こんにちは。「gusare」編集部です。
副業などで「ママワークス」や「クラウドワークス」の利用を検討している方もいらっしゃるかと思います。
その際に「ママワークスとクラウドワークスってどう違うの?」「自分にはどっちのサービスの方が合っているの?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、実際にママワークスやクラウドワークスを利用して仕事をした経験を元に、ママワークスとクラウドワークスそれぞれの特徴や違い、それぞれを実際に使ってみた体験談について解説させていただきます。
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ママワークスとクラウドワークスを使ってみた体験談
まずは時系列に沿って、筆者の実体験をご紹介します。
最初に登録したのは「クラウドワークス」でした。上の子が幼稚園に入った2022年の秋、夫の収入が急減。在宅で隙間時間にできる仕事を探し始めたのがきっかけです。
クラウドワークスでは受電型のテレオペとデータ入力の仕事を受注しました。受電業務は企業の電話窓口代行で、発信を伴わないため初心者向き。ただし時給は高くありませんでした。データ入力は経費レシートの内容をシステムに入力する作業で、単価が0.5円程度と内職に近く、生活の足しにはならなかったので早々に断念しました。それでも在宅ワークの第一歩としては良い経験になりました。
その後はクラウドワークス以外のサイトでも在宅の仕事を探し、2022年冬には出来高制の営業テレアポに挑戦しましたが、成果が出ず収入にはつながりませんでした。そこで2023年2月末には派遣会社に複数登録して外で働ける仕事を探し、同年4月下旬から10〜15時の時短派遣事務を本業としてスタート。幼稚園は延長しても16:30がお迎えの限界だったため17時まで働くのは難しく、収入不足を補うためお迎え後の夕方1時間でもできる在宅副業を探し、登録したのが「ママワークス」でした。
ママワークスではテレアポで採用されました。他の企業からも内定をいただき、在宅ママと企業を結びつけるママワークスの強みを実感しました。
※詳しい体験談はこちらにまとめています


一方、私は当時のクラウドワークスには、内職系の案件が中心という印象を持っていました。ライティングやデザインなどには興味も経験もなく、しばらく距離を置いていたのです。再び利用を始めたのは2024年7月。4月に派遣を退職し、副業だった投資を本業としてスタートしたものの、自治体から「投資は就労ではない」と判断され、娘の保育園を継続するためには月48時間以上の就労実績を確保する必要がありました。そこで再びクラウドワークスで仕事を探し始めたのです。
受注したのはネットショップの商品データ入力や画像加工の案件で、1件300円の出来高制。研修はクラウドワークスを通じて実施され、終了後は直接契約に移行する運用でした(※クラウドワークスではプラットフォーム外の直接契約は原則推奨されていません)。しかし、私が働きたい早朝の時間帯は作業枠がすぐ埋まってしまい、さらにPCの不調で画像処理が難しくなったこともあり、2025年2月頃に終了しました。
現在は本記事のようなライティングの継続案件に取り組んでいます。保育園継続のための書類提出に合わせて就労実績を積む目的で始めましたが、書くことの楽しさに目覚め、タスク案件をこなし、テストライティングにも積極的に応募するうちに、ライティングが私の副業のメインになりました。クラウドワークスには初心者を狙った外部誘導や高額講座への勧誘など、注意すべき案件も少なくありませんが、就労実績を作ることや隙間時間に匿名で軽作業を試せる点は大きなメリットであり、今でも感謝しています。
なお、ママワークスは現在求職中でなくても毎日スカウトメールが届くほど求人が活発です。今は本業に専念していますが、テレアポの経験があるため「やろうと思えばいつでも採用される」という安心感があると感じています。
ママワークスとクラウドワークスの違いは?

ここからは、両サービスの違いを4つの観点からまとめます。
それぞれのサービスの特徴
ママワークスは、在宅で働きたいママと企業を結びつける求人サイトに近いサービスです。運営会社(アイドマホールディングス)が企業開拓とサポートを行っているため、企業側の理解や受け皿が整っている印象です。応募時には実名で面談を経て企業と直接業務委託契約を結ぶのが一般的で、時給制の案件が多いのが特徴です。履歴書の提出を求められることもあります。出社を伴う求人もあり、「完全匿名・完全在宅」とは限りません。
クラウドワークスはプラットフォーム型で、ハンドルネームを使って匿名で仕事が受けられます。案件数が非常に多くジャンルも広い反面、玉石混交で個人対個人の取引が中心です。報酬から約2割のシステム利用料が引かれることを理解した上で利用する必要があります。仮払いによる安全網はありますが、外部誘導や高額講座勧誘など危うい案件もあり、利用者自身の見極めが求められます。
案件の内容や単価
ママワークスはテレアポ・事務サポート・営業支援など、未経験でも始めやすい実務案件が豊富です。短時間勤務の求人も多く、家庭との両立に適しています。単価は時給制が中心で、安定した収入を得やすい点が魅力です。
クラウドワークスはライティング、デザイン、プログラミング、レビュー、データ入力など幅広いジャンルの案件が揃っています。タスク形式の案件は低単価なものが多く、実績を積むための入り口として利用するのが現実的。継続案件や専門スキルを要する案件で単価を上げていくのが王道ですが、その分案件選びに労力がかかります。
案件の数や採用されやすさ
求人数は圧倒的にクラウドワークスが多いですが、その分応募者も多く競争が激しいため、プロフィールの充実や実績作りが欠かせません。
ママワークスは掲載案件数が限定的な一方、対象が明確(育児中のママ歓迎、特定時間帯歓迎など)で、条件が合えば採用までのスピードは早いです。私自身も「夕方1~2時間だけ」という条件でもスムーズに採用をいただくことができました。
サポート・契約の違い
ママワークスは企業側へのサポートを強みとしており、在宅ママと企業の接点をつくることに長けています。ただし、利用者全員に担当者が付くわけではなく、フォローの有無や質は案件や企業によってばらつきがあります。
クラウドワークスはプラットフォームと仮払い制度が安全網となっており、個別の細かなサポートは基本的にありません。また、規約上はマッチング後もクラウドワークス内で契約・決済を行う必要があり、プラットフォーム外での直接契約は推奨されていません。
ママワークスがオススメな方の特徴は?
