こんにちは。「gusare」編集部です。
これから教員採用試験を控えている方の中には、「教員採用試験に果たして自分は現役合格できるんだろうか。教員採用試験に現役で合格するのってやっぱり難しいのかな……?」と疑問に思っている方もいらっしゃるかと思います。
今回の記事では、実際に現役で教員採用試験を受けた経験を元に、教員採用試験で現役合格をするのは難しいのか、どれくらいの割合の人が現役合格できるのか、不合格だった場合の進路はどうなるのか等について具体的に解説させていただきます。
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教員採用試験の現役合格は難しいのか?
「教員採用試験の現役合格は難しいの?」と漠然と不安を抱いている方も多いのではないでしょうか。
大学在学中に教員採用試験を受け、卒業してすぐに現場で働くことを目指す現役合格。ちょうど卒論や実習も重なってくるため、教員採用試験の勉強をする時間が取れないと感じている学生もいます。勉強が充分ではないという自覚があったり、模試の結果を見たりすると、「現役合格なんてできるわけがない!」と気持ちが滅入ってしまいますよね。
私は大学四年生の時に教員採用試験を受験し、現役合格を果たしました。
しかし先ほどにも挙げたように、卒論と実習に追われて「充分な勉強ができていない」と感じることは多く、その度に現役合格できるのかと不安な気持ちになったのを覚えています。
しかし、実際に教員採用試験を受験してみて思うのは、効率よく対策を行えば現役合格は難しくないということです。
今回の記事では「教員採用試験に現役合格できるか不安!」という方向けに、現役合格者の割合や不合格だった時の進路などを解説します。
教員採用試験で現役合格する人の割合
最初に、教員採用試験に現役合格する人の割合について紹介します。
一般的に、教員採用試験の現役合格率は3割程度であると言われています。
「10人に3人しか合格しないの!?」と驚かれた方もいるでしょう。
しかしこの数値にはとあるからくりが存在します。
それは、現役合格率を算出するにあたって母数となる人数には現役で教員採用試験を受験したすべての人が含まれているということです。
つまり、この中にはとりあえず受験を決めた人も含まれています。そのため、すべての人が本気で対策をして受験に臨んだわけではないということに注意が必要です。
教員採用試験は効率よく適切な対策を行うことで合格可能性を上げることができます。逆に言えば、適当な対策をしている人は落ちやすいということでもあります。
社会人枠や浪人での受験は、教職への強い熱意があってこそ挑むものです。そのため「とりあえず受験をしよう」と教員採用試験に臨んでいるのは、圧倒的に現役大学生であるということになります。したがって、現役合格率は相対的に下がってしまうのです。
また、就活や大学院進学と同時並行で教員採用試験を受験した、という人もいます。その場合、希望する進路が決まった時点で受験を辞退するケースも考えられます。
これらのことから考えると、教員採用試験の現役合格率はあくまで参考値として留めておくのがよいのではないでしょうか。
「現役合格率3割」という数字はあまりに少ないように感じられますが、その中にはとりあえず受験をした人や、途中で辞退する人が含まれています。
私自身大学4年生で教員採用試験を受験し現役合格を果たしました。
私の周りで教員採用試験を受けた友人たちも、8割近くがいずれかの自治体に現役合格を掴み取っています。
もちろん大学のサポートや教員志望度の高さ、学習環境の整備などの要因で数値に変動があることが考えられますが、「現役合格率3割」という数値はにわかに信じ難いのが実情です。
教員採用試験で現役合格できなかったひとのよくある進路
しかしながら、現役合格を目指して教員採用試験を受験したものの、惜しくも合格できなかったという人がいるのも事実です。
「教員採用試験に現役合格するのは難しいのではないか?」と不安になった方は、同時に「合格できなかったらどんな進路があるのか」も気になるのではないでしょうか。
ここからは、教員採用試験に現役合格できなかった場合の進路について紹介します。
私立学校の求人に応募する
教員採用試験には、基本的に一次試験と二次試験があります。
一次試験の段階で失敗した、と感じた場合、私立学校の求人に応募するというのも手段のひとつです。
私立学校の求人は、自治体で行われる公立学校の教員採用試験よりも時期が遅い場合があります。そのため、一次試験の受験後であっても出願が間に合う可能性があるのです。
