こんにちは。「gusare」編集部です。
現在塾講師としてバイトをしている方や、塾講師のバイトに興味がある方の中には、「塾講師のバイトと就活の両立ってできるのかな……?」と不安を感じている方もいらっしゃるかと思います。
今回の記事では、実際に学生時代塾講師と就活を両立した経験を元に、塾講師と就活の両立はできるのか、両立するメリットとデメリットや、両立するためのコツ等について具体的に解説させていただきます。
塾講師と就活の両立はできるのか?
まずは、私自身の経歴を紹介させていただきます。
私は新卒5年目の社会人です。
大学時代に個別指導塾のアルバイト講師を4年間経験し、就活を経て別の個別指導塾の教室長として約2年間勤務しておりました。現在は転職し、教育系の企業でのんびりと働いております。
大学時代は塾講師をしながら就活をしていましたので、就活前は「塾講師と就活の両立ができるか不安だなあ」と感じていました。
ただ、実際に自分が塾講師と就活を両立してみて思ったのは、「塾講師と就活の両立はできる」ということです。また、教室長をしていて、学生の講師が就活をしている様子などを見ていましたが、みんな上手くシフトを組んで両立していたように思います。
もし、就活のために塾講師を辞めたいけれどなかなか辞められないという方は、↓こちらの記事も参考にしてみてください。
塾講師と就活を両立するメリットとデメリット
塾講師と就活の両立は難しくないとはいえ、実際に塾講師と就活の両立をする場合のメリット・デメリットにはどんなものがあるのでしょうか。メリット、デメリットをそれぞれ解説していきたいと思います。
塾講師と就活を両立する場合のメリット
1 収入を得ながら就活できる
まず、就活には思っているよりも費用がかかります。
就職みらい研究所の「【2024年卒 就職活動TOPIC】就職活動の費用は増加傾向 対面での選考増加が影響」によると、全国平均で就職活動の費用に82,905円かかっていることが分かります。
塾講師として働きながら収入を得て就活をすることで、経済的な不安は少しなくなるかもしれません。また、経済的な事情でバイトを辞めることが難しい人もいると思います。そのような場合には、教室長に事情を伝え、塾講師と就活を両立できるよう相談してみましょう。
2 就活の際に強みになる
次に、塾講師と就活を両立すると、就活の際に強みになることもあります。意外と就活ではバイトの勤続年数を見られることもあります。就活のためにバイトを辞める、というのも一つの選択肢ではありますが、塾講師を続けていることを強みとしてアピールしていくのもありかもしれません。
特に教育業界や人材業界を志望している場合は、「ガクチカ(学生時代に特に力をいれたこと)」としてPRできる可能性もあります。
3 生徒との話のタネになる
最後に、メリットという程ではないかもしれませんが、生徒との話のタネになることもあります。生徒から、「しゅうかつって何?」「どんなことをするの?」など、聞かれることもあります。(実際私も聞かれました)
就活の経験を通して生徒に教えられることも多くあると思いますし、逆に生徒から応援してもらえる場合もあると思います。
個人的には、先生が頑張っているところを生徒に見せるということも教育なのかなと思います。
塾講師と就活を両立する場合のデメリット
1 就活の様子が塾の人にバレてしまう
まず最初のデメリットは、自分の就活状況が周りにバレてしまうということです。塾のシフトに入った際に他の講師から「就活どう?」と聞かれたり、就活が長引いてなかなかシフトに入れなかったりすることもあります。そうすると、周りに就活状況を悟られてしまうため、それが嫌な方もいらっしゃると思います。
特に、就活があまり上手くいっていない場合や、周りが就職先の自慢などをしている場合は、少し引け目を感じることがあるかもしれません。
2 シフト等で教室長や周りの講師に気を遣う必要がある
次は、就活のために周囲に気を遣う必要があるということです。