- 安定した本業/副業として時給制で働きたい人:保育園などのために就労証明が必要なケースに向いています。
- 働ける時間帯が明確な人:時間指定の案件が多く、自分の希望とマッチしやすいです。
- コール・事務・営業支援など実務を生かしたい人:未経験からでも挑戦でき、成長のステップを踏めます。
- 企業と直接契約して腰を据えて働きたい人:面談を経て企業と直接業務委託契約を結ぶのが基本で、長期的な関係を築きやすいです。
筆者自身、在宅でできる副業としてママワークスを利用し経験を積むことで、自信につながりました。子どもが小さい時期でも、突然の発熱や行事への理解がある企業が多く、安心して働けました。
クラウドワークスがオススメな方の特徴は?
- 隙間時間に匿名で手軽にスキルを試したい人:ハンドルネームで応募でき、個人情報の公開を避けたい人に適しています。
- 幅広い案件から選んで経験値を積みたい人:案件数が多く、興味や得意分野に合わせて挑戦できます。
- 実績ゼロから少しずつキャリアを伸ばしたい人:タスク→テストライティング→継続案件と段階的にステップアップできます。
- 就労時間の積み上げが目的の人:保育園や各種証明、社会保険の加入条件など、一定時間の勤務実績を求められる場合に、低単価案件でも時間を稼ぐ手段として活用できます。
筆者はクラウドワークスではタスク案件から始め、納期を守り質の高い成果物を納品することでクライアントから評価され、継続案件や紹介を受けるようになりました。努力が報酬に直結しやすく、スキルアップと仕事の幅が広がるのを実感できる点が魅力です。ただし外部誘導や高額講座への勧誘など危うい案件に遭遇することもあるため、仮払い前に作業を始めない、連絡先交換を安易にしないなど基本的な自衛が必要です。報酬からシステム利用料(概ね2割前後)が差し引かれる点も踏まえて活用しましょう。
なお、クラウドワークスには高度なスキルを武器にフリーランス一本で生活している人もいますが、公式資料などを見る限りその割合は全体のごく一部。多くは副業として月数万円〜十数万円を得ている利用者が中心です。スキルや営業力があれば大きな収入も可能ですが、現実的には副業・実績づくりの場として使う人が大半だと感じます。
まとめ
ママワークスは、子育てや家事と両立しながら安定した収入を得るのに向いており、履歴書提出やオンライン面談を経て企業と直接契約、時給制の案件が中心です。就労証明が必要な人に心強い一方、在宅以外の求人もあり実名で応募する必要があります。
一方、クラウドワークスは匿名で登録でき、ライティングやデザインなど幅広い案件で経験を積める場です。タスク形式は低単価ながら実績づくりや就労時間の確保に役立ち、継続案件で単価アップも狙えますが、報酬の約2割が手数料として差し引かれ、危うい案件もあるため慎重な選別が必要です。
筆者はまずクラウドワークスで受電テレオペや内職に近いデータ入力など低単価の仕事からスタートしました。そこで「安定収入を得るには外で働くのが早い」と感じ、派遣会社に登録して時給1650円の事務職を経験。その後、夕方1時間だけの副業を探してママワークスで短時間テレアポ案件に採用され、企業と直接契約できる安心感とマッチング力を実感しました。さらに娘の保育園継続のため月48時間以上の就労が必要になった際には、再びクラウドワークスを活用。タスク案件で就労時間を積み上げながら、ライティング案件へ挑戦して現在の継続案件につながっています。結論として、安定と実務の積み上げを重視するならママワークス、間口の広さと経験値の拡張を重視するならクラウドワークスがおすすめです。目的やライフスタイルに応じて賢く使い分けることが、在宅ワークを長く続けるコツです。
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