こんにちは。「gusare」編集部です。
「もうすぐ教育実習だけど、英語が話せない…!」
教育実習前になると、このようなお悩みを抱える方も多くいらっしゃるかと思います。
今まで英語を勉強してきた方でも、教育実習でうまく英語が話せるかどうかは不安になってしまうこともあるでしょう。
今回の記事では、実際に教育実習を行った経験を元に、教育実習なのに英語が話せない時の対処法や教育実習までに英語で準備しておくべきことについて具体的に解説させていただきます。
教育実習なのに英語が話せない…!

まずはじめに、私の自己紹介をさせていただきます。
私は教育系企業で働く社会人です。大学時代は英語の教員免許を取得するために、小学校と中学校へ教育実習に行った経験があります。
大学3年生で迎えた教育実習前の私の英語力はひどく、特にスピーキングに関しては特に稚拙でした。英語教員にはCEFLのB2レベル(英検準1級レベル)が必要とされていますが、スピーキングに関しては到達していなかったと思います。まさに、「もうすぐ教育実習だけど、英語が話せない…!」という状況です。
特に、最近はオールイングリッシュで授業をする中学校もあると聞いていたので、かなり緊張していました。幸運なことに、私がお世話になった学校は日本語メインの英語の授業だったので、どうにか授業をすることができましたが、もしオールイングリッシュだったらと思うと今でも冷や汗が止まりませんし、もう少し勉強しておけば良かったとかなり反省しました。
実際、教育実習の授業で自分の英語力の無さを改めて痛感し、英語の教員にならずに留学に行ったり、オンライン英会話をしたり、スピーキング力の強化を続けているところです。
そこで、ここからは私と同じように教育実習前に自分の英語力の無さ教育実習前に自分の英語力に不安を抱いている方に向けて、対処法や教育実習までに準備しておくべきことについて対処法や教育実習前の準備について解説していきたいと思います。
教育実習ではどんな英語が必要になる?
では、ここからは教育実習で英語が必要になる場面について、小学校・中学校・高校それぞれのケースで解説していきたいと思います。
個人的には、教育実習で行く学校よりも一つ上のレベルの英語をマスターしておく必要があると感じています。
例えば、
・小学校→中学校レベル
・中学校→高校レベル
・高校→大学レベル
の英語の知識や技術を身につけてから実習に行くのが望ましいと思います。
その理由としては、
①生徒から高度な質問をされることがあるから
②それぞれ、中学校・高校・大学受験を控えている生徒たちと接するから
です。
正直な話、実習に行くだけならそこまで対策しなくても実習の単位をもらうことはできるとは思います。
ですが、ゆくゆく先生になろうと考えている方はそれくらいの心持ちで学習されることをおすすめします。(私も実際、中学実習の時に優秀な生徒から高校・大学内容の質問を何度もされました。)
小学校の場合
まず、小学校の場合です。行く学校によっても異なりますが、私が行った学校には英語専科のALTの先生と日本人の先生がいらっしゃいました。そのため、自分が主だって英語を使って授業をすることは基本的にはなかったですが、学校によっては実習生が主体で授業を行う可能性もあると思います。
小学校の英語の授業を見ていると、教科書の内容も扱うものの、
それ以外の
•歌
•ゲーム
•手遊び
などの場面で英語を使用することが多かったように思います。
中学校の場合
次に、中学校の場合です。学校によっては、中学校からオールイングリッシュの授業を取り入れているところもあります。そのため、自分がお世話になる学校の授業スタイルを事前に確認しておく方が良いと思います。
中学校では、小学校で英語を使用する場面に加えて、
•クラスルームイングリッシュ
•教科書内容の音読(スピーキング)
•文法知識の説明・板書(リーディング、文法・語法)
•英作文の添削(ライティング)
•担当教諭やALTの先生との英会話(リスニング・スピーキング)
など、様々な場面で総合的な英語力が必要になってきます。
特に、中学生くらいになると発音が気になる生徒もいて、「先生発音悪いね!」と言ってくる子もいますので、より高度な発音技術が必要になってくると思います。
また、たまに高校や大学で習うような語法の質問をしてくる優秀な生徒もいますので、英語に関する知識も深めておく必要があると言えます。
高校の場合
最後に、高校の場合です。高校の場合、教科書の内容やレベル感が大きく変わるため、注意が必要です。一番易しい教科書の場合は中学校の復習内容がメインですが、進学校などの場合はかなりハイレベルな長文や文法を扱うこともあります。自分がお世話になる学校で扱う英語のレベルを確認しておきましょう。
高校では、小・中学校の内容に加え、
•高校範囲の単語テスト
•語彙・語法の文法説明
•長文精読
•難しい概念や単語を英語で易しく説明できる力
などの場面でも英語が必要になってきます。高校の実習ともなると、「英語で英語を教えられる能力」が必要になる場合が多いです。英語力をしっかり身につけた上で実習に臨みましょう。
教育実習前に英語で準備しておくべきこと
では、ここからは教育実習前に英語で準備しておくべきことについて解説していきたいと思います。
教育実習で準備しておくべき持ち物についてはこちらの記事で解説していますので合わせてチェックしてみてください。

小学校の場合
小学校で習う単語や文章自体は平易なものであるため、楽しく大きな声で英語を話せる精神力が大切だと思います。特に、小学生は先生が話している内容よりも、表情や声のトーンをよく見ているように思います。
事前に用意しておくこととしては、
・つかみの自己紹介やクイズ
・英語の歌
・英語の手遊びやゲームなど
のストックを作っておくのが良いかもしれません。
つかみの自己紹介やクイズの例文としては、
【インパクトを残して名前を呼んでもらいやすくする自己紹介】
Hello!
