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ゼミと就職先は関係ない?文系出身者15人にアンケート調査してみた!

こんにちは。「gusare」編集部です。

ゼミ選びや就活の時期になると、「ゼミと就職先は関係あったりするんだろうか?それとも関係ないものなのかな?」と疑問に思う方は多いのではないかと思います。

今回の記事では、文系出身者15人へのアンケートを元に、ゼミと就職先は関係ないのかどうかについて解説していきます。

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目次

ゼミと就職先は関係ない?

みなさん、ゼミと就職先についてどういうイメージをお持ちでしょうか?

「どのゼミに入るかどうかで就職先はある程度決まる!」というイメージをお持ちの方も居れば、「ゼミで学ぶことと実際の就職先は関係ない」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

今回は、文系出身者の15人にアンケートを行い、大学ではどういうゼミに入り、そしてどういう会社に就職をしたのか、ゼミと就職先にはどれくらい関係があったのかについて調査・まとめてみました!

↓こちらの記事では、理系の研究室と就職先の関係性について同様に調査・まとめていますので、合わせて比較してみると面白いと思います。

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ゼミと就職先はどれくらい関係があった?

まず、「ゼミと就職先はどれくらい関係があったか?」について、↓の4つの項目から一番自分に合ったものを選択していただきました。

・かなり関係があった。
・少し関係があった。
・あまり関係なかった
・全く関係なかった。

そして、回答を集計した結果が↓こちらです。

「ゼミと就職先は全く関係なかった。」と答えた方が最多で6人、次が「あまり関係なかった」と答えた5人、という結果になりました。

文系のゼミの場合、就職とは直接結びつかないテーマを扱っている場合も多いので、ゼミと就職先は関係ないという方が多かったのかもしれません。

ここからは、ゼミと就職先との関係性について具体的な体験談を紹介させていただきます。

かなり関係があった。

【30代女性】社会福祉学部 社会福祉学科

ゼミ:高齢者福祉について
就職先:介護老人保健施設 介護職

もともと介護福祉士の資格を取るためにこの学部に入学し、ゼミでも高齢者福祉について深く学びたいと思い選びました。在学中には介護福祉士だけでなく社会福祉士の資格も取ることができました。卒業後はやはり高齢者の方々に直接関わる仕事がしたいと思ったので介護老人保健施設に就職しました。

少し関係があった。

【30代女性】経済学部 国際経済学科

ゼミ:データ金融論
就職先:証券業界 営業職

ゼミで金融論を学び、モノを売る・買うだけではないお金の利用方法などを知ったため金融業界に興味を持ち始めました。しかし、ゼミでの研究はデータを用いて理論値を割り出す、といったような数学寄りの内容でそこはあまり興味が持てず、さらに研究を進めて金融の内勤のような仕事をしたいとは当時思いませんでした。それよりも人と話すことが好きだったため、金融業界の中でも多くの商品を扱うことができる証券会社で営業職として新卒で就職しました。

【20代女性】家政学部 家政学科

ゼミ:旨味成分の黄金比
就職先;ドラッグストア 栄養相談

ドラッグストアで栄養相談をしつつサプリメントの調合をしており、その際にお客様から普段の食生活、生活習慣など聞きお客様に合わせたサプリメントを作成する仕事をしています。
また、食習慣改善として食事指導をする際に出汁をしっかりとると薄味でも満足できることを伝える際に研究で行った内容の話をします。

【30代男性】政治経済学部 経済学科

ゼミ:社会保障論
就職先:福祉業界 介護職

大学のゼミで社会保障について学んでいたこともあり、しだいに日本の福祉政策や介護業界の事情について興味が出た。ゼミの先生が社会福祉法人の本部の関係者と知り合いで、進路の相談をしたところ、就職先を紹介してもらうことができた。

あまり関係なかった。

【20代女性】経済学部 ビジネス学科

ゼミ:マーケティング
就職先:IT業界

ゼミでの経験は、就職先に直接的な関係はありませんでした。就職してマーケティングが必要な機会が今のところないためです。しかし、ゼミで卒論を作成するまでの過程(調査方法や文献調査)は社会人になってから役に立ったことがありました。

【30代女性】人文社会学部 現代社会学科

ゼミ:政治学
就職先:自動車業界 一般職

専門的な学問を専攻していた訳でも志望していた訳でもないので、とくに就職先が限定されることはなかったです。ゼミは興味のあるものを選びましたが、就職先の希望とはまた別だと思います。

