こんにちは。「gusare」編集部です。
これから教員採用試験を控えている方の中には、「教員採用試験の長所と短所ってどうやって考えたらいいのかな……?」と不安に思っている方もいらっしゃるかと思います。
今回の記事では、実際に教員採用試験を受けて合格した経験を元に、教員採用試験での長所と短所の考え方や、長所と短所の例文について具体的に解説させていただきます。
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教員採用試験で問われる長所と短所とは?
長所と短所は自己アピールの場では必ずと言っていいほど聞かれる項目です。入試やバイトの面接、就活などで「あなたの長所と短所はなんですか」と聞かれた経験がある人は多いのではないでしょうか。
教員採用試験も例外ではありません。教員採用試験の面接では、受験者の人柄や教員としての適性が評価の対象となります。
私も教員採用試験の面接対策として長所と短所を答えられるように対策をしました。しかし短所はたくさん思いつくのに、長所が全く思い浮かばずに苦労した経験があります。
今回の記事では「教員採用試験で自分の長所と短所ってどう答えたらいいの?」「自分の長所が思い浮かばない!」とお悩みの方向けに、教員採用試験における長所と短所の答え方を紹介します。
実際に質問に答える場合の例文も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
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教員採用試験での長所と短所の考え方
最初に教員採用試験における長所と短所の考え方について解説していきます。
教員採用試験に限らず、面接の場で長所と短所を聞かれたときに一番見られるのは、受験者が客観的に自分を捉えられているかどうかです。自分という一個人を受験者がどのように理解し、長所と短所をどのように表現するのかが判断されています。
先ほども述べたように、教員採用試験の面接においては受験者の人柄や教員適性なども評価されます。しかし、だからといって「教員適性があると思われる長所って何だろう?」と考える必要はあまりありません。まずは自分自身を見つめなおし、自分の長所と短所はどんなところがあるかを考えるところから始めましょう。
それでは、教員採用試験に向けて長所と短所を考えるときのポイントを3つご紹介します。
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ポイント①長所と短所をバランスよく考える
教員採用試験対策として長所と短所を考える際のポイント1つ目は、長所と短所をバランスよく考えることです。
長所と短所をバランスよく考えるには、客観的に自分を見ることが必要です。
客観的に自分を見る、とはどのようなことでしょうか。それは様々な方向から自分という人間を見つめ、第三者的な立場から評価するということです。
教師という仕事は客観的な視点がとても重要になります。子どもたちを相手にしたときや保護者を相手にしたとき、客観的な立場から助言をしたりトラブルの対応に当たったりする機会が多いからです。
長所か短所どちらかに偏った回答をしてしまうと、客観性を疑問視されてしまう可能性があります。いいところも悪いところもあわせもっているのが人間です。教員採用試験の面接で長所と短所を答えるときは、双方がバランスよくなるように考えることを心がけましょう。
ポイント②短所は長所でカバーする
教員採用試験対策で長所と短所を考える際のポイント2つ目は、短所は長所でカバーすることです。
面接で合否が左右されるときに陥りがちな思考の1つに、「この短所を言ってしまったら不合格になるんじゃないか」と不安になることが挙げられます。たしかに自分という人間を評価される場で敢えて短所について述べることは、自分の評価を落としてしまうかもしれません。しかし「あなたの長所と短所はなんですか」と問われている以上、短所を述べないわけにはいきません。また、1つ目のポイントで解説したように客観性という観点から見ると、短所を述べない、あるいは「特にない」と答えることは大きなマイナスになってしまいます。
しかし短所を述べるときにある工夫をすることで、短所という自分への評価を下げかねない事象をアピールポイントに変えることができます。それが短所を長所でカバーすることです。
自分の短所を正直に述べたうえで、これまで自分がその短所とどう向き合い、克服する努力をしてきたかを添えます。すると「自分の短所を認め、克服しようと考え、努力できる人である」という長所として相手に伝えることができます。
もちろん「あなたの短所はなんですか」と聞かれているので、ありのままを答えても問題はありません。しかし短所を長所でカバーするコツを使うことで、ただ短所を述べるよりもよい印象を与え、アピールポイントをひとつ増やすことができるのです。
ポイント③長所が思いつかないときは短所を言い換える
それでも「どうしても長所が思いつかない!」という方もいるのではないでしょうか。もちろん長所として何かを答えるときはその詳細を語る必要があるので、その場しのぎで長所を捏造するのはあまり得策ではありません。
