こんにちは。「gusare」編集部です。
文系の方の就職先として定番なのが「営業職」です。「文系の就職先は営業しかない」みたいなことも言われてしまうくらい、多くの方が文系学部から営業職として就職をしていると思います。(自分自身もまさにそうで、新卒では文系から営業職になりました。)
今回の記事では、実際に文系から営業職として働いた経験を元に、文系から営業職になると後悔するのかどうかや、文系から営業職になって良かったポイント等について解説させていただきます。
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文系で営業になると後悔するのか?
僕自身、大学では文系の学部で、卒業後は営業職として働いていました。
もともとは、コミュニケーション能力に自信もないし、大変そうなイメージもあって、「営業の仕事は嫌だなぁ」という気持ちもありました。
ですが、就活で営業の仕事について勉強したり、実際に営業の仕事をしている先輩の話を聞いたりしていく中で、「営業の仕事も悪くないな」と思うようになり、営業の仕事を第一志望として就活をしていくことに。
そして、実際に営業として仕事をしていく中で、「やっぱり営業は大変だなぁ……。」と感じることはしばしばありましたが、だからと言って文系で営業になって後悔したことはありません。新卒での選択肢としては良い仕事を選んだなと今でも思っています。
ただ、やっぱり営業の仕事は大変なことも多く、人によっては就職後後悔してしまうことも少なくありません。
今回の記事では、実際に文系から営業になって働いていた経験を元に、文系で営業になって後悔しがちなポイントや、逆に文系から営業になって良かったポイントの双方について解説していきます。
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文系で営業になると後悔しがちなポイント
まずは、文系で営業になると後悔しがちなポイントについて解説していきます。
ノルマが厳しい傾向がある。
やはり、文系から営業になって後悔しがちな一番なポイントは厳しいノルマの存在でしょう。
ノルマがどれだけ厳しいかはもちろん企業によって変わってきますが、多くの企業では去年より今年の方が売り上げが増えるように、先月より来月売り上げが増えるようにノルマが設定されていきます。
「大手企業に入ればノルマなんてないんじゃないの?勝手に商品が売れそうだし」みたいなイメージがある方もいらっしゃるかもしれませんが、現実的には大手企業でもノルマは厳しかったりしますし、元々売れている商品をさらに売れるように営業をするのはかなり大変です。
営業職以外の事務職や研究職・開発職などは売り上げへのノルマが無いことがほとんどなので、他の職種の人がのほほんと目の前の仕事だけをしているのを見ると、「営業になるんじゃなかったなぁ」と後悔してしまうこともあるでしょう。
人間関係が体育会系だったりする。
また、先ほどのノルマの話とも関連しますが、営業職はどうしても体育会系な人間関係になってしまいがちです。
部活動みたいな感じで、上司や先輩が偉くて意見を言ったり逆らったりすることは許されない、という雰囲気がある職場もかなり多いと思います。(もちろん、全ての職場の営業部が体育会系という訳ではありません。)
そして、ノルマが達成できていないと上から詰められたり、職場でできない奴としていじられてしまったりすることもあります。
体育会系の雰囲気が苦手な方は文系から営業になると後悔してしまいがちです。
商材が合わないと精神的にしんどい。
次に、営業の仕事は商材が合わないとかなり精神的にしんどくなってしまいがちです。
自分が好きな商品や、自分がオススメできる商品であれば営業をして商品を売ることによってお客さんの役に立つことができますが、自分がその商材の良さを分かっていない状態だと営業を頑張れば頑張るほど騙し売りをしているような気持になってしまいます。
また、自分が好きな商材であっても、会社の考え方によっては無理にでも商品を売る文化があったりするケースもあります。自分の仕事がお客さんの役に立っていないと感じると、やはり営業の仕事がしんどくなり後悔してしまいがちです。
営業職以外に転職しにくくなる。
最後に、営業職以外に転職がしにくくなるというのも文系から営業になると後悔しがちなポイントです。
