こんにちは。「gusare」編集部です。
ニュースやSNSでもよく話題に上がる「ChatGPT」ですが、みなさんはどれくらい活用できていますか?
「ChatGPTは凄いと聞くけど、実際仕事でどう活用したらいいのかよく分からない……。」という方もいれば、「ChatGPTを活用して、仕事がめちゃくちゃ効率化された!」という方もいらっしゃるのではないかと思います。
ChatGPTは今までにないサービスだからこそ、活用方法が人それぞれで難しい部分もありますよね。
今回の記事では、そんなChatGPTの仕事での活用方法について、体験談をまとめてみました!
記事の内容は、↓こちらの動画でも解説しているので、合わせてチェックしてみてください!
ChatGPT、仕事でどう活用してる?
今回は、WEBアンケートにて15名の方に「ChatGPTを仕事でどう活用しているか」について質問してみました。
まず最初に、ChatGPTを仕事でどれくらい活用できているのか、↓の4つの選択肢の中から選んでもらいました。
・頻繁に活用している
・たまに活用している。
・あまり活用していない。
・全く活用していない。
次に、具体的な活用方法や、逆に活用できていない理由について記述式で回答をしてもらいました。
仕事で活用できている人の割合
最初に、ChatGPTをどれくらい仕事に活用できているのかについて、集計を集めた結果、下記のようになりました。
最も多かった回答は、「たまに活用している。」の7人で、次に多かったのが「全く活用していない」の4人、という結果になりました。
ここからは、それぞれの回答をした方達が、実際にどのように活用しているのか、もしくはなぜ活用できていないのか、について紹介していきます。
・頻繁に活用している。
【40代男性】IT業界 従業員800人程度
システムエンジニアなので、仕事の大半は文章を作成しています。そのため、出来上がった文章をとりあえずChatGPTにぶち込んで、「変なところ教えて」とでも言っておけば、文章的におかしいところを指摘してくれます。
文章を書くのにある程度慣れている人はいいとして、普段TwitteやLINEしかやらない新人は、本当に信じられないほど文章が下手糞です。そんな時、自分が手取り足取り教えるのではなく、「それChatGPTに入れてごらん」と教えてます。ChatGPTが吐き出した文章をさらに現実に照らし合わせて直さなきゃ使い物にならないのですが、新人が最初に書いた文章よりはずっとマシなので、助かってます。
【40代男性】学習塾 従業員10人程度
学習塾講師をしているが、生徒の保護者に配布する「塾内報(塾だより)」のネタ出しと原案作りにChatGPTを活用している。というのも、受験期や学校行事などのイベントがある時期は、取り上げるトピックが多くて、書くには困らないのだが、それ以外の「特に何もない時期」は書くネタがなくて本当に困る。そんなときは、ChatGPTにネタ出しを投げて、どの時期でも通用するような「当たり障りのない一般的な教育のネタ」と文章の原案を作ってもらう。これ以前は、ネタがなくて地獄の苦しみだったが、ChatGPTのおかげで無難なネタを大量生産できるので、作業がとても楽になって本当に助かっている。
・たまに活用している。
【50代男性】製造業 従業員1000人程度
定期的に回ってくる役員ミーティングや、朝礼での当番がありますが、その時に話をすることがなかなか思い付きません。こういうときに社会の情勢も含めて会社の状況、向かう方向性などあらゆる方向からスピーチをするときに活用させてもらっています。
【40代男性】製造業 従業員20000人程度
商品企画の仕事をしているので、アイデアを出す際や市場の動向などの下調べとしてChatGPTを使用することがある。ざっくばらんにアイデアを出していく土台として使うにはとても向いていると感じる一方、正確性には疑問があるので、精度を求められることには使いづらい。
【40代男性】不動産業 従業員15人程度
取り扱っている不動産エリアの特徴や魅力を発信するために、どのようなエリアなのかをまとめてもらいます。また、物件の特徴などをコメントとして掲載する際に、chatGPTにまとめてもらうことで時間短縮が出来ています。
【50代男性】個人事業主 リラクゼーション・物販
顧客の疑問や質問に対し、今までは自分の多少独断や偏見を含む、経験に基づく偏った対応をしていたと思うし、他人にアドバイスをもらっても多種多様な場合があり、どのような回答や対応が正解に近いのかが曖昧だったが、ChatGPTの対話システムを使う事で、適切な回答や対応のヒントになりました。
