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教育業界は人手不足なのか?実際に働いてみた経験を元に解説!

こんにちは。「gusare」編集部です。

これから教育業界への就活や転職を検討している方の中には、「教育業界って人手不足だったりするのかな……?」と疑問に思っている方もいらっしゃるかと思います。

今回の記事では、実際に教育業界へ就職した経験を元に、教育業界は人手不足なのかどうかについて具体的に解説させていただきます。

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目次

教育業界は人手不足なのか?

まずは、記事を書いている私の経歴を紹介させていただきます。

私は新卒5年目になる社会人です。

大学の教育学部で小学校、中学校、高校全ての教職免許を取得し、就活を経て現在は教育関係の一般企業で働いております。

大学時代から教育畑で過ごしてきた身として、実際のところ「教育業界が人手不足なのかどうか」を解説していきたいと思います。

ひと口に教育業界と言っても、様々な企業があります。

一例としては、

•私立学校
•学習塾
•予備校などの学習支援機関
•語学
•資格スクール
•教育教材
•コンテンツ開発企業

などです。

業種によっては人材が豊富なところもあるかと思いますが、私自身、仕事をしている中で実感するのは、やはり「教育業界は人材不足である」ということです。

教育業界への就職・転職難易度は?

前述したように、教育業界は全体的に人材不足なので、就活や転職で教育業界に入ることは難しくないと思います。

実際、私の会社の同期や先輩の中には、

•施工管理者
•コールセンターのオペレーター
•飲食店の店長や社員
•外資系企業の営業マン

などの他業種から転職してきた方がたくさんいらっしゃいます。

特に、学校関係や学習塾•予備校などの学習支援機関は、人材不足に悩まされているところが多いと聞きます。

(私も友人の教員から、「人が足りないから私立高校の先生にならないか」というお誘いを受けたこともあります)

上記の業界が人手不足になりがちな理由としては、

①激務で残業時間が増えがちであること
②休みが取りづらいこと
③生徒の将来を背負う責任が大きいこと
④職種が細かく分類されておらず、1人で行う業務内容が多岐にわたること
⑤給与が他業種と比べると安いこと

などが挙げられると思います。

そのため、ライフワークバランスが崩れてしまったり、仕事の理想と現実のギャップに苦しんだりしてしまう人が多く、人材が定着しづらい環境であるとも言えます。

ただ、これは事前情報無しで教育業界に飛び込んだ場合に起こることが多いため、きちんとデメリットも分かった上で就職した方や、ある程度社会人経験がある方であれば、やりがいを持って楽しく働ける環境であると思います。

また、教育業界の良いところは、「生徒のために頑張りたい」という心があれば、特別なスキルや資格が無くても未経験からでも仕事が出来るところです。

もちろん、常に勉強してスキルを磨いたり、資格を取ったりすることは求められますが、「近い将来取れればOK」という会社も多いです。

次に、「教育業界にチャレンジしてみたいけど人材不足な業界だと聞くし、不安がある…」という方に向けて、新卒で入る場合と転職する場合のポイントをお伝えします。

新卒で教育業界に就職する場合

「教育業界に就職してみたい!」という学生の皆さんへお伝えするポイントとして3つお伝えしたいと思います。

①自分に向いていそうな職種を選ぶこと

例えば、忙しくても生徒さんと関わることが好きな方は講師職を選んだり、出来るだけ融通が効いて休みが取りたい方は事務職を選んだりするなど、自分の理想に近い職種を選ぶことが大切だと思います。

②教育業界で何がしたいのかを明確にすること

教育業界で、「自分は何を成し遂げたいのか」「何をやるために会社に入るのか」を明確にしておくと、働くモチベーションになると思います。

例えば、「生徒さんを全員志望校に合格させる!」など仕事に関わることでももちろん良いですし、「稼いで推しのライブに行けるようにする!」というような趣味やプライベートでの目標でも良いと思います。

③福利厚生や給与面で納得出来る会社を選ぶこと

就職活動の際は、精神論的なことだけでなく、待遇面を見るのも大切だと思います。実際の働く時間帯や給与、有休消化率などもしっかり確認し、納得した上で就職することをおすすめします。