【30代女性】外国学部 フランス科

ゼミ:多文化・多言語・国際交流
就職先:教育業界 図書館司書

ゼミと就職先にはあまり関係性はないのですが、外国語の書籍や外国関係の文化や政治、歴史などを扱う書籍を取り扱う仕事はゼミの多言語・多文化のテーマと関係があると思いました。また、図書館には外国人の方も稀に訪れるので広い意味での国際交流という点ではこれも関係があるかと思います。

【20代女性】教育学部 発達科 運動健康専攻

ゼミ:スポーツマーケティング
就職先:教育 スポーツ指導

就職先と関係はなかったけど、ゼミの先生がとても好きだったので選びました。
先生自体は、器械体操の専門です。私は水泳でした。
ただ、ゼミの内容は、新聞などの記事を単語で読み込み、言葉のチョイスや使う回数などからどのような考察ができるかというゼミでした。

【30代女性】文学部 人文社会学科

ゼミ:都市社会学
就職先:金融業界、営業職

大学のゼミと関係がある業種はしいて言えば不動産業界になるのだが、文学部から不動産業界への就職はハードルが高く、女性はなおさら、採用されても業務に体力的についていけないと感じて、別業界を志望した。
就活では「都市を作るのにお金が必要、そのお金を動かせる金融業界に魅力を感じ志望に至った」と面接で話すと、顕著な圧迫なく、比較的スムーズに面接の会話が進んだ気がした。

全く関係なかった。

【30代女性】人文学部 ヨーロッパ文化学科

ゼミ:19世紀フランスのファッション変遷
就職先:金融業 窓口営業職

もともと学芸員志望だったが、学芸員としての就職先が狭き門で現実的ではなかった。また資格取得には専門課程の現場研修などがあり、それをこなしていると一般的な就活に乗り遅れてしまう。関係の無い職種も受けて、とにかくどこかに決まれば御の字というのが自分たちの世代の風潮だったと思う。

【30代女性】人文学部 人文学科

ゼミ:国文学
就職先:アパレル業界 営業事務・生産管理

もともと就職と結びつけようと考えて学部や専攻を選ぶことをしなかったので、就職には何も関係はしていない。ただ、エントリーシートやよく面接で聞かれる「在学中に力を入れたこと」などでは大学での研究のエピソードを話すことはあった。

【30代女性】文学部 英文科

ゼミ:黒人文学
就職先:金融業営業部

就活をする際に、観光業やホテル関係なども考えて活動をしていました。なかなか希望の就職先ではうまく行かず、アルバイトで接客の仕事をしていたので、人と関われる仕事も良いと思い、職種を変えて活動をした結果就職先が決まりました。

【30代女性】教養学部 超域文化科学科

ゼミ:日本文化史
就職先:IT業界 バックオフィス

関係がある所はほぼ研究機関のため物凄い倍率で(都内勤務の場合は特に)、当時まだ査読論文もあまりなかったので、本当に関係ある分野での就職は無理だと早々に諦めた。また、私の研究は時間と主要な図書館へのアクセスさえあれば学外でも続けられるものだったので、緩い会社に就職して余暇を研究に回す方法もあると思った。

【30代女性】法学部

ゼミ:刑事訴訟法
就職先:法律事務所 事務職

大学生の時には刑事訴訟法のゼミを選び、専攻しました。せっかくなので大学でまなんだことを生かして就職したかったのですが、司法試験を目指すほどの能力もなく、また公務員も厳しそうだったので、今の仕事についています

【30代女性】文学部 歴史学科

ゼミ:寺社参詣について
就職先:介護業界 事務職

自分の学んだことをそのまま活かすには教職か図書館司書、博物館学芸員くらいだったので選択肢が極めて少なかった。司書や学芸員には興味があったが、空きがないと就職できない狭き門だったので諦め、また教職には興味が持てなかった。
ゼミの教授にもコネはないから自分で就職先を見つけるように言われたので関係のない業界に就職することになりました。

まとめ

今回の記事では、ゼミと就職先は関係ないのかどうかについて、文系出身者にアンケートを行い調査・まとめてみました!

全体的には、ゼミと関係ない就職先に務めることになる方が多いようでした。文系の場合、就職先選びにゼミで学んだことはそこまで意識しなくて良さそうです。

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