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教員が大きなミスをしないためには?ミスをしてしまった場合の対応方法も解説。

こんにちは。「gusare」編集部です。

現在教員として仕事をしている方の中には、「大きなミスをしてしまわないか不安……!」と感じている方もいらっしゃるかと思います。最近は教員が大きなミスをしてしまいニュースになるような事もよくあります。

今回の記事では、実際に教員として働いてきた経験を元に、教員が大きなミスをしないためにはどうしたらいいのか、大きなミスをしてしまったときはどうしたらいいのかについて具体的に解説させていただきます。

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目次

教員の大きなミスとは?

教員は他の仕事に比べて責任が重く、ミスをすることで重大な事態に発展する可能性があります。

たとえば、ある中学校の教員が生徒の成績・個人情報が書かれた資料を校内に置き忘れ、生徒十数人が見てしまったというニュースが最近ありました。

他にも、生徒への体罰含む不適切な指導によって、ニュースになったり教員が処分されたりしているケースもあります。

私は小学校教員として約5年勤務していましたが「大きなミスをしてしまった」と思う経験は何度かありました。たとえば、生徒にきつく叱ってしまい、保護者からのクレームが入った時などです。

また生徒の個人情報については、いつも慎重に扱っていました。個人情報の紛失は教員としての大きなミスで、場合によっては学校の責任が問われる可能性があります。

そのため、生徒がいる時間帯は個人情報を持ち出さない、持ち歩く際は手元から離さないなどを徹底し、できる限りミスしないように気をつけていました。

教員の仕事をしていると、ある程度ミスをするのは仕方がないことです。しかし「生徒の心身に影響すること」「個人情報の管理」は大きなミスにつながる可能性があるため、細心の注意を払う必要があります。

教員が大きなミスをしないためには?

教員が大きなミスをしないためには、どのような点に気をつけると良いのでしょうか。

大きなミスを防止するためには、以下の3つを心がけましょう。

・生徒の安全管理を徹底する
・個人情報は持ち歩かない
・どのような生徒に対しても冷静に対応する

上記を常に意識しておくと、重大な事態に発展することを防げるかもしれません。

生徒の安全管理を徹底する

まず、生徒の命に関わることには徹底的に配慮しましょう。

たとえば、休み時間に危ない場所で遊んでいないか、大きな怪我につながる遊び方をしていないかチェックし、必要に応じて指導したりクラス内のルールを作ったりします。

また、体育・図工・技術・家庭科などで使う道具も壊れていないか確認し、授業中に怪我をしないよう環境を整えましょう。

小・中学校では給食への配慮も必要です。どの生徒が何のアレルギーを持っているか把握し、誤って食べることがないよう指導する必要があります。

教員のミスで生徒が大怪我をしたり体調が悪くなったりした場合、生徒・保護者からの信用を失うかもしれません。「生徒の命を預かっている」という意識を持ち、細かく気を配りながら対処しましょう。

個人情報は持ち歩かない

少なくとも生徒がいる時間帯は、生徒の個人情報や成績が書かれた書類を持ち歩かないように心がけましょう。

どうしても持ち歩かなければならない場合は「手元から離さない」「目の届く場所に置く」などを徹底することが大切です。

個人情報が生徒の目に触れると、インターネット上で拡散されるおそれがあります。場合によっては、自分の個人情報を拡散された恐怖で、学校に来れなくなる生徒が出てくるかもしれません。

生徒の個人情報が書かれた書類は、できる限り持ち出さず職員室にある机の中に入れておきましょう。個人情報・成績を入力したデータが入っているUSBも同様です。

また、机には鍵をかけておくと、書類やデータの盗難を防げます。

どのような生徒に対しても冷静に対応する

中には、教員の注意・指導を聞き入れない生徒がいるかもしれません。そのような生徒に対して、感情的に怒鳴ったり手を上げたりしてしまうと、保護者からクレームが入るだけでなく、処分を受ける可能性があります。

大きなミスを防ぐためには、反抗的な生徒がいても冷静さを忘れずに対応しましょう。

おすすめの方法は、怒りを感じた時に6秒間心の中で数えることです。一般的に「怒りの感情のピークは長くても6秒」といわれています。この方法は、瞬間的な怒りを鎮めるのに効果的です。

また、気持ちが落ち着かない場合は一旦その場を離れてみる方法もあります。その場を離れる時は「このままだと先生はすごく怒ってしまいそうだから、5分だけ職員室に行ってくるね」と生徒に伝えてから移動しましょう。

生徒と離れている間に深呼吸をし、気持ちをリセットすることで冷静な対応ができるようになります。

教員が大きなミスをした時の対応方法は?