営業の仕事が嫌になった場合、多くの方は営業以外の仕事に転職をしようと転職活動をするかと思います。
ですが、「元々プログラミングができる」「簿記や会計の資格を持っている」といったスキルを持っている方以外は営業以外の仕事に転職することが現実的になかなかできません。
文系から営業になった場合、大学で特別なスキルや資格を身に付けたわけではなく営業になったケースが多いと思いますので、やはり営業を辞めたいと思っても他の仕事を見つけるのがかなり難しくなると思います。
「何かしらのスキルを身に付けて、営業以外の仕事がしたい……!」という方は↓こちらの記事も合わせて参考にしてみてください。
文系で営業職をやってよかったポイント
いろいろと文系から営業になると後悔しがちなポイントについて紹介していきましたが、営業の仕事は嫌な事ばかりではありません。営業職は大変な部分も多いですが、やっておいて良かったなと感じる部分も多くあります。
ここからは、文系で営業職をやってよかったポイントについて解説させていただきます。
コミュニケーション能力が身に付く
まずは、コミュニケーション能力が身に付くのが文系で営業職をやって良かったなと感じたポイントです。
営業職の仕事では、毎日のように何人ものお客さんと話すことになります。そして、年齢や性別も違う様々なお客さんとビジネスの話をしていくことになります。
日々誰かと話すことを仕事にしていると、相手の話を聞いたり、自分の意見を伝えたりといったコミュニケーション能力が自然と身に付いてきます。
「コミュニケーション能力なんてあってもなくてもどっちでもいいだろう」という考え方もありますが、仕事をしていくうえではどんな職業でもコミュニケーション能力が重要です。パソコンに向かってプログラミングをするエンジニアであっても、上司や同僚とのコミュニケーションは必須でしょう。
ビジネスの基本が身に付く
また、営業職の仕事は他の仕事に比べるとビジネス的な考えが身に付きやすい仕事だと思っています。
先ほどノルマの話をしましたが、営業職は会社の売り上げに責任を持つ仕事です。「どうやったら会社の売り上げを上げることができるか」「どうやったらお客さんの役に立つことができるか」ということを常に考え続ける仕事でもあります。
これはビジネスの基本で、この考え方ができないと会社を成長させたりお客さんの役に立ったりすることはできないでしょう。営業職以外のマーケティング職や商品開発職でも重要な考え方なのですが、営業の仕事経験が無いと中々身に付かない考え方でもあります。
さらに、もし会社を辞めて独立したり起業したりしようと考える場合でも、営業の経験はかなり役に立つはずです。「プログラミング」のような分かりやすいスキルではないですが、営業スキルや経験はビジネスの基本で様々な場面で役立つスキルです。
需要が高く他の会社でも評価されやすい。
最後に、営業の仕事は需要が高くて他の会社でも評価されやすいというのも文系から営業の仕事をするのに魅力的なポイントです。
営業は大変な部分も多いですが、成果を出せば評価もされやすく、多くの企業から需要が高い職種です。
また、営業以外の仕事では特定の業界以外への転職が難しかったりするケースもありますが、営業職であれば今まで働いていた会社とは違う業界の会社への転職もそこまで難しくはありません。
先ほど文系から営業職になると後悔しがちなポイントを解説しましたが、これらのポイントは会社によって程度がかなり変わってきます。「この会社はちょっと嫌だなぁ」と思ったら、他の会社に転職しやすいのも営業職の魅力だと個人的には思っています。
まとめ
今回の記事では、文系で営業職になると後悔してしまうのかどうかについて、具体的に後悔しがちなポイントやよかったポイントを踏まえて解説させていただきました。
個人的には文系で営業職の経験ができて良かったなとは思っていますが、もし「営業職は自分には合っていなさそう……。」と感じた場合は、他のスキルを身に付ける等をして営業職以外で働けるように工夫していきましょう。
↓こちらの記事では、営業職からマーケティング職に異動した体験談を紹介しています。営業以外の仕事に興味がある方はぜひ合わせて参考にしてみてください。
年齢を重ねれば重ねるほど他の職種には転職しにくくなるので、若いうちにスキルを身につけておくことをオススメします。
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