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教員の休職中の過ごし方は?転職活動や副業はしてもいい?元教員が経験を元に解説!

こんにちは。「gusare」編集部です。

現在教員として働いている方の中には、様々な理由で休職をしている方もいらっしゃるかと思います。休職中の教員の中には、「教員の休職中の過ごし方はどのようにしたらいいのだろう?転職活動や副業はしてもいいのかな?」と疑問に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回の記事では、実際に教員として働いて休職もした経験を元に、教員の休職中の過ごし方はどのようにしたらいいのか、転職活動や副業はしてもいいのかについて具体的に解説させていただきます。

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目次

教員の休職中の過ごし方は?

教員が休職すると数ヶ月、人によっては数年仕事を休むことになります。そのため、長期にわたる休職期間をどのように過ごしたらいいのか悩む方も多いのではないでしょうか。

私は小学校教員として勤務していた時、何度か「病気休職」を取得した経験があります。

長い時は8ヶ月間ほど休職していましたが、何をして過ごしたらいいのかわからず戸惑うことがありました。

育児や介護、大学院修学などの事情で仕事を休む「自己都合休職」であれば、休職中にやるべきことがある程度はっきりしています。

しかし、病気休職は「休養」がメインで、他にやるべきことが決まっていないため、どのように過ごしたらいいか悩む方は多いと思われます。

病気休職を取得した場合は、まず休養に専念し、体力が回復してきたら好きなことに取り組んだり外出したりするのが一般的な流れです。休職中の転職活動や副業についても、本記事で解説するポイントを押さえれば問題なく取り組めます。

自己都合休職については、育児や介護、大学院修学など、本来の目的を果たしながら休職期間を過ごしましょう。病気休職と同様、転職活動や副業も可能です。

教員の自己都合休職については↓こちらの記事で詳細を解説していますので、合わせてチェックしてみてください。

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教員の休職から復職までの過ごし方

教員の休職中の過ごし方

それでは、教員が休職する時はどのように過ごしたらいいのでしょうか。

自己都合休職を取った場合の過ごし方はある程度決まっているため、ここでは病気休職について、休職期間中の過ごし方を解説します。

教員が病気休職を取得した場合は、以下の流れに沿って休職期間を過ごしましょう。

・まずは休養に専念する
・趣味や好きなことに取り組む
・学校や主治医に相談しながら復職の準備を進める

休職中はしっかりと体を休めて、復職に向けて焦らず準備を進めることが大切です。

まずは休養に専念する

教員が病気休職で休んだ時は、まず休養に専念しましょう。

教員は責任感の強い人が多い傾向にあるため「本当に仕事を休んでもいいのかな……。」と最初は不安になったり落ち込んだりするかもしれません。

ただ、病気休職を取るということは、それほど心身に不調が出ている証拠です。元気な状態で復帰するためにも、仕事は一旦忘れて体の回復に専念しましょう。

私の場合は、時間を気にせずたくさん寝て過ごしました。何もやる気が起きない時は無理せず家で過ごし、少し元気がある時に10〜20分ほど散歩をしていました。

休職中、どうしても仕事のことを考えてしまう時は、自分の気持ちを紙に書き出してみましょう。文字に起こすことで気持ちが整理され、少し不安が和らぐかもしれません。

趣味や好きなことに取り組む

徐々に体が回復してきたら、趣味や好きなことに取り組んでみてください。

この時も「何かしなければ」と義務感を持つのではなく、自分の好きなタイミングで好きなことをしましょう。

私は読書が趣味だったので、毎日本を読んで印象に残った文章をノートにまとめていました。また、外出する元気がある日は近所のスーパーで食材を購入し、お菓子作りもしていました。

復職後の生活に向けて体力をつけるために、軽めの運動をするのもおすすめです。

学校や主治医に相談しながら復職の準備を進める

復職の時期が近づいてきたら、学校や主治医に相談しながら準備を進めましょう。

休職期間が長引くと、その分復職にあたっての不安が出てくるかもしれません。少しでも安心して復職するためにも、疑問点は学校や主治医に質問して解消しておきましょう。

私の場合、病気休職を取得した原因の一つが職場の人間関係にあったため、管理職に相談して次年度の人事を調整してもらいました。また、復職後に体調が悪化した際の対処法について、主治医にアドバイスもいただきました。

このように不安材料をなくすことは大切ですが、それでも復職が難しい場合は休職期間の延長も検討してみてください。

教員が休職中に転職活動をすることはできる?

