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教員の仕事で保護者対応に疲れた時の対処法は?元教員が解説!

こんにちは。「gusare」編集部です。

教員の仕事をされている方の中には、「教員の仕事は好きだけれど、生徒の保護者対応にストレスを感じている…!」という方もいらっしゃるのではないかと思います。

今回の記事では、実際に教員として働き保護者対応をしてきた経験を元に、難しい保護者対応としておこりやすいケースや、教員が保護者対応に疲れてしまわないような対策方法を具体的に解説していきます。

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目次

教員の仕事で保護者対応に疲れてしまった…!

教員の仕事で保護者対応に疲れた時の対処法は?

内容に入る前に、今回の記事を執筆する筆者の経歴を紹介します。

私は社会人1〜4年目に小学校の教諭をしていました。

その後5〜6年目には中学の常勤講師、一般企業、小学校の時短講師を経験しています。

教師を続けるか迷っていたため、5〜6年目は短期離職が続きキャリアも迷走しました。

今は、6年目の途中で働き始めた一般企業で2年ほど勤めています。

教師をしていた時期で、特に保護者対応に悩んだ時期は社会人1〜2年目でした。

特に保護者対応で困った例は以下の通りです。

①児童同士の揉め事が起こった。学校で児童同士が謝り合ったあと、一方の児童が家庭で不満を吐露し、「先生に我が子が無理やり謝ることを強いられた。」と学校へクレームが来た。

②担任の年齢が若いことを不安に思い、「隣のクラスの先生と替えて欲しい、もしくは我が子を隣のクラスに入れて欲しい。」と管理職へ連絡が来た。

①の例はよくある事であり、自身の対応不足もありました。経験とともにトラブル対応にも慣れていき、保護者との信頼関係も築くことができたので①の例は少なくなりました。

②の例はあまりある事ではありません。保護者自身が学校へ要求を伝える方だったため、無理な要望を言われることがありました。

このように、保護者対応というものは相手(保護者)がどのような方であるかによって大きく疲労感が左右される業務です。

今回の記事では、難しい保護者対応のケースや教員が疲れてしまった場合の対処法などを解説していきます。

教員が保護者対応でストレスを感じてしまうよくあるケース

保護者対応と言っても、保護者全員への対応がストレスではありません。

保護者が我が子を心配した際には、一番に相談をしたい相手は家族以外に担任となるでしょう。

そのため、保護者からの全ての問い合わせや依頼が「難しい保護者対応」「ストレスのかかる保護者対応」ではないことを先に伝えておきます。

では、どのような保護者対応に教員は疲弊するのでしょうか。

それは、教員や担任を敵対視し、攻撃をするような言い方・行動をしてしまう保護者への対応です。

ここでは、教員が保護者対応においてストレスを感じてしまうケースを紹介します。

保護者が我が子の話だけを信頼し、担任の話に耳を傾けない 

保護者の中には、我が子の話だけを信頼する方もいます。

例えばトラブルがあった際、子ども達は自分の非を隠し 嫌だったことや悲しかったことを親に伝えることがあります。

それは、「親から嫌われたくない」「かまって欲しい」など様々な思いからくる行動かもしれません。

しかし、保護者の中には

「我が子が悲しい思いをしているのに先生は何もしてくれない」

「何も悪いことをしていないのに無理やり謝罪させられた」

と不信感を募らせ学校へ連絡をする方がいます。

教員からの状況説明やどのような聞き取りを行ったかなどを話したとしても、会話が平行線になることはよくあります。

電話で1時間以上話す、また頻繁に学校へ訪れる(週に数回) 