「どうしても新年度から教員として働きたい!」という場合は、私立学校の求人への応募も視野に入れてみてもいいかもしれません。
受験の形式や募集している勤務形態、出願時期などは学校によってさまざまです。
私立学校への出願を検討する場合は、学校の様子や募集要項をよく確認してから臨むようにしましょう。
自治体の臨時採用名簿に登録する
多くの自治体では、1年の期限付きで学校で働く臨時的任用教員や時間講師を募集しています。
教員採用試験の結果が出た後に選考が行われるため、惜しくも教員採用試験に不合格となってしまった人が目指すケースも多いのが特徴です。
臨時的任用教員とは、産休ややむを得ない事情で教員に欠員が出た場合に派遣される教員のことです。
学校業界の派遣社員のような立ち位置で、選考に合格すると名簿に登録され、欠員が出た場合のみ教員として働くことになります。
ここで注意すべきことは、選考に通ったとしても必ず教壇に立てるわけではないということです。
しかし選考自体が教員採用試験の後であることや、実際に現場に立って経験を積むことができることなど、教員採用試験に不合格になってしまった人には多くのメリットがあります。
フリーターになる
大学卒業後、フリーターをしながら次年度の教員採用試験を目指すという進路もあります。
臨時的任用教員や時間講師に比べて時間の自由度が高く、教員採用試験に再チャレンジしようと考えている人にとっては勉強時間を確保しやすい選択肢です。
「教員採用試験に再チャレンジしたい!」と考えている人にとって一番の心配事は、勉強期間中に収入源がないことでしょう。
フリーターをしながら勉強することで、収入的な不安を軽減することができます。
就職・進学する
教員採用試験に不合格だった場合、教員になる道から離れる選択をする人も少なくありません。
特に教員採用試験と並行して就活や大学院受験の準備を進めていた人は、一旦企業に就職したり大学院に進学するといったケースもあります。
その間に自分の教員としての適性や、教職に就きたいかどうかという自分の気持ちを見つめ直し、「やっぱり教員になりたい!」と感じた段階で教員採用試験に再チャレンジするのです。
大学院に進学した場合、現役合格を目指すのであれば教員採用試験の受験は2年後になります。2年間かけて教員採用試験の勉強をするのもひとつの手段ですし、大学院に進学することで新たな知見や視点を武器にすることもできます。
企業に勤めた場合、教員採用試験の社会人経験者枠で受験できる可能性があります。現役の教員の中には、一度企業に勤めたことを強みとして教壇に立っている方もいます。
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教員採用試験で現役合格できるか不安な方の対策方法
ここまでは教員採用試験に不合格だった場合の進路について紹介してきました。
しかし、目指すのはやはり教員採用試験に現役合格することですよね。
「教員採用試験に現役合格できるか不安」という方ができる対策には、以下のようなものがあります。
・学習の成果を見える化する
・練習問題を解きなおし、ミスの再発を防止する
・苦手分野の苦手原因を突き詰め、それに見合った対策を講じる など
どれだけ勉強をしていても、「勉強が足りないのではないか」「模試で点数が取れない!」など、教員採用試験に臨む不安は出てきてしまうものです。
そのため、自分が安心できる材料をできるだけ多く作っておきましょう。
不安になったときに信じられるものがあると、気持ちを落ち着かせ不安を軽減することができます。
詳しくは「教採に受かる気がしない!原因と対策方法を実体験を元に解説!」にて解説しています。
まとめ
教員を目指している大学生の中には「教員採用試験の現役合格は難しいのでは?」と不安になっている方も多いでしょう。
教員採用試験自体は、効率よく学習を進めきちんと対策を練ることで充分合格圏内に入ることができる試験です。
しかし、卒論や教育実習などと時期が重なりやすいため、思うように学習する時間が取れない学生もいます。
今回の記事では、「教員採用試験の現役合格は難しいの?」「教員採用試験に受からなかったらどうしよう」と考えている方に向けて、教員採用試験の現役合格の割合や、不合格となってしまった場合の進路について紹介しました。
教員採用試験に受かるか不安な時にできる対策も解説していますので、ぜひ参考にしてください。
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