こんにちは。「gusare」編集部です。
「就活失敗でフリーランスになるのは現実的なの?」
「就活失敗でフリーランスになるにはどうしたらいいの?」
このような悩みを抱えている学生の方も少なくないかと思います。
今回の記事では、現役フリーランスとして活動している私の経験も踏まえて、就活失敗でフリーランスになるメリットとデメリットや、就活失敗後にフリーランスになるための方法について解説していきます。
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就活失敗でフリーランスになるのは現実的?

近年では、「フリーランス」という働き方が少しずつ広がってきており、新卒でフリーランスになる方も少なからず増えてきました。
フリーランスになる場合、フリーターとは違い自身の努力次第で収入を増やしていくことも可能です。就職をするよりも、フリーランスになる方が魅力的に感じる学生もいらっしゃるでしょう。
「就活を失敗してしまったら、フリーランスとして働こうかな」
このように考える学生がいることは自然なことです。
一方で、フリーランスになる場合、当然ながら収入は保証されていません。フリーランスを名乗ることは誰でもできますが、それだけでは収入は得られず、ご飯を食べていくことができなくなります。
就活に失敗してフリーランスになる場合、一番に考える必要があるのは「果たして本当にフリーランスとしてやっていけるのかどうか」です。
フリーランスとして仕事を獲得し続けられなければ、結局は就職活動をしてどこかの会社に勤めなくてはいけません。
就活失敗でフリーランスになることは可能ですが、多くの方にとってハードルは高いというのも現実です。

