記憶から長期記憶に置き換えていきます。繰り返し読むうちに「この部分覚えているな」と感じる箇所が増えていくはずです。

とはいえ、教員採用試験までの日数があまり多くない中での学習になるので、この過程に時間をかけるのはあまり得策ではありません。参考書を一周読んだら、あとは隙間時間を見つけて繰り返し読むことを心がけると効率よく学習を進めることができます。

ひとつ気をつけるべきことは、教員採用試験本番までの日数がとても少ない場合です。

たとえば試験まで残り1ヶ月を切っている、という場合、受験科目を把握するために参考書を読む時間はありません。その場合は受験科目全体の把握と同時に、次に挙げる受験自治体の頻出分野の学習を進めていく必要があります。

優先順位②受験自治体の頻出分野

教員採用試験の科目の多さについては先ほども触れました。しかし、科目が多いとはいえ、すべての分野から出題されるわけではありません。どの自治体にも必ず出題の傾向があります。

重点的に学習をするべきなのは、受験自治体の頻出分野です。出題傾向は各自治体の過去問集や自治体別の参考書などに掲載されています。ほとんど毎年出題がある分野は、変わらず出題される可能性が高いです。同時に他の受験者も正答確率が高い分野になるため、確実に押さえましょう。

優先順位③受験自治体の配点が高い分野

教員採用試験の科目は、一般教養・教職教養・専門科目に分かれています。受験自治体によって受験科目が変わってくるのも教員採用試験の特徴ですが、自治体によって配点も違うことに注意が必要です。こちらは教員採用試験の受験要項に記載されているので、しっかり確認しておくようにしましょう。

教員採用試験は全体の6〜7割程度が合格ラインであると言われています。合格することを目標に据えるのであれば全科目が完璧である必要はありません。配点の高い分野から集中的に学習を進め、効率よく点が取れるようにするのが合格への近道です。

ひと通り学習したら模擬問題を繰り返し解く

ここまで紹介してきた優先順位で学習を進めてきたら、模擬問題を繰り返し解いていきましょう。試験までの日数が少なければ少ないほど、実際の試験時間を計りながら模擬問題を解いていくことが重要になってきます。

受験で必要なのは最終的には知識のアウトプット力です。模擬問題を解くことで、試験の形式に慣れながら知識のアウトプットをする練習ができます。また、模擬問題で間違えたところを復習することで知識の定着を図ることもできます。

教員採用試験が近づいてきたら、模擬問題を積極的に活用して学習を進めましょう。

まとめ

いよいよ教員採用試験が近づいてきた時、「全然勉強していない!」と焦ってしまう人は少なくありません。中には「ここまで全く教員採用試験の対策をしていないけど、合格できるかな」と思う方もいることでしょう。

しかし、勉強せずに合格できるほど教員採用試験は甘くありません。教師は子どもたちの未来を担う仕事ですから、教員採用試験の突破にはやはり地道な勉強が必要になります。ごくまれに「勉強しなくても合格できた」という体験談を耳にすることもありますが、勉強せずに合格を狙うのは雲をつかむようなものだと考えたほうがいいでしょう。

教員採用試験の合格を目指すなら、勉強できていないと気づいたその日から勉強を始めましょう。試験までに勉強に費やせる時間を考えて学習計画を立て、着実に学習を進めていくことが教員採用試験合格に近づく唯一の方法です。

今回の記事では「まだ教員採用試験の勉強を全然していない!」という方向けに、勉強していなくても教員採用試験合格は可能なのか、限られた時間の中での勉強の優先順位はどうなるのかを解説しました。

教員採用試験に合格するためには、受験自治体の出題傾向や配点から効率よく学習するのが効果的です。「今更勉強を始めても」と諦めずに、ひとつずつ対策を講じていきましょう。

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gusare編集部です。
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