社会人になってからの仕事や生活については、なかなか分かりづらいところもあると思うので、周りの先輩などに求人票を見てもらってアドバイスをもらうのも良いと思います。

教育業界に転職する場合

「教育業界へ転職してみたい」という社会人の皆さんへお伝えするポイントとしては、次のような3つのポイントがあります。

①子ども向け以外の教育業界にも目を向けること

最初の「教育業界は人手不足なのか?」の見出しでお伝えした教育の仕事以外にも、社会人向けの資格スクールや社内研修を行う企業などの仕事も、教育業界に分類されます。

上記の仕事は社会人経験を積んでいるからこそ選べるという面もあり、他業界での社会人経験が転職に有利に働くメリットもあると思います。

②同期や先輩が社会人経験が浅い可能性があること

教育業界は人材不足な会社も多いため、同期や先輩が自分よりも年下ということも起こり得ます。

長い間社会人経験があり、特に役職などに就いていた方は少しギャップを感じる可能性もありますので注意が必要です。ただ、若くして意欲も実績も役職もある方の話が聞けるというのは、逆に捉えると新しいアイデアや価値観に出会えるということでもあります。

そのような環境を楽しめる方は教育業界に向いていると思います。

③同期や上司とのコミュニケーションの取り方に注意すること

実際働いている中で強く感じるのが、コミュニケーションの取り方の重要性です。

スキルが高く、社内で活躍されていた方でも、物言いがきつかったり、あまりコミュニケーションを取らなかったりする方は敬遠される傾向にあります。

特に、近年の教育業界はサービス業色が強くなってきているため、適切な対人関係が築けるかどうか、というのは、ほとんどの場合必須スキルとして挙げられます。

周りの人との調和や気遣いを重んじる風潮がある会社も多いため、志望する企業の雰囲気をチェックしてから転職されることをおすすめします。

実際に教育業界で働いてみた感想。

実際、私が教育業界で働いてみて良かったことはたくさんあります。強いて言うなら、

•やりがいや喜びが大きいこと
•同期や上司が優しいこと

が大きいと思います。

新人研修の時に上司から、「教育の仕事は、9割がしんどくて1割が本当に楽しい。その1割は生徒や保護者から感謝された時だ。」と言われたことがあります。

実際仕事をしていて、生徒さんや保護者の方から「ありがとう」の言葉をいただいた時は、何物にも代え難い喜びを感じます。(これがちょっと中毒性があります笑)

また、教育業界の同期や上司は仕事で困っていることだけでなく、プライベートの悩みなども親身になって話を聞いてくれる方が多いです。建設的なアドバイスをくれることも多いので、個人的にはそれも教育業界の良いところだと感じます。

一方で、教育業界で働いてみて、ネガティブに思う点は、大きく2つあります。

•人材不足の業種や職種で働くと、1人あたりの業務量が多すぎること
•「やりがい搾取」が行われやすいこと

教育業界の中でも人材不足の業種や職種に就いてしまうと、軽い研修や引き継ぎの後、すぐに全部の業務を自分でやらなければならないこともあります。慣れない仕事で業務量が多いと、必然的に業務時間や残業時間が増えてしまうので、精神的•身体的にしんどくなり、辞めていく同期や先輩を何人も見てきました。

加えて、やはり根が真面目で優しい方が多いので、「生徒のために!」「仕事だからやらないと!」という精神で無償で身を削る方も多くいらっしゃるのが現状です。会社や学校側もそれを上手く使って運営しているところは否めないので、その部分がいわゆる「ブラックさ」に繋がっているのかなと感じる時もあります。

このようなマイナスやミスマッチを避けるためにも、就活や転職の際にはしっかりと下調べをして業種や職種を選び、数社を比較検討した上で入社されることを強くおすすめします。

【まとめ】

「教育業界は人材不足なのかな…?」と心配になっている方も多いと思います。

実際、「人手不足ではない」と言ったら嘘になりますが、しっかりと下調べをして業種や職種を選べば、やりたいことが出来て楽しく長く働ける業界だと思います。

また、近年は少子化が懸念されていますが、子どもの数と反比例的に子ども1人にかける教育費は年々増えていると言われており、他業界との連携も強くなってきています。

業界の将来性を考えても、就職や転職の際にも安心して飛び込めるのかな、とは個人的には思います。

皆さんと一緒に教育業界で働けるのを楽しみにしています。

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複数人での運営をしており、様々なジャンルでの記事を掲載しています。

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