I’m Mika, nice to meet you!
I like rice!(ご飯の写真や絵を見せる) So, please call me ”rice teacher”!
Let’s say rice teacher!
(耳に手をあてるポーズをしながら”rice teacher”と言い、児童からのレスポンスを煽る)
Great! Thank you! I’m excited to study with you!
【クイズの答えを考えてもらう自己紹介 (Who am I?クイズを応用)】
Hello!
I’m Satoru, nice to meet you!
I love one of the anime characters.(シルエットの絵を用意する)
Who is he? Who is he? (2回繰り返す)
He is a cat!
He is blue!
He has a lot of tools like dokodemo-door!
(児童たちが「ドラえもん!」と言ったら)
Yes!I love Doraemon!(ドラえもんの絵を用意)
And I love English! English is fun! So let’s enjoy English with me!
このような感じで、簡単な単語や文章で生徒とのインタラクション(相互コミュニケーション)を図れるような自己紹介がおすすめです。これは一例ですので、ご自身に合う自己紹介を考えておくと良いと思います。
英語の歌や手遊びは実習で使用しないケースもありますが、YoutubeなどにもたくさんUPされていますので、いくつかストックを持っておいてもいいかもしれません。
中学校の場合
中学校では、教科書を主な教材として授業を進めていくことが多いです。そのため、実習校で使う教科書を熟読し、教科書ガイドなどで理解を深めておくことが大切だと思います。
指導案を書く際にも、教科書ガイドをベースとして、それに加えて自分のアイデアを組み込んでいく形になるので、ある程度のマニュアルは頭に入れておいて損はないと言えます。また、教科書で扱う単語や文章の音読練習も非常に有効だと思います。特に発音を意識しながら何度も読み込んでおきましょう。
加えて、文部科学省のYoutubeチャンネルなどに、クラスルームイングリッシュの一例が掲載されています。教科書にもいくつか掲載されていたと思います。ある程度のクラスルームイングリッシュは覚えておくと便利ですので、こちらのストックも増やしておきましょう。
教育実習で使用できそうなクラスルームイングリッシュの一例はこちらです。
【挨拶】
”Good morning, everyone!”(おはようございます、みなさん!)
“Is everyone here?”(みんないますか?)
“How are you, today?”(今日の調子はどうですか?)
”You are practicing for the class match, aren’t you? How is it?”(みんな、クラスマッチに向けて練習してるよね?どう?順調?)
【ウォームアップ】
“Let’s sing today’s song together.”(今日の歌を一緒に歌いましょう)
”Repeat after me.”(私の後に繰り返してください)
【授業内容・グループワーク】
“Open your textbook page 8”(教科書の8ページを開いてください)
“Any volunteers?”(誰か手伝ってくれる人?)
“Let’s make pairs.”(ペアを作りましょう)
“Please make groups of four.”(4人組を作りましょう)
“Is everything clear?”(理解出来ましたか?)
“Do jyanken!”(じゃんけんしましょう!)
”We have only five minutes.”(残り5分です)
“Time’s up, stop talking!”(時間切れです、話すのをやめなさい。)
【授業終了時】
”Great work!”(素晴らしい!)
”See you next time!”(次回の授業でお会いしましょう)
“Have a nice weekend!”(良い週末を!)
ノートなどに、使えそうなクラスルームイングリッシュの一例をまとめておくのも良いアイデアかもしれません。
高校の場合
高校では、教科書以外の教材を扱うことも多いです。そのため、実習校で使う教科書内容を熟読しておくことはもちろん、参照元を見ておくことも大切です。また、一般的な常識だけではなく、より専門的な背景知識を必要とする教材が増えるのも特徴です。
例えば、私の先輩が高校の実習で扱った内容は、宇宙食についての文章でした。実際先輩は教科書内容の理解だけではなく、教科書の文章に採用された元の文献まで読んだそうです。また、インターネットなどで宇宙食について調べ、生徒の興味を惹く英語の資料を作成したと聞きました。実際に模擬授業も見せてもらいましたが、説明も全て英語で話せるように何度も練習したそうです。
このように、一番大切なのは教材研究や生徒のレベルに合わせた授業作りだと思います。
加えて、最近では英語の授業をオールイングリッシュで行う学校も多いため、英会話などで自身のスピーキング力をつけておくことも大切です。最近では、手軽に受講できるオンライン英会話などのサービスもあります。高校の教育実習に行かれる方は、このようなサービスの活用を検討してもいいかもしれません。
私も社会人になってからオンライン英会話を使用し始めましたが、英語教授法などを習得している先生も多いため、授業の組み立て方や説明の仕方、クラスルームイングリッシュの参考になる部分も多いと感じました。また、短い期間でも効果が出やすいので、高校の教育実習に不安がある方にはおすすめです。
【まとめ】
教育実習前になると、「英語が話せない…!」とお悩みを抱える方も多くいらっしゃるかと思います。
今まで英語を勉強してきた方でも、教育実習でうまく英語が話せるかどうかは不安になってしまうこともあると思います。まずは自分がお世話になる学校で使用する予定の教材を把握し、生徒のレベルに合わせた教材研究をしてみましょう。皆さんの教育実習が実り多いものになることを心から願っています。
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