教員採用試験で長所と短所を考える際の3つ目のポイントは、短所を言い換えて長所にすることです。
長所が思いつかないときは、とりあえず自分の短所を思いつくままに挙げてみましょう。長所と短所は紙一重です。短所の中には見方を変えることで長所とも言えるものがたくさんあります。
たとえば、あなたが“決断力がない”という短所を持っているとしましょう。“決断力がない”のは、それだけ多くの選択肢を持ち、慎重に検討できるからこそ生じる短所です。そのため、“決断力がない“ではなく”物事を慎重に判断できる”と言い換えることができます。
また、“頑固である”という短所を抱えている人もいるでしょう。しかしそれは同時に、一度決めたことはやり通す意志の強さを持っている、ということでもあります。
多少強引に感じるかもしれませんが、短所を長所に置き換えられるのは事実です。どうしても長所がすんなり思い浮かばない、という人は、一度この方法を試してみるとよいでしょう。
教員採用試験での長所と短所の例文
ここまでは、教員採用試験で長所と短所を考える際のポイントを紹介してきました。なかなか長所と短所を考えるのが難しい、という人でも、ご紹介した3つのポイントに沿って考えることで、自分の長所と短所を考えやすくなります。
ここからは教員採用試験で長所と短所を聞かれた際の例文を紹介します。3つのポイントを踏まえながら解説していきますので、「教員採用試験で長所と短所を聞かれたらどう答えたらいいの?」とお悩みの方はぜひ参考にしてください。
シンプルに長所と短所を述べるパターン
まず紹介するのは、最もスタンダードで無難なパターンです。自分自身の長所と短所を簡潔に述べることで、わかりやすく伝わりやすい回答をすることができます。
「私の長所は地道に努力を重ねられるところです。あまり器用なタイプではないので、達成したい目標に向けて計画を立て、ひとつずつ着実に実行に移してきました。テスト勉強や学生時代に所属していたダンス部の練習など、こつこつと積み重ねることで目標を達成してきたことが私の自信になっています。
その反面、私には優柔不断という短所があります。ひとつの物事に対していろいろと考えてから判断しようとするため、なかなか決めることができません。すぐに判断が必要な場面でもひとつに絞ることができなかったり、判断を先送りにして『あの時決めておけばよかった』と後悔したりすることも少なくありません。そのため、決心が付けられないというのは私の短所であると考えます。」
短所を長所でカバーするパターン
続いて、先ほど述べたポイントの中にもあった短所を長所でカバーするパターンの例文を紹介します。短所を長所でカバーする場合、短所を先に述べてから長所を述べるようにすると話を展開しやすくなります。
「私の短所は優柔不断なところです。なにかを決めなければならない場面になると、どの選択肢のメリットも捨てがたく思えてなかなか決めることができません。判断が遅かったことで後悔したことや、タイミングを逃してしまったことなどを経験してきたので、優柔不断なところは私の直すべき短所であると考えています。
しかし悩む時間を乗り越えて決めたことはどれだけ大変でもやり遂げてきました。決して器用なタイプではありませんが、こうすると決めたことに対して誠実に、どうしたらいいかを考えてひとつひとつこなすことで目標を達成してきました。一歩ずつでも地道に努力を重ねられるところは、私の長所だと思います。」
ひとつの性格を長所と短所双方から述べるパターン
最後に、ひとつの性格を長所と短所双方から述べるパターンです。自分の性格を多面的に見て、よいところも悪いところも同時に述べるのは少々トリッキーな方法でもあります。その分きちんと筋道立てて考えれば、面接官に大きなインパクトを与えるでしょう。
「私の短所は優柔不断なところです。選択肢がいくつかある中で、どれかひとつに絞ることがどうしても苦手です。そのため判断を遅らせて後悔した経験がたくさんあります。
しかし同時に、優柔不断なところは裏を返せばひとつの物事に対して深く考えられるということでもあると考えています。すぐに物事の判断を下すことができないのは、それだけ多くの選択肢を自分の中に持っているからです。その選択肢が生じるまでに、たくさんのことを考えて様々な可能性を検討しています。それだけ考えを深められるのは私の長所でもあります。
とはいえ、肝心な時に判断を下せないのは明らかに私の短所です。そのためじっくりと考えつつも判断ができるように、日々様々な情報を取り入れて判断材料を増やしたり、物事のメリットとデメリットを明確化する癖をつけたりしています。」
【まとめ】
あらためて自分の長所と短所を考えるのは意外と難しいものです。いざ「あなたの長所と短所はなんですか?」と聞かれた時、すぐに答えられる人は少ないのではないでしょうか。
教員採用試験では、面接のタイミングで長所と短所を聞かれることが多いです。受験者の自己分析力や、教員としての適性が評価されます。
今回の記事では「教員採用試験で長所と短所ってどう答えたらいいの?」とお悩みの方向けに、教員採用試験における長所と短所の考え方を解説しました。
ご紹介した3つのポイントや例文を参考に、自分の長所と短所を考えてみましょう。
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