就活時は突然面接や企業訪問が決まることも多くあります。その場合、シフト提出後に代わりの講師を探さないといけなかったり、欠席連絡をしないといけなかったりすることもあると思います。嫌な顔をせずに代わってくれる教室長や講師もいれば、校舎によっては周囲の人から嫌味を言われることがあるかもしれません
このように、教室長や周りの講師に気を遣わないといけないケースがあることも、就活と塾講師を両立するデメリットの1つかもしれません。
3 スケジュール管理や体調管理が大変
そして3つ目のデメリットは、自分自身の体調やスケジュールの管理をしっかりと行う必要があることです。就活をしながら塾講師も続けるとなると、かなりの体力と精神力、自己管理能力が必要になります。例えば、「塾のシフトを入れていたのを忘れていて、第一志望の会社の面談とダブルブッキングしていた」ということが無いようにしなければなりません。
自分の特性を考えて、両立ができるかを検討してみることをおすすめします。
塾講師と就活の両立をするコツ
それでは、メリットやデメリットを踏まえた上で、「塾講師と就活の両立をしたい!」と思っている方に向けて、塾講師と就活の両立をするためのコツについて解説していきたいと思います。
先輩講師にアドバイスをもらう。
まずは、先輩講師に就活時のアドバイスをもらいましょう。塾ごとに、就活時のシフトのルールは異なります。もし両立していた先輩がいれば、どのように両立していたのかを聞いてみましょう。
私の塾では、3年生の夏ごろからインターンなどで休む先輩が多くいたので、その時期は協力して2年生以下がシフトの穴を埋めて、自分たちが就活の時に後輩に助けてもらうというシステムがありました。このように、塾ごとに風土などがあると思いますので、それに従うことをおすすめします。
教室長に事前に相談しておく。
また、先輩講師に相談するだけではなく、教室長にも事前に相談しておきましょう。教室長としても、講師が就活でバイトにあまり入れないと分かっていれば、臨時で講師を増やしたり、別の講師に事前に頼んでおいたりなどの対策を取ることができます。
直前に言われると、教室長が困ってしまうこともあるので、就活が始まる1〜2カ月前には伝えておくと親切だと思います。
また、どれくらいの頻度でシフトに入れるのか、就活の具体的なスケジュールはいつ分かるのか、なども分かる範囲で伝えておくと丁寧です。特に、「就活と塾講師の両立はしたいが全くシフトに入れない可能性が高い」という場合は、早めに相談しておきましょう。
スケジュール管理ツールをフル活用する。
塾講師と就活を両立する場合、スケジュール管理は必要不可欠です。
手帳やスケジュールアプリ等を活用して、ダブルブッキングを防ぎましょう。
参考までに、私や友達が使っていたおすすめのスケジュール管理アイテムをご紹介したいと思います。
・絶対内定 就活手帳2024
これは、就活を本気でやって商社や銀行、大手メーカーなどを志望していた子が使っていたものです。電子版ではなく紙でスケジュール管理したい方にはおすすめです。
これは私が今でも使っているアプリです。目的ごとにカレンダーや色を分けたり、他の人と共有も出来たりするので非常に使いやすいです。
手帳、スケジュール、メモなどをまとめたい方におすすめです。大学時代に使っていましたが、周りの友達も結構使っていました。
言わずと知れたGoogleカレンダーは、非常に使いやすいです。特に、就活時にGmailを使っている人は、企業から面談日時が送られてくる際にGoogleカレンダーと連携されている場合もあります。自分で入力する手間も省けるので効率的です。
もし気になるものがあれば、是非使ってみてください。
【まとめ】
現在塾講師としてバイトをしている方や、塾講師のバイトに興味がある方の中には、「塾講師のバイトと就活の両立ってできるのかな……?」と不安を感じている方もいらっしゃるかと思います。ポイントをしっかり押さえれば、両立はそこまで難しくありません。生徒に実体験を伝えられることも教育者としては素晴らしいことだと思いますし、自信もつくと思うので、是非頑張って両立して欲しいと思います。
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