どれだけ問題が起きないように心がけていたとしても、時には大きなミスをすることがあるかもしれません。

そのような時は、次の方法を実践してみましょう。

・ミスをすぐに報告する
・ミスしたことを素直に謝る
・ミスした自分を過剰に責めない

大事なポイントは「ミスをそのままにしておかないこと」です。

それぞれ詳しく解説していきます。

ミスをすぐに報告する

教員の仕事でミスをすると「逃げ出したい」「バレたらどうしよう」など不安の気持ちからミスを隠したくなってしまいます。しかし、ミスしたことを放置すると事態が悪化して、取り返しがつかなくなるかもしれません。

私が教員の頃、保護者からのクレームが入った時は、恥ずかしさから誰にも相談できずにいました。ただ、学年主任が私のミスにすぐ気付いてくれたおかげで、その後の対応を間違えずに済みました。

あの時、ミスしたことを誰にも報告せず隠していたら、さらに生徒や保護者との関係が悪くなっていたかもしれません。

ミスをすると「怒られるのでは」「失望されるかも」と不安になり、報告することをためらってしまいます。しかし、落ち着いて次の対処法を考えるためにも、まずは先輩や管理職に相談しましょう。

ミスしたことを素直に謝る

教員の仕事で大きなミスをした時は、素直に謝ることも大切です。誠意を持って謝罪することで、不快にさせてしまった相手の怒りや不満を和らげたり、信頼関係を回復させたりできます。

謝る時のポイントは「言い訳をしないこと」です。自分のミスについて謝ったとしても「実はこういう事情が……。」「そういうつもりではなかった」と言い訳すると、さらに相手を不快にさせる可能性があります。

また、ミスをした場合はできる限り時間を空けずに謝ることも大切です。

私が生徒にきつく叱ってしまった時は、翌日の朝に「昨日は嫌な気持ちにさせてしまってごめんなさい」と謝ったところ、すぐに信頼関係を取り戻せました。

どんなに気をつけても、ミスをするのは仕方がないことです。ミスに気付いた時は自分への信頼や評価を下げないためにも、素直に謝りましょう。

ミスした自分を過剰に責めない

たしかに、教員の仕事でミスを避けることは重要です。しかし、ミスをした時に自分を過剰に責める必要はありません。

ミスしたことだけにとらわれてしまうと、マイナスの感情が大きくなって自信を失ったりストレスが増えたりする可能性があります。また、ミスをするのが怖くなって思うように仕事を進められなくなるかもしれません。

ミスをしてしまった時は、まずその事実を受け入れた上で、失敗した経験を次に生かすようにしましょう。

具体的には「ミスをする自分はダメな教員だ」と考えるのではなく「なぜミスをしたのか」「どうしたらミスを防げるのか」を冷静に分析します。

ミスした事実を客観的に見つめ直すことで、改善策や予防法を冷静に考えられます。

また、周りの教員に相談すると新たな気づきがあり、自分自身の成長につながるかもしれません。

まとめ

教員の仕事にミスはつきものです。しかし「生徒の心身に影響すること」「個人情報の管理」は大きなミスにつながる可能性があるため、細心の注意を払う必要があります。

大きなミスを防ぐためには、まず生徒の命に関わることに配慮することが大切です。「個人情報は持ち歩かない」「どのような生徒に対しても冷静に対応する」ことも心がけましょう。

それでもミスをしてしまった時は、すぐに報告したり素直に謝ったりすることで重大な事態への発展を防げます。

ミスした自分を過剰に責めないことも重要です。ミスした事実を客観的に分析し、自分の成長につなげましょう。

本記事を参考に、大きなミスを防ぐ対処法を実践してみてください。

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