現役フリーランスの筆者の場合
私の場合、新卒では普通に就活を行い、地元の企業に就職しました。
当時はフリーランスとしている方は珍しく、周りの同級生たちも普通に就活をして、どこかしらの企業に就職していきました。
その後、新卒で入社した会社で何年か働き、2回ほど転職も経験し、副業として取り組んでいたブログがきっかけでフリーランスとして独立、以後はマーケティング支援のクライアントワークも行うようになり現在に至ります。
私は会社員としての経験があったからこそ、クライアントの担当者の悩みが分かるようになりましたし、具体的なスキルやコミュニケーション能力も身に付いたと思っています。会社員では営業やマーケティングの仕事をしていたので、その経験が今のフリーランスとしての営業活動やマーケティング支援の仕事にも生かされていると感じています。
もし、一度も就職せずにフリーランスになっていたら、おそらく営業もできず、スキルや実績もなく、フリーターのような働き方になっていたのではと思います。
ただ、この例はあくまで私のケースなので、人によっては新卒でそのままフリーランスになる方が良い方もいらっしゃるでしょう。
就活失敗でフリーランスになるにはメリットもデメリットもあります。それぞれを理解した上で自己分析を行い、フリーランスになるべきかどうかを決めてみてください。
就活失敗でフリーランスになるメリット
まず、就活失敗でフリーランスになるメリットをいくつか紹介します。
最短でフリーランスとして独立できる。
就職をせずにフリーランスになることで、最短でフリーランスとして独立することができます。
「将来的には絶対フリーランスになりたい!」と考えているのであれば、会社員を経験せずともフリーランスとして独立し、経験を積んだ方が良いという考え方もあるでしょう。
フリーランスになると自分の努力次第で収入が変わってきますから、より責任感を持って仕事に取り組むことにも繋がります。
自身のなりたい職種や仕事を選びやすい。
就活を経て会社員になると、基本的には会社が求める職種や仕事をすることになります。
総合職として採用された場合、「マーケティングがしたかったけど営業になった」「興味のない商品の担当になった」ということは会社員ではあるあるです。
一方、フリーランスの場合は、自身でどんな商品を売っていくか選ぶことができます。デザインが好きな方はデザインを売れば良いですし、動画編集が好きな方は動画編集を売ればOKです。
もちろん、自分の選んだ商品が売れないと困るのは自分ですが、比較的自分の好きな職種や仕事が選べるというのはフリーランスの魅力の一つです。
地方でも全国を対象に仕事ができる。
フリーランスとして働く場合、仕事内容にもよりますが多くの場合は地方在住でも全国を対象に仕事ができます。
「デザイナー」「マーケター」「エンジニア」「ライター」「動画編集者」といった定番のフリーランス職であれば、働く場所に関わらず案件が獲得できれば仕事をすることが可能です。
「地元で働きたいけど、地元には良い就職先が無かった…。」という場合でも、フリーランスを仕事にすればやりたい仕事が地元でできる可能性があります。
就活失敗でフリーランスになるデメリット
次に、就活失敗でフリーランスになるデメリットについても紹介します。
新卒カードが使えなくなる。
新卒からフリーランスになろうとすると、いわゆる「新卒カード」が使えなくなります。
日本ではまだまだ新卒採用の文化が根強く、新卒であれば未経験の仕事に就くこともできますが、中途採用では未経験の仕事に転職することはなかなか難しいです。
「大手企業に就職してみたい」「未経験だけどやりたい仕事がある」という場合は、フリーランスになると新卒カードを捨てることになり、今後のキャリアで大手企業に入社したり、未経験の仕事に就いたりすることが難しくなる傾向があります。(もちろん、不可能という訳ではありませんが。)
フリーランスも失敗してしまう可能性がある。
就活失敗してフリーランスになったとしても、当然ながらフリーランスとしても失敗してしまう可能性もあります。
フリーランスとして活躍するためには、クライアントを見つけ、仕事を受けて成果を出し、十分な収入を得る必要があります。また、近年ではフリーランスが増えてきていますので、数多くいるライバルの中から自信を選んでもらい、継続的に仕事を受ける必要があります。
「フリーランス=自由」というイメージが強い方もいらっしゃるかもしれませんが、実際はそうではなく、多くの人にとっては会社員として生計を立てるよりもハードルが高いものです。会社員のデザイナーであればデザインの仕事を日々取り組めばよいですが、フリーランスであれば営業活動や経理の事務作業も自分自身で行わなければなりません。
社会人経験が全くない状態でフリーランスになることはかなりハードルが高いということは理解しておきましょう。
スキルや経験が限定的になる。
フリーランスとして働く場合、自身のスキルや経験が限定的になってしまう傾向があります。
会社員であれば、仕事の中で様々な業務を経験しますし、部署移動なども行われます。また、先輩の仕事を見ながら真似をすることも可能です。
一方でフリーランスとして働く場合、自分の武器となるスキルは磨かれますが、幅広い業務を受けることはあまりありません。例えば、動画編集者のフリーランスは、日々動画を編集するスキルが身に付きますが、それ以外のスキルはあまり身に付きません。
学生がフリーランスを目指す方法
ここまで、就活失敗でフリーランスとして働くメリットとデメリットを紹介いたしました。
これらのメリットとデメリットそれぞれを理解した上で、フリーランスとして働くべきか、一度就職を目指すべきか検討してみてください。
最後に、学生がフリーランスを目指すための方法について、4つのステップで紹介していきます。
①フリーランスになるためのスキルを身に付ける
まず最初に、フリーランスになるためのスキルを身に付けていく必要があります。
企業は実績もスキルもないフリーランスに仕事を発注しませんから、自分がどのスキルを身に付けてフリーランスとして仕事をするのか考える必要があるでしょう。
フリーランスとして人気のスキルとしては、下記のようなものがあります。
・プログラミング
・WEB制作
・デザイン
・SNS運用
・WEBマーケティング
・ライティング
・動画編集
・LINE構築
スキルによって合う合わないがあるので、 まずはスクールの無料体験を試してみたり、本やネットで独学で勉強してみたりしましょう。
オンラインスクールであれば、地方の方でもオンラインで学ぶことができるのでオススメです。
SHElikes:45種以上の職種スキルを定額で学び放題の女性向けキャリアスクール
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②学生のうちにフリーランスとして仕事を受ける
スキルがある程度身に付いたと感じたら、学生のうちにフリーランスとして仕事を受けてみましょう。
「卒業してから頑張ればいいや」と思っていると、実際にフリーランスになった後に苦労します。「そもそもフリーランスとして案件の獲得ができるか」や「どれくらいの単価の案件が獲得できるか」を知るためにも早めにチャレンジをして仕事を受けたほうが良いです。
「スキルはあるけれど仕事が獲得できない…!」
「仕事は獲得できるけど単価が低い…!」
「仕事が継続されなくてしんどい…!」
このような状況になるのはフリーランスのあるあるです。このような現実を乗り越えてやっと、フリーランスとして普通に活動ができるようになります。
近年ではフリーランスや複業向けに案件が獲得できるようなサービスも登場してきているので、このようなサービスには登録しておくことをオススメします。
<登録しておきたい複業・フリーランス向けサイト>
YOUTRUST:複業案件の募集情報や企業からのスカウトが届くキャリアSNS!
クラウドワークス:初心者向けの副業案件募集サイト
③仕事を量か単価を伸ばし生計が立てられるようになるまでを目指す
フリーランスとしてある程度仕事が獲得できるようになったら、仕事の量を増やすか、単価を上げるか、どちらかの方法で生計が立てられるように目指していきましょう。
フリーランスになりたての頃は、収入は月数千円や数万円程度であることがほとんどです。営業を頑張って実績が増えていくことで少しずつ収入が増え安定していきます。
フリーランスとしての仕事だけでは生計を立てることが難しい場合は、アルバイトの掛け持ちをしてみることも選択肢の一つです。生計を立てるためにはどれだけ収入が必要かを計算し、その計算を元にどのような仕事をするか考えてみてください。
クライアントワーク初心者の方はこちらの記事も参考にしてみてください。

④フリーランスが難しそうな場合、まずは就職してみることも検討する
最後に、「フリーランスになるのは自分には難しそうだった」とどこかで感じた場合、まずは就職してみることも検討してみてください。
卒業後今すぐにフリーランスになれなかったとしても、一度就職をして社会人経験やスキルを身に付けた後にフリーランスになることも可能です。
社会人を経験することで、基本的なビジネス能力が身に付きますし、職種によってはフリーランスになるためのスキルが給料を貰いながら獲得できます。
「今まで就活で失敗してきたから、就職は難しい…。」という場合でも、就活エージェントに相談してみると、ES作成や面接対策まで就活をサポートしてくれます。就活の時期を問わず無料でサポートが可能なので、お気軽に相談をしてみてください。
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まとめ
今回の記事では、就活失敗でフリーランスになるメリットやデメリット、実際に学生からフリーランスになる方法について解説いたしました。
就活失敗でフリーランスになることを考える学生の方も少なくないかとは思いますが、なかなかハードルが高いのも現実です。
ですが、しっかりと努力をすれば、不可能なことではありませんし、実際に新卒でフリーランスになる方も増えてきています。
現実を見ながらスキルを身に付け仕事を獲得し、フリーランスを目指してみてください。
もし「今の現状ではフリーランスになることは難しそう…。」という場合は、まずは就活を頑張って就職した後にフリーランスになることも検討してみてください。
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