こんにちは。「gusare」編集部です。
これから教員の仕事をしていく方や、教員になりたての方の中には、「教員ってやっぱり定時で帰れないのかな……?」と疑問に思っている方もいらっしゃるのではないかと思います。
今回の記事では、教員は定時に帰れないのかどうか、そして定時に帰れない原因は何なのか、実際に教員の仕事を経験した10名の方にアンケートを行い体験談を集めてまとめてみました。
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教員は定時に帰れない?
最近は、教員の仕事の大変さがニュースなどにもよく取り上げられるようになってきましたよね。
ただ、「教員」とひとことで言っても、小学校教員・中学校教員・高校教員、国語教員・英語教員、数学教員など様々な職種がありますし、人によって仕事の早さにも違いがあります。
今回は、実際に教員の仕事を経験した10名の方にアンケートを行い、「教員は定時に帰れないと思うかどうか」とそう考える理由を教えていただきました。
教員経験者10名にアンケートをしてみた。
まず、↓の4つの選択肢の中から、どれくらいの頻度で定時で帰ることができるかを選んでいただきました。
・基本的に定時で帰れると思う。
・たまに定時で帰れると思う。
・ほとんど定時には帰れないと思う。
・絶対に定時には帰れないと思う。
そして、10名の方の回答を集計した結果が↓こちらです。
絶対に定時には帰れないと思う方が5人、ほとんど定時には帰れないという方が4人と、全体的に教員は定時に帰れないと感じているという方が多いようでした。
ここからは、具体的に定時で帰れる、もしくは帰れないと感じる理由や体験談を紹介していきます。
たまに定時で帰れると思う。
・週に4日程度、定時で帰っていた。
週末に定時で帰れないことがある。そのパターンが多かったです。週明けに学校行事があるとすれば、その準備でどうしても遅れることがあります。また厄介なのは、定期考査、成績表を仕上げるためにも週末は仕事が溜まりやすいです。週明けに楽したいと思えば、そこで居残ってやった方が良いと思い、つい残って行うことになります。
ほとんど定時には帰れないと思う。
・定時で帰れていたのは月3回程度。
非常勤講師として勤務しており本来は授業終了時刻が定時だったが、部活を任されていたので定時帰宅は不可能でした。テスト開始期間前も自主トレーニングがあったので、定時に帰宅できるのはテスト期間中の数日のみです。長期休暇中も朝練と補講・部活があり、他の非常勤講師の方は補講終わりに帰宅したり他の学校へ勤務していましたが、部活を持っている非常勤講師はほぼ毎日出勤していました。
・定時で帰れていたのは月1回程度
時間内に仕事が終わらないため、定時で帰るのは難しいです。特に部活動の顧問をしていたら定時に帰れることはまずありませんでした。副顧問の方に交代してもらえればよいかもしれませんが、人数が足りてないですし、お子さんがいる方が副顧問になることが多かったので頼むことができませんでした。また日中は生徒対応に追われるので、次の日の授業準備は大体残業でやって帰るしかありませんでした。
・定時ではほとんど帰れたことがない。
放課後に部活動があり、クラブ生徒が帰った後でないと帰宅できないです。また、部活動で土曜日や、日曜日に出勤しなければならないことが多いので、そもそも定時という概念がありません。残業代も出ないし、勤務時間もあってないようなものです。また、放課後に会議があることが多かったり、何に使うかわからない調査が教育委員会から頻繁に来るので、放課後も雑務に追われて定時に帰れません。
・定時で帰れるのは月数回あるかないか
部活動の顧問をしていたので、基本的には定時という概念がありませんでした。部活動がお休みの日は、公務をしたり授業準備や試験の準備に追われていて、バタバタとしいつも遅くまで残っている感じです。基本的にどの先生方も定時で帰れることはなく、子供がいらっしゃる先生は急いで定時で帰るというスタイルが普通になっていました。
絶対に定時には帰れないと思う。
・定時で帰れたことはほとんどどない。
定時で帰れたことはほとんどありません。私は小学校教諭でしたが業務量が膨大なのが大きな理由です。一人の教員でこなせる業務量ではありませんでした。子どもを帰してから各種会議や打ち合わせを行うのですが、これが終了する頃には定時をまわっています。ここからテストやプリントの採点、成績処理、授業準備、学級通信や時間割作成、場合によっては保護者対応などを行います。定時で帰るなんて考えたこともありませんし、仮に定時で帰れたとしても終わらなかった仕事を自宅で行うことになると思います。
・定時で帰れたのは半年に1回程度。
次の日の授業準備や教材研究に加えて、その日のテストの採点や宿題チェックなど、やるべき事がたくさんあるのに加えて、日によっては職員会議等が入るとより帰れないと感じます。
時期によっては公開授業の担当になる事もあり、通常業務に重なるとより残業が増えたと感じました。その他にも、行事付近では、業務量が増えると感じました。
・定時で帰れたことがない。
若い頃に教員をしていました。肉体的にも精神的にもハードだったので辞職しました。当時は私が若かったこともあり業務が忙しくて定時で帰れたことなんてありません。中学だったので部活があり、定時の時刻まで部活の指導をします。子供が下校してから翌日の授業の準備や事務作業、プリントの採点などのデスクワークに取り掛かるため残業になります。
・定時で帰れるのは年に数回。
基本的に子どもがいる時間には自分の仕事はできないため、子どもの下校後16時頃からやっと事務仕事ができます。そうなると、定時には到底帰れません。
年々学校で行うべきとされる教育が増えており、教員の仕事は増える一方です。働き方改革が進んできてはいるものの、上からは残業時間を減らすようにしか言われず、根本的な仕事量は減らないので、定時に帰ることは難しいです。
・定時で帰れるのは年に1~2回。
生徒の提出物をチェックしなければならないが、その多くが家に持ち帰ることが許されないので学校でやるしかないし、それ以外に膨大な報告書の類いがあるし、翌日の配布物や授業の準備もしておかなければならないし(持って帰ってやることはできない)、担当する生徒の誰かが1人でも学校に残っている間は先に帰れないので、とにかく定時には帰れない
まとめ
今回の記事では、教員は定時に帰れないのかどうかについて、様々な教員の方の具体的な体験談を元に解説させていただきました。
教員の仕事とひとことでいっても、仕事量や仕事内容は人によって様々です。ですが、全体的にはやはり教員は残業が多く、定時に帰れないと感じている方が多いようでしたね。
もし、「教員の仕事は残業ばかりで、定時に帰れなくてしんどい……!」という方は、一度転職活動をしてみて、自分に合った仕事を探してみるのもオススメです。
↓こちらの記事では、20代教員が一般企業に転職した体験談を紹介しています。教員からの転職にも興味がある方は、ぜひ合わせて参考にしてみてください。
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