こんにちは。「gusare」編集部です。
現在、塾の教室長として働いている方の中には「自分は塾の教室長に向いてないかもしれない……。」と不安に感じている方もいらっしゃるかと思います。
今回の記事では、実際に塾の教室長として働いた後に転職をした経験を元に、塾の教室長に向いていない人の特徴や、向いていないと感じた時の対策方法について具体的に解説させていただきます。
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塾の教室長に向いてないかもしれない……!
私は新卒で個別指導塾の教室長候補として採用され、約4カ月の研修後に約2年間教室長として勤めていました。この2年の間に、何度も「私は教室長に向いていないかもしれない…」と思いました。
教室長の仕事はやりがいもあり、非常に楽しい職種ではあったのですが、自身の性格や特性的に「教室長という仕事は向いていないのかな…」と思っていました。
結局、私の場合は転職し、現在は別の業種で働いています。別の業種で働いてみて、「性格や特性に合っていて働きやすいな」と思う反面、教室長時代の充実したやりがいのある日々が懐かしく思える時もあります。
今回は、私と同じように「塾の教室長に向いていないかもしれない!」と思っている方に向けて、どのような人が塾の教室長に向いていないのか、また教室長に向いていないと思った時の対処法はあるのか、について解説していきたいと思います。
もし、「塾の教室長に向いているのかどうか、自分では判断するのが難しい……!」という方は、キャリアコーチングでプロからの客観的な意見を貰ってみるのもオススメです。転職サービスではないので、塾の教室長を続けたり、副業に力を入れたりする選択肢も含めてキャリアの相談が可能です。
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塾の教室長に向いてない人の特徴は?
まず始めに、塾の教室長に向いていない人の特徴4選をお伝えしていこうと思います。
実際に教室長として働いてみて分かったことや、周りで辞めていった同期や先輩などの共通点をお伝えします。
気持ちの切り替えが上手く出来ない人
教室長に向いていない人の特徴1つ目は、気持ちの切り替えが上手く出来ない人です。良い捉え方をすると、「感受性が豊かな人、周りの気持ちに深く共感出来る人」と言い換えられるかもしれません。
例えば、気持ちの切り替えが上手く出来ていない例としては、
•保護者からクレームを受けた時に、「怒られてしまった…」とずっと引きずって悲観的な気持ちになってしまう
•「本当は休みたいけれど、終わってない仕事休みの日にやっておいた方がいいかな…?」と考えて、気持ちが向かないまま休日出勤をしてしまう
などです。
教室長という仕事は、「ミスや失敗をしても次にどうするか」を考えることが求められる仕事だと思います。また、そのような前向きマインドを持つためには気持ちだけでなく、仕事とプライベートでの気持ちの切り替えも必要となります。どの場面においても、気持ちの切り替えが難しい人は教室長に向いていないかもしれません。
マルチタスクが苦手で完璧主義な人
教室長に向いていない人の特徴2つ目は、マルチタスクが苦手で完璧主義な人です。
良い捉え方をすると、「真面目で物事に対して真剣に取り組み、質の高いものを作り出せる人」とも言えるかもしれません。
多岐にわたる教室長の仕事をこなすためには、複数の業務を同時並行でそつなくこなせる力が必要です。業務の優先順位を明確にしてだいたいの仕事を合格ラインまで持っていくことが出来る人、もしくは「やらない」・「必要ない」業務を割り切れる人は、問題なく教室長という仕事を全う出来ると思います。
一方で、マルチタスクが苦手で完璧を求める人は、業務の優先順位がつけられず、1つ1つの業務遂行に時間がかかります。その状態が続くと、仕事が終わらず長時間勤務になってしまったり、「教室長に向いていない」と感じたりすることもあるかもしれません。
周りに頼ることが出来ない人
教室長に向いていない人の特徴3つ目は、周りに頼ることが出来ない人です。
良い捉え方をすると、「責任感が強く、周りに迷惑をかけずに自分の仕事を全うしようとする人」「何でもある程度自分で出来てしまうスキルがあり、周りに頼らずとも成功してきた人」は教室長に向いていないかもしれません。
教室長の仕事は膨大で、どれだけマルチタスクが得意でも1人で全て行うことは困難です。
その時に、自分一人で抱え込まず、周りに仕事を上手く割り振ったり、自分より得意な人に任せたりすることが出来る人であれば、無理なく教室運営をすることが出来ます。
一方で、周りに頼ることが出来ない人は、膨大な業務を自分だけでこなそうとします。
初めは何とかこなせていけたとしても、その状態が続くと、仕事が終わらず長時間勤務になってしまうことも多いです。
そうなると、今まで自分だけでこなせていた仕事がこなせなくなったり、人に迷惑をかけていると感じたりして、「教室長に向いていない」と感じることもあるかもしれません。
営業的観点が持てない人
教室長に向いていない人の特徴4つ目は、営業的観点が持てない人です。
良い捉え方をすると、「教育に真摯に向き合っている人」「お金を度外視して勉強で困っている生徒を助けたいと思っている人」も教室長に向いていないかもしれません。
教室長という仕事は、教育業であると同時にサービス業でもあります。また、講師職というよりは管理職や営業職に近い職種でもあります。そのため、教室の売上目標に向けて行動したり、生徒数を増やす施策を行ったりして教室運営が継続的に滞りなく行える経済状況を作り出さなければなりません。
営業的観点が持てない人は、教室経営が上手く行かなくなったり、教室が赤字になったりしてしまうことがあります。
そのような事態に陥ってしまうと、「教室長に向いていない」と感じることもあるかもしれません。
↓こちらの記事では教室長のノルマについて解説しています。教室長のノルマについてお悩みの方はぜひ合わせてチェックしてみてください。
塾の教室長に向いてないと感じた時の対策方法
ここからは、「塾の教室長に向いてないかも…!」と感じた時の対策方法について解説したいと思います。
周りの人を頼る。
まずは、当たり前のことかもしれませんが、周りの人をたくさん頼りましょう。
「教室長に向いてないかも…」と思ったら、自分のどのような部分が教室長に向いてないと思うのかを明確にして、それを解決してくれそうな人に相談してみましょう。
教室長の周りには、
・近隣の教室長
・同期
・エリアマネージャー
・他エリアで活躍している人
・校舎内の社員
・アルバイトスタッフ
・事務員さん
・生徒・保護者
・近所の方
・家族
・友人
など、多くの人がいます。
例えば、「気持ちの切り替えが上手くいかなくて悩んでいる」や「営業的観点が持てなくて悩んでいる」という悩みがあるのであれば、社内の相談しやすい同期や先輩、上司などに相談してみましょう。意外と他の人も同じようなことで困っていて、解決策を一緒に見つけられる場合もあります。
その他、「複数の業務をこなしきれなくて辛い思いをしている」のであれば、校舎内での業務は他の社員やアルバイトスタッフにお願いするなど、校舎内で業務を割り振りましょう。
(割り振った後は、感謝の気持ちを伝えることを忘れずに…!)
