こんにちは。「gusare」編集部です。
大学や学校で英語の教授へ課題を提出する際、「文章は英語で書いた方が良いのかな?」「英語で書く場合、メールの件名や本文はどうしたらいいのかな?」と不安を感じている方もいらっしゃるのではないかと思います。
今回の記事では、英語の教授へ課題を提出する際のメール文章について、具体的な例文を元に解説させていただきます。文章のコピペもOKですので、ぜひ活用してみてください。
英語の教授へメールで課題を提出したい!
まずはじめに、私の自己紹介をさせていただきます。
私は新卒5年目になる社会人です。大学では教育学部に所属し、英語の教員免許を取得しました。
ちなみに、私自身の大学卒業時点での英語スキルは下記の通りです。
•TOEIC L/Rテスト:845点
•TOEIC Speaking:130点
•VERSANT:48点
(英検は3級までしか受けたことがないので、記載しないことにします…笑)
また、私自身は、4技能(聞く、読む、話す、書く)の中でも「話す・書く」が非常に苦手だったため、大学時代は外国人の教授へのメール作成に苦戦した記憶があります。
学生時代の私はネットでそれっぽい文章を拾ってきて、コピーアンドペーストし、少し修正を加えて作成していました。メールを送った後に授業に行くと、時々外国人の教授から”You shouldn’t have written the mail llike that, haha”(あんな風にメールを書くべきではないよね~笑) のようにやんわりお叱りを受けることもあり、ひきつった笑いを浮かべたことが何度もあります(笑)
そこから、教授から書き方をレクチャーしてもらったり、ライティングの本を買ったりしてメールの書き方について勉強してきました。また、現在仕事で時々英文メールを作成する機会があるため、独特の書き方や言い回し、使用する英文のニュアンスについてもなんとなく理解してきたように思います。(それでもまだまだ分からない部分もあるので、その都度知り合いのネイティブに尋ねながらメールを書いています。)
皆さんには大学時代の私のような体験をしてほしくないと思い、今回は実体験を踏まえて、教授へ英語で課題を提出する際のメールの例文をご紹介したいと思います。
大学生の皆さんの課題提出のお役に立てれば幸いです。
また、学生限定SNSであるLognavi(ログナビ)を使えば、学生同士で様々な悩みごとの相談が可能です。相性の良い企業からスカウトも届くので、ぜひ活用してみてください。
英語の教授へ課題を提出する際のメールの例文
では、ここからは実際に英語の教授へ課題を提出する際のメールの例文を紹介していきたいと思います。(英語と日本語訳、それぞれ記載しておりますので参考にしてみてください。)
件名
まず、件名についての注意事項ですが、
・簡潔であること
・何のためのメールなのか一目で分かること
・取っている授業や日付を示すこと
・自分の名前(文字数に余裕があれば)
・全ての単語の最初の文字は基本的に大文字(前置詞、冠詞、接続詞などを除く)
を意識して書きましょう。
例えば
【良い例】
・Essay for Elements of Linguistic Knowledge (Nov 11)
→Elements of Linguistic Knowledgeの授業のエッセイ(11月11日分)
・Business Presentation Assignment#1
→ビジネスプレゼンテーションの課題①
・Homework for Oral communicationⅡ-Taro Yamada
→山田太郎のオーラルコミュニケーションⅡの課題
【悪い例】
・HOMEWORK!
→課題!
・Hello
→こんにちは
のようなイメージです。件名が不明瞭で短すぎるとスパムメールだと思われ、はじかれてしまう場合があるので注意しましょう。
本文
次は本文についての注意点です。
1.教授宛てのメールでは、”Professer 〇〇(苗字)”という記載をするほうがよいです。
2.自分の名前と取っている授業を改めて明らかにしましょう。
3.添付ファイルについての説明
4.結びの言葉を添えましょう。
【良い例】
Professor Smith,
I am a student in your ’Business Presentation’ class on Mondays.* I am sending you my assignment for the class as an attached file.
I hope to see you next class.
Best Regards,
Taro Yamada
【良い例 日本語訳】
スミス教授
私は月曜日にあなたの「ビジネスプレゼンテーション」クラスを受講しています。
クラスの課題を添付ファイルとしてお送りします。
次回の授業でお会いできることを楽しみにしています。
よろしくお願いいたします。
山田太郎
* 知り合いのアメリカ人の先生に聞いたところ、Mondayだと毎週というニュアンスがないから複数形にするべきだとのアドバイスをいただきました。ですが、複数のテキストやネット上ではMondayとしているケースもあるため、どちらでも遜色ないかと思います。
【悪い例 日本語訳】
Dear Smith,
I want to submit my assignment. Please check it.