教員は、休職中でも転職活動ができます。ただし、以下の3点には気をつけましょう。

・転職活動をしていると周りに公言しない
・体調が回復してから転職活動を始める
・休職中であることが伝わると不利になる可能性がある

休職の種類によって、気をつけるべきポイントも変わります。それぞれ詳しく見ていきましょう。

教員の転職活動については↓こちらの記事でも解説しています。転職活動を始めるタイミングや転職時の注意点について解説していますので、休職中に転職を検討している方は合わせて参考にしてみてください。

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転職活動をしていると周りに公言しない

自己都合休職・病気休職いずれの場合も、転職活動中であることを周りに公言するのはおすすめしません。

教員の休職にはそれぞれ目的があり、いずれも休職後に復職することを前提としています。

そのため、転職活動をしていることが知れ渡ると、周りからの評価が下がり、学校・生徒・保護者との関係が悪化した状態で退職することになるかもしれません。

「転職活動のことをSNSで発信しない」「家族だけに伝える」など、情報管理を徹底した上で慎重に転職活動を進めましょう。

体調が回復してから転職活動を始める

病気休職を取得している場合、転職活動は体調が回復してから始めましょう。

心身が弱っていると冷静な判断ができず、自分に合った転職先を見つけられなくなる可能性があります。

また、無事に選考が進んでも面接日に体調を崩すと採用が見送られる場合もあるため、転職活動はできる限り体調が整ってから始めることが大切です。

休職中に転職活動を始めるべきか悩む方は、主治医に相談してみましょう。

主治医は、健康状態を把握しているため「転職しても大丈夫か」「どのタイミングで転職活動を始めるべきか」などのアドバイスをくれるかもしれません。

転職後も元気に働くために、体調の回復を優先してから転職活動を進めましょう。

休職中であることが伝わると不利になる可能性がある

病気休職中の転職活動では、応募先に休職中であることが伝わると不利になる可能性があります。

採用側からすると「採用しても休職するのでは」と懸念を抱いてしまうためです。

基本的に、休職中であることを応募先に伝える必要はありませんが、面接で聞かれた際は正直に答えるようにしましょう。

教員が休職中に副業をすることはできる?

休職の有無に関わらず、教員は一定の条件を満たすことで副業ができます。休職中の副業で気をつけるポイントは、以下の3つです。

・営利目的の副業は禁止されている
・確定申告が必要になる場合もある
・休職した本来の目的を優先する

教員の副業は処分を受ける可能性もあるため、十分に注意しましょう。

営利目的の副業は禁止されている

教員の副業は可能ですが、アルバイトや自ら店舗を構えて営業するなど、営利目的の副業は「地方公務員法」「教育公務員特例法」などで禁止されています。

ただし、以下の内容であれば教員でも副業ができます。

・教育関連の執筆や講演
・投資信託や株式投資などの資産運用
・フリマアプリを利用した不用品販売
・小規模の不動産投資
・小規模の農業

私の場合は、休職中に投資信託を購入して資産運用を行っていました。教育関連の副業をする場合は教育委員会から許可をもらう必要がありますが、資産運用は許可が不要なため気軽に始められます。

フリマアプリや不動産投資、農業については規模が大きくなると「事業」に該当し、副業として認められなくなるため注意しましょう。

なお「大学院修学」「国際貢献活動」で自己都合休職を取得する場合は、給料が支給されないため、一定の範囲内でアルバイトができます。

確定申告が必要になる場合もある

副業の所得が20万円を超えると、確定申告が必要になる場合があります。

確定申告とは、1年間の所得を計算・申告して所得税を納付する手続きのことです。

基本的に教員は、納税額を給料から天引きする「源泉徴収」の対象となっているため、確定申告の必要はありません。

しかし、副業の所得が20万円を超えると、自分で確定申告の手続きを進める必要があります。確定申告をしないと脱税になる可能性があるため、休職中に副業をする際は、年間の所得がいくらになるか計算しておきましょう。

ただし、フリマアプリでの不用品売買については「日常生活の必需品を」「一時的に取引した場合」であれば、確定申告が不要になることがあります。

休職した本来の目的を優先する

自己都合休職・病気休職いずれの場合でも、休職期間中は副業よりも本来の目的を優先しなければなりません。

たとえば、介護のために自己都合休職をしたのにもかかわらず、副業を優先して介護がおろそかになる事態は避けるべきです。病気休職の場合も、副業に力を入れすぎて体調を悪化させることがないよう気をつけましょう。

また、復職後も副業に取り組む場合は、本業に支障が出ないよう注意してください。副業のために授業や生徒指導で手を抜いてしまうと、周りからの印象が悪くなる可能性があります。

「教員の収入だけでは足りない」「もっと収入を増やしたい」という場合は、転職を視野に入れてみるのもおすすめです。

【まとめ】

教員の休職は「自己都合休職」「病気休職」の2つに分けられますが、特に病気休職の場合は休職期間中の過ごし方に悩む方が多いと思われます。

病気休職を取得した場合は、まず休養に専念し、徐々に体調が回復してきたら好きなことに取り組んでみましょう。復職時期が近づいてきたら、学校や主治医に相談して不安や疑問を解消することが大切です。

教員の休職中は転職活動・副業どちらもできますが、いくつか注意点もあります。

特に副業をする時は、処分を受けることにならないよう細心の注意を払いましょう。

本記事を参考に、休職期間中も有意義な時間を過ごしてください。

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この記事を書いた人

gusare編集部です。
就活・仕事・転職・ビジネス等に関する情報を発信しています。
複数人での運営をしており、様々なジャンルでの記事を掲載しています。

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