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教師の仕事はすべてAIに代替される?元教師が実体験を元に解説!

こんにちは。「gusare」編集部です。

近年、技術の発達によって様々な業種にChatCPTやAIが導入されています。仕事の効率化や社員の負担軽減などさまざまなメリットがある中、「人間の仕事がAIによって代替される」と危惧する声もあります。

それは学校で働く教師も例外ではありません。

私は学校での勤務経験がありますが、ちょうどその頃はAIによる教育手法が導入され始めた時期でした。AIによる教育手法を用いると、生徒一人ひとりの学力を分析し、個々に最適な学習方法や課題の提示ができます。

他にも音声認識を活用してノートを取れるようにしたり、生徒の集中力を分析できたりする手法もあります。AIの能力の高さに驚く反面、「私は教師として一体何ができるだろう……。」と悩んだこともありました。

今回の記事では教師の仕事が今後どうなっていくのか悩んでいる方向けに、教師の仕事がすべてAIに代替されるのかについて、元教師の視点から解説します。

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目次

教師の仕事はすべてAIに代替されるのか?

すべての教師の仕事がAIに代替される可能性は低いと私は考えています。

教師の仕事は多岐にわたり、さまざまな技術が必要になるので、そのすべてをAIによって代替するのがよいこととは限りません。こちらでは、AIによって代替される可能性のある教師の仕事、AIによる代替が難しい教師の仕事について解説します。

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AIによって代替される可能性のある教師の仕事

AIによって代替される可能性のある教師の仕事は次の2つです。

・学習指導

学習指導にAIを活用することで、生徒一人ひとりのレベルに合った学習方法を提示できます。

学校では同じ教室で数十人の生徒が同じ内容の学習をしますが、その理解度には個人差があります。

そこでAIを活用することで、一人ひとりの苦手分野を分析し、各生徒に適した学習の道筋を示すことができます。

具体的な指導方法は下記の通りです。

・生徒が間違えた問題をAIが集めて分析
・正解に導くためのポイントを解説
・生徒の苦手分野に絞った問題の作成

生徒の苦手分野にアプローチできるようになると、「授業についていけない」という生徒を減らせるかもしれません。

・事務作業

事務作業をAIにまかせることで効率化が図られ、教師の負担を軽減できます。

教師は毎日生徒の出欠をとったり、提出物のチェックをしたりする必要があります。

人数の多いクラスだと特に時間がかかるかもしれません。

私は過去に40人学級の担任をしていましたが、朝の出欠状況や提出物の確認だけで時間がかかり、授業の開始時間が遅れた経験があります。

その他、テスト採点や成績をつける仕事も教師にとっては大きな負担です。

成績は正確かつ平等につけなければならないので、どうしても時間がかかってしまいます。

しかし、AIを活用することで事務作業を自動化できます。

近年長時間労働が問題視されている教師の仕事が軽減されるのは、大きなメリットです。

AIの活用によって負担が軽減された分、AIにはできない仕事に集中して取り組めるようになります。

AIによる代替が難しい教師の仕事

AIによる代替が難しい教師の仕事は次の2つです。

・生徒のやる気を引き出す動機づけ

生徒への動機づけはAIによる代替が難しい仕事といえます。

学校の授業では「もっと知りたい」「この問題を解決したい」という生徒の知的好奇心や、やる気を高めさせる場面が時には重要です。

AIは学習の道筋を生徒に提示できますが、生徒への動機づけができるわけではありません。

何でもすぐに答えを教えてもらうのではなく、自分で考えて答えを導き出す力は大人になってからも必要な力です。

生徒の意欲や気持ちに働きかけるのは、AIによる代替が難しい仕事の一つです。

・生徒の悩みに寄り添う

生徒の悩みに寄り添うのも、AIには難しい教師の仕事です。

教師は生徒の些細な変化に気付き、対応しなければなりません。

生徒の気持ちに寄り添うためには、表情や仕草などから相手の気持ちを読み取ることが必要です。

私も教師をしていた頃は生徒の様子を毎日観察し、表情や声のトーンなどの些細な変化を見つけたら声をかけて相談に乗っていました。

生徒の悩みに寄り添い、信頼関係を築くのは人間の強みが生かされる仕事です。

教師のキャリアは今後どうなる?

教師を目指す方や若手教師の方にとって「AIに代替されるかもしれない」という予測は、今後のキャリアをどうすべきか悩む不安要素になりますよね。

しかし、教師の仕事がすべてAIによって代替されるとは限りません。

教師の仕事は多岐にわたるので、AIの強みと人間の強みをそれぞれ生かすことができます。

人間の強みが生かせる仕事の中に、教師としてのやりがいを感じられる瞬間があるかもしれません。

AIについては、あくまでも仕事の成果を上げられる便利なツールとして捉え、場面に応じて柔軟に活用することが必要です。

それでもやはり「教師としてのビジョンが見えない」「教師以外の道を進みたい」という方は教師以外の選択肢も検討し、新たな可能性を見つけましょう。

【まとめ】

技術の発達によってAIに代替される可能性のある教師の仕事は存在します。

しかし、教師の仕事には人間がやるからこそ効果的だったりやりがいを感じられたりするものもあります。

AIと人間の強みを上手に組み合わせることで仕事の成果が上げられる可能性もありますが、それが難しい方も中にはいますよね。

その場合は無理に教師の仕事を続けるのではなく、違う仕事の選択肢も視野に入れましょう。

転職をすることで本当のやりたいことが見つかり、自分の能力を最大限に発揮して仕事に取り組めるようになるかもしれません。

↓こちらの記事では、20代教員が実際に転職活動をしてみた体験談を紹介していますので、良ければ参考にしてみてください。

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