Taro Yamada
【悪い例】
スミス様
私は課題を提出したいと思います。確認してください。
山田太郎
悪い例のように、I want to〜やPlease check itなどの直接的な表現は失礼にあたることもありますので、使用しないように気をつけましょう。
署名、その他の注意点
最後に、署名の書き方についてです。
これには絶対守らなければならないルールなどはありませんので、一例をご紹介いたします。私のおすすめは、下記の例を参考にしてメールの設定画面から英文メール用署名を事前に作成しておくことです。毎回手打ちしなくて済むので便利ですし、教授にも丁寧な印象を与えられると思います。
【例】
==============
Hanako Sato
Gusare University
Department of Foreign language
Facalty of English
2nd year, Class B
Student ID: 10000
Email:~~
===============
【例の日本語訳】
===============
佐藤花子(名前)
Gusare大学(大学名)
教育学部(学部名)
英語学科(学科名)
学籍番号:10000(学籍番号、入れなくても良い)
メールアドレス:(大学のメールアドレス)
================
また、その他の注意点としては、
・メールアドレスは大学から与えられたものを使う。
・課題はできるだけ余裕を持って提出する。
などが挙げられるかと思います。
Gmailなどのフリーメールだと、学生からのメールだとみなしてもらえない場合があるのと、提出期限ぎりぎりだと教授が見落としている場合があります。(実際私も24時までの課題提出で23:50頃に提出したところ、次の日「課題出してないよね?」と言われたことがあります。)
課題の提出が遅れてしまった時は?
では、次に課題の提出が遅れてしまった場合のメール作成の仕方や、例文について解説していきたいと思います。
件名
【良い例】
・Apology for a Late Submission
→提出遅れに対する謝罪
・Regarding the Submission of English Literature Assignment
→英文学の課題提出について
などと表現するのが良いと思います。
【悪い例】
・Sorry!
→ごめんなさい!
・I apologize for being late.
→私は遅れていることを謝ります。
先ほどと同様に、一単語だけや”!”などの記号はもちろんNGです。また、件名に文章を入れるのも読みにくくなりますので避けたほうが良いと思います。
本文(提出期限を伸ばしてほしい場合)
メール本文の内容としては、
・受けている授業を述べる
・遅れてしまった理由、期限をいつにしてほしいのかを誠心誠意述べる
・謝罪の言葉
・検討してほしい旨伝える
という流れになるかと思います。
例えば、
【良い例】
Dear Professor Smith,
I am enrolled in your Oral communicationⅡ class on Thursdays.
I got injured during my club activity and I am still in the hospital. I am really sorry, but it is now impossible to submit the report by the due date.
Would it be possible to have the deadline extended?
I am sorry for any inconvenience this may cause.
I would appreciate your consideration.
Sincerely,
Ichiro Tanaka
【良い例 日本語訳】
スミス教授
私は毎週木曜日にオーラルコミュニケーションⅡのクラスを受講しています。
クラブ活動中に怪我をし、現在入院中です。誠に申し訳ございませんが、レポートを期限までに提出することが不可能です。
締め切りを延長していただくことは可能でしょうか?
この件でご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ございません。
ご検討のほどよろしくお願いいたします。
敬具
田中一郎
ネイティブの先生によると、I’m sorry for any inconvenience this may causeはメールで謝罪する時の定型文だそうで、よく使うとのことでした。
【悪い例】
Teacher Smith,
I’m sorry that I couldn’t submit my report by yesterday. I broke my leg, so I couldn’t do it.
Please wait one more week!
Ichiro Tanaka
【悪い例】
スミス先生
昨日までに論文を提出できず申し訳ありません。足を骨折したので提出できませんでした。
あと1週間お待ちください!
田中一郎
このように、自分勝手に提出日を定めるのはNGです。誠心誠意謝った上で提出期限の延長を依頼するようにしましょう。
本文(提出期限を過ぎて提出する場合)
メール本文の内容としては、
・受けている授業を述べる
・遅れてしまった理由を述べる
・謝罪の言葉
という流れになるかと思います。
【良い例】
Dear Professor Smith,
I am enrolled in your English A class on Mondays.
I have had the flu since last week and I couldn’t complete my assignment by the due date, so I have submitted the paper in your report box today.
I am terribly sorry for the delay in the submission of my paper.
In addition,I am sorry for any inconvenience this may cause.
Sincerely,
Ichiro Tanaka
【良い例 日本語訳】
スミス教授
私は月曜日にあなたの英語Aクラスを受講しています。
先週からインフルエンザにかかっており、課題を期日までに完了できなかったため、今日レポートボックスにレポートを提出しました。
レポートの提出が遅れてしまい、大変申し訳ございません。
また、このことでご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
敬具
田中一郎
【悪い例】
Teacher Smith,
I’m sorry that I couldn’t submit my report by yesterday. I have just submitted it.
Please check it in your report box.
Ichiro Tanaka
【悪い例 日本語訳】
スミス先生
昨日までレポートを提出できず申し訳ありません。今提出しました。
レポートボックスで確認してください。
田中一郎
悪い例のように、理由を述べずに遅れて出したことだけを伝えるのはぶっきらぼうな印象を与えてしまいます。誠心誠意謝った上で提出した旨を伝えましょう。
【まとめ】
大学や学校で英語の教授へ課題を提出する際、「文章は英語で書いた方が良いのかな?」「英語で書く場合、メールの件名や本文はどうしたらいいのかな?」と不安を感じている方もいらっしゃるのではないかと思います。知っている英単語で件名を作成したり、簡単な英文だと失礼にあたることもあります。この記事が、少しでも皆様のキャンパスライフのお役に立てることを願っています。
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