また羅列した長い説明の要約にも適切で便利でした。しかし業界のこれから動向や未来予測、特定のマニアックで専門的すぎる質問にはあまり的を得た回答が得られなかったです。まだ未来予測は少し苦手で、過去の情報やすでに出来上がった物をうまくまとめる能力は秀でていると思いました。
【40代女性】サブコン 従業員20人程度
ECサイト店名の候補 数秒で候補がたくさん出て店名が決まりました。
社外文書の作成案 入力の内容が悪いのか思っているのではなかったです。
日本語入力が勝手に置き換わる場合があり、翻訳がうまくいってない時もあります。
【40代男性】IT業界 従業員100人程度⇒10000人程度に出向中。
IT系なので結構細かいプログラムを作成するときにChatGPTを利用しています。
勤怠管理等で、細かい残業時間と給与計算を行うときの現在の労働基準法や労働契約法をディープラーニングさせて、それをベースに勤怠管理や予算管理を行うプログラムを作成しました。
そのプログラムは実際に営業サイドでも利用されていて、必要に応じてChatGPTの見積もり提案なども行えています。
そのため、エンジニアの稼働率が一時期70%~80%だったのが、今では外注含めて稼働率が95%を超えています。
【30代男性】金融業界 従業員200人程度
活用しています。メールの返信やお得意先の方への返信、カスタマーサービスの返信に関しての定型文を作っています。職員に応じて返信分が違うので、それを統一できてるのは他の方からするとクレームに繋がらないのが良いなと思います。
・あまり活用していない。
【40代女性】IT業界
新しいWebコンテンツをホームページなどにアップするとき、タイトルやリード文を100個ほど考えてもらい、会議で検討して最終的にみんなで(人が)決める。という試みを3回くらいやって、この手法は良さそうだね、となりました。
【20代男性】IT系 従業員100人程度
ユーザー向けに投げる文章を考えているのですが、いい表現が思いつかない時に使っていますね。aiが捻り出した文章を参考にして文章を組み立てていくという形をとっています。あくまで参考程度に使用していますね。
・全く活用していない。
【20代男性】メーカー 従業員100人程度
アナログな社風でaiやchatgptなどを業務に取り入れる可能性はほぼない。社長曰く、人間と人間がコミュニケーションを取る営業という分野の仕事に関しては、AIはまだ介入できるほど成長してはいないとのこと。
【40代男性】医療業界 従業員200人程度
ChatGPTを使用する際は入力データを学習されるリスクと、働いている会社自体に知っている人が少なく提案はしてみるが、分からないため反対という意見が多かったので導入や活用は出来ていないです。地方の方なので浸透していない印象をもっています。
【40代男性】自動車業界 従業員5000名以上
開発部門では活用は難しいと思われる。これは既存の社内の知識を生かす必要があるためです。只、社会動向や業界動向など日々のニュースから予測できるようになれば、新規プロジェクトの方向性を決定する一助となり得そうかと思います。もしくは単純作業を効率化するプログラムをつくるというのが近々では現実的かもしれないです。
【30代女性】法律事務所 従業員5人
職場では、ChatGPTの活用はしていません。なぜなら、使うことができないからです。
文章を書くことが弁護士の仕事ですが、その文章はクライアントそれぞれの事情をいれています。なのでAIが書けるような内容ではないと思います。
まとめ
インターネットの調査なので、回答者に偏りがある部分もあるかと思いますが、意外にも多くの方がChatGPTを実際の仕事でも活用しているようです。活用方法については、決まったものがあるわけではなく、業界や仕事内容に合わせてみなさん試行錯誤されているようですね。
ただ、やはり会社によってはChatGPTを全く活用できていない、という会社もあるようです。確かに、ChatGPT等のAIにはリスクのある部分があったり、状況によっては使いにくい場面もあったりはしますよね。
長文を読んでいただきありがとうございました。この記事で、少しでもChatGPTの仕事での活用イメージが湧いていれば幸いです!
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