実際に私は手が回らなかった本棚の整理や自転車の整列を、休憩中の生徒に頼むこともありました(嫌だという子には頼まないようにしていましたが、意外とノリノリでやってくれる子もいます笑)
どんな悩みでも、人に相談すると案外シンプルに解決することが多いです。ひとりで抱え込まずに、まずは話しやすい人に相談してみましょう。
「やりたい」・「向いている」・「得意な」仕事だけ出来るような仕組みを作る。
次に、自分が苦手な仕事やマイナスな気持ちになる仕事を極力減らすことを検討してみてはいかがでしょうか。「教室長に向いていない」と思うのは、自分が「やりたくない」「苦手な」仕事に多くの時間を割かれていて、自分の実力を発揮しきれていないからだとも考えられます。
「教室長に向いていない!」と感じないようにするためには、自分は「何がやりたくないのか」「何が苦手なのか」を明確にし、その仕事を極力やらなくて済むような仕組みを作ることが大切だと思います。
例えば、事務作業が苦手なのであれば、
・事務員を雇う。
・アルバイトスタッフに時給を出してやってもらう。
・事務作業を効率化出来るツールを導入する。
また、営業活動をあまりしたくないのであれば、
・既存の塾生が紹介してくれる仕組みを作る。
・入塾時に購入必須だと説明しておき、以後の営業活動をしなくても時期になったら保護者が自動的に購入してくれる仕組みを作る。
・会社の目標を達成しつつ黒字化出来るラインをクリアすることだけを目指す。
など、出来る範囲で仕組み作りをしていくことで、やりたくない、向いていない仕事を極力避けるのもひとつの手です。
もちろん、会社の規定などで不可能なこともあるとは思います。ただ、マイナス面を出来るだけ削ることで、自分が本当に「やりたい」「向いている」「得意な」仕事に時間をかけることも出来るかもしれません。
自分の性格や特性を生かせる仕事への転職を検討する。
それでも、「教室長が向いていない…!」と悩んでいる方は、転職活動をしてみることをおすすめします。同期や先輩を見ていると、転職して別職種で働いてみたら「教室長時代は社会人に向いていないと思っていた。だけど、転職したら仕事が苦じゃなくなった!」ということがよくあるようです。自分の性格や特性を生かせる仕事を新たに探してみるのも良いかもしれません。
また、個人的な感想ですが、教室長として勤務されている方は総じて能力が高い印象があります。その高い能力を別のフィールドで生かすことも視野に入れても良いのかなと思います。
最近は登録しておくだけでも様々な企業からスカウトが届くような転職サービスもあるので、すぐに転職を検討していない方にもオススメです。
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↓こちらの記事では、塾の教室長を辞めたいと感じる方向けに辞める流れや注意点を解説しています。合わせてチェックしてみてください。
塾の教室長にオススメな転職エージェント
もし、「自分は塾の教室長に向いていないかも……。」と感じた場合は、転職エージェントに相談してみるのもオススメです。
教室長よりも自分に合った仕事が見つかるかもしれませんし、転職活動をしてみることで教室長の仕事の魅力を再認識できることもあったりします。
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転職サイトとは違い、個別面談をした上で求人を紹介してくれたり、書類・面接対策などのサポートが充実しているのが特徴です。転職活動の経験が少ない方でも丁寧にサポートをしてくれるのが魅力ですね。転職を少しでも考えている方や、効率よく転職活動をしたい方にはオススメです。
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自分の経歴や希望する業界などに合わせて最適な転職エージェントを紹介してくれるため、より親身に自分に合った転職活動をサポートしてくれるのが魅力です。
【まとめ】
塾の教室長として働いている方の中には「自分は塾の教室長に向いてないかもしれない…。」と不安に思う方もいらっしゃるかと思います。
もちろん、教室長という仕事に向き・不向きはあると思いますが、出来るだけ人を頼りながら、自分が活躍できる場を多く作っていただけたら嬉しいです。もし現在の職場でそれが難しいようであれば、自分の性格や特性に合った別の仕事を探してみてもいいかもしれません。
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