実際に保護者の方が学校へ連絡をする方法としては、大きく以下の三つがあります。

①連絡帳に記載をする。
②放課後学校に電話をする。
③学校に直接訪れる。

これまで、連絡見開き2ページにメッセージ(担任への不満)をもらったことや、放課後の電話で1時間半以上話したことなどがあります。

保護者対応に疲れてしまう大きな理由は「対応に時間がかかること」です。

私の知り合いの先生では、毎朝子どもと一緒に学校に訪れ「昨日の出来事」「今日学校に求めること」などを30分ほど担任に話して帰る保護者の方がいました。

朝の30分は授業準備や子どもとの触れ合いで大切な時間でもあるため、知り合いの先生はとてもストレスを感じていました。

担任ではなく、すぐに管理職からの対応を求める

保護者から学校に連絡をする際、多くの人が担任を窓口にされます。

しかし、中には初めから「担任とは話しません。管理職をお願いします。」と言われる保護者もいます。

この場合、過去に担任の落ち度があり、保護者にそう言わせてしまうケースもあります。

しかし、特にやり取りをしていなくても「担任は若いから話しても意味が無い」「管理職を呼べば管理職が出てくる」と考える方もいます。

担任と話そうとしない保護者の方とは、いつまでも教育方針などを擦り合わせることができず、児童への教育活動も難しくなります。

担任を飛び越えて管理職からの対応を求める保護者の方は、管理職の話を納得して聞き入れる訳でもなく対応が複雑化・長期化するケースも多いです。

そのため、担任の話に耳を傾けない保護者の対応は難しいとされています。

教員が保護者対応に疲れてしまわないための対策方法

実際に、現在の教育現場では保護者対応はかかせません。

教師にとって大切な保護者対応になるべく疲れてしまわないようにするため、ここでは5つの対策をご紹介します。

担任一人で抱え込まない

まず大前提として、「担任一人で抱え込まないこと」です。

保護者から連絡が来た段階で、学年主任へ報告をし 管理職にも報告をしましょう。

「まだ大きな出来事では無いし、様子を見よう。」と思う必要はありません。

初期対応を誤らなければ、出来事が小さいままで済むケースは多くあります。

保護者対応をする際は、何より初期対応が大切です。

何かあったら第三者(学年主任や同学年の先生、また管理職)へ報告や相談をする習慣を持ちましょう。

担任外の先生に協力してもらう

保護者対応に疲れてしまったら、本来の業務も上手く回らなくなります。

担任の疲労が重なり、クラス経営が上手くいかなくなるとまた更に保護者からの問い合わせが増え…と悪循環に陥ることでしょう。

そのような悪循環が出来る前に、担任外の先生に状況を説明しましょう。

そして、クラスに来てもらう時間を増やしたり、丸つけのプリントを依頼したりと頼れる部分は頼ってください。

「自分のクラスは自分で頑張らないと」と思う必要はありません。

自分が保護者対応に疲れてしまった時は、事情を説明し担任外の先生に助けてもらえる環境をつくっていきましょう。

教員の人間関係でお悩みの方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

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複数の教員で面談・家庭訪問を行う

保護者対応が長引くと、数々の面談や家庭訪問が必要になります。

その際は、自分一人で行ったり伺ったりするのではなく必ず二人以上の体制で行うことが重要です。

一人で行うと心身ともに疲弊しますが、更に「言った」「言ってない」論争に発展する危険性があります。

口に出した言葉は形に残らないため、記憶の中でお互い改ざんしてしまう可能性があります。

自衛のためにも、保護者対応は必ず複数で行うことを意識してください。

休職をする

「保護者対応の仕事に疲れきってしまった…。」

「もう保護者対応をしたくない…。」

という場合は、一度休職をすることを検討しても良いでしょう。

相手にする保護者や、学校での人間関係等によっては、どう頑張っても対応しきれないこともあるでしょう。

そんな時は無理をせず、休職をすることも一つの手です。

こちらの記事では、教員が周りに迷惑をかけずに休職する方法について解説していますので、合わせて参考にしてみてください。

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転職を検討する

最後に、教員以外の仕事に転職することを検討するのも選択肢の一つです。

教員の仕事をしていると、保護者対応の仕事は避けられませんし、自身でどんな保護者を相手にするかは選べません。

もし、「保護者対応に疲れて、このまま教員の仕事を続けるのは難しい…。」と感じるのであれば、転職も検討してみてください。

転職エージェントに相談することで、自身の経歴や希望を踏まえて、相性の良い企業の紹介や転職活動のサポートをしてもらえます。

転職エージェントに相談したからと言って、必ず教員以外の仕事に転職しないといけない湧けれはありません。今のキャリアでどのような企業に転職できるのかを知るために一度相談をしてみるのもオススメです。


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【まとめ】

この記事では、難しい保護者対応のケースや教員が疲れてしまわないための対策方法などを解説しました。

初めにも述べたように、保護者対応の全てにストレスを感じる訳ではありません。

また、学校へ問い合わせをされる方はそれだけ「子ども・教育に対して関心がある」とも受け取れます。

保護者全員に苦手意識を感じることなく、子ども達を共に育てていく気持ちを伝え続けてみてくださいね。

とはいえ、昨今中々話ができない、伝わらない保護者の方も見受けられます。

自分の中で背負いすぎず、大変な対応に関しては学校という組織全体で保護者対応を行うようにしてみてください。

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この記事を書いた人

gusare編集部です。
就活・仕事・転職・ビジネス等に関する情報を発信しています。
複数人での運営をしており、様々なジャンルでの記